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最近の旅行記録とともに、以前訪れた場所の写真などを紹介し、見つけた面白いもの・鉄道・化石などについて記します。

6月末に名古屋に行ってきました その2

2023年07月09日 | 鉄道

 今回は、いつもにも増してウザイから、お暇な方だけ読んでいただきたい。

 翌日親戚の法事に出て、帰途に着いた。帰りの切符は1610発の「のぞみ41号」指定席を取ってあった。少し早い目に名古屋駅に着き、定刻発車。名古屋では、特に山口県の大雨に着いてのアナウンスはなかったと思う。新大阪に着くまでは概ねダイヤ通りの運行(新大阪1700着)だったが、新大阪に着く前に「広島から先の運転を見合わせている」という車内放送があった。実はすでに名古屋を出る頃には止まっていたのだった。言ってくれたら旅行を取りやめた、というわけではないが。
 乗っている「のぞみ41号」が発車できないまま20分ほど経過。隣の線に後続の広島までの「のぞみ75号」が入ってきた。「自由席の方は、のぞみ75号への乗り換えをご検討ください」という放送が入る。広島止まりの列車を先行させる可能性があるのか?と勝手に考えた。広島駅はすでにホームがいっぱいで後続の列車を入れにくくなっているだろうから、広島止まりの列車を入れて速やかに折り返すのかなと思ったのだ。そこで、「のぞみ75号」の自由席に移動した。同じホームの対向ではなく隣のホームだったから、階段の下り・上りが必要だったが、自由席の2号車にいくとまだ座ることができた。案内放送は具体的なことを言わないから乗客は戸惑っていて、逆に75号から降りる人もいた。しばらく待つと、乗っていた41号が出て行くではないか!「判断ミス」だったようだ。数分後に75号もゆっくりと出発したが、恐れていた通り新神戸に入るのには随分時間がかかった。姫路・岡山でも駅の手間で「前が混んでいる」という停車を繰り返した。

4 山陽新幹線から見た晴れ間 2023.7.1

 岡山駅で自由席に乗り込んでくる乗客が多くて何でだろうと思っていた。1時間半程度の遅れで広島着。車内案内でははっきりしたことを言わない。次第に晴れ間が出てきて、スマホの降雨状況でも山口県の雨が上がったことがわかった。先行きは明るいが、日が暮れてきた。到着した広島駅の下りホームは大混乱。すでに対向ホームの博多方面ゆき列車(臨時らしくて列車番号等の掲示がない)にみなさん乗り込んでいて、先頭側(自由席側)はデッキまで満員であり、乗れそうにない。しかし後方を見るとやや空いているから、結局15号車に乗り込んだ。新幹線列車は長い。扱いは臨時列車、グリーン車以外は全部自由席となっていた。15号車は3列席(A・B・C)の中央にわずかに空席がある程度。なんとかその一つに座ることができた。20時過ぎであるが、乗客を載せるという扱いをしている以上、今日中の到着は間違いないし、座れたし、帰りの車内で食べようと思って弁当・水を持っていたから、ストレスは少ない。この時点でやっと安心したのだ。間もなく発車。
 ところで、車内で運行状況をスマホで見ていて、意外なことを知った。私が大阪で離れた「のぞみ41号」は、その後岡山で運行が打ち切られた。その客が75号にたくさん移ってきたのだった。もしあのまま乗っていても75号に岡山で乗り換えて広島に着いただろうが、座れなかった可能性が高い。「判断ミス」と思ったのが結果としては「正解」だったことになる。鉄道マニアとしては自慢できる判断ではないが。
 広島・博多間の列車は、16両編成、臨時列車のようで多くの駅に停車した。新下関などには止まらなかったようだ。広島で乗車する時も小倉で下車した時も側面の電光掲示が消えていたが、小倉を出る時の列車を見ると、12号車の列車番号が点き、その番号は、「ひかり623」となっていた。

5 小倉駅に停車する臨時列車 側面の掲示が消えている 2023.7.1 2120ごろ

6 小倉駅を出発する上の列車 「ひかり623」という表示がある。 2023.7.1 2120ごろ

 上の二枚の写真は同じ客車の同じ位置を撮ったものだが、下はすでに発車・走行している。車両番号も同じだから間違いなくこの間に点灯したのだ。この列車番号「ひかり623」は時刻表にない。600番台のはじめの方は新大阪・鹿児島中央間の「みずほ」に使われているが、編成両数が異なるから無関係。631号から669号ぐらいまでは、東京・新大阪間(一部名古屋まで)の東海道新幹線部分に使われるが、やはり無関係。というより、小倉を通る「ひかり」を名乗る定期・不定期列車は非常に少ない(たぶん朝の2本)から、もしかしたらレアな写真かもしれない。
 結局小倉に2120ごろ到着。持っていた指定席切符の表示から2時間少しの遅れである。改札窓口が混んでいる。JRの特急列車は、2時間以上の遅れがあった時に特急料金の払い戻しがあるから、それを求めて長蛇の列ができている。そこではその場で払戻を受けられるのだが、鉄道マニアとしては、ただでさえ遅くなったのに長い列に並ぶのは不正解と知っている。改札の「係員のいる出口」に行って、遅延証明を切符に記録してもらって、持ち帰れば、1年以内にどこの駅でも(切符によっては購入した旅行社で)払い戻してもらえる。

7 「事故払戻」角印を押した乗車券 2023.7.1 小倉駅

8 角印(画像処理した) 2023.7.1 小倉駅

 角印の内容は上段から「事故払戻」「2023.7.1」「JR西日本」「小倉駅4」画像処理で、黒色の文字を灰色に変更した。
 特急料金の2時間払戻ルールは学生時代に時刻表を見て知っていた。ただし私の持っていたのは企画商品の一種「ビジネスパック」であるから、特急料金は時刻表掲示のものより安い。しかも払い戻しは駅ではなく、それを発行した旅行社である。名古屋・小倉間の「のぞみ」指定席特急料金は、6,990円。それよりも低い金額となる。いくら返してもらえるか楽しみ。この時、窓口で「事故払戻」印をもらったら、「自動改札を通って出てくれ」と言われた。改札機を通った切符が手元に戻るかが心配になるが、ちゃんと出てきた。
 2150発の北九州モノレールに乗車。とにかく、2220ごろという生活時間内に家に帰ることができたのだからありがたい。駅員さんたちの取り扱いも、やや情報伝達が遅いが、なかなかのものであった。特に「のぞみ」の一部を岡山で打ち切るというのは相当な英断であろう。広島までの切符で乗った乗客は不愉快だっただろうな。

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