■ショパンが見た 「 平均律」・アナリーゼ講座 第 4 回 ■
~ Chopin が書き込んだ Pや PPが、意味するものとは~
平均律 第 1巻 第 4番 前奏曲とフーガ cis-moll
2012.6.18 中村洋子
★Chopin が平均律曲集に書き込みました dynamics のとおりに、
演奏しますと、PやPPが多いことに、驚かされます。
Chopin の P、PP は、「 音の弱さ 」を示すのではありません。
実は、最も緊迫する曲の頂点を 「 P、PP で表現する 」作曲家
だったのです。
★解説書などには、 「 4番のフーガのテーマは、
十字架の形をしている 」 などと、衒学的な説明がされています。
“ はたして、子供に弾かせていいのかしら? ” と、
躊躇される先生もいらっしゃるかもしれません。
しかし、そうではありません。
★Bach はこの前奏曲を、「 フリーデマン (長男) のための
クラヴィーア小曲集 」に収録し、10歳前後の子供たちに
弾かせていたのです。
★また、Beethoven が、この第 4番から何を学び、
「 月光ソナタ 」 を創作する際の、滋養としたか、
についても解説いたします。
★Bartok バルトーク の平均律校訂版とも、比較し、
この二人の大作曲家がどのように演奏したかについても、
ご説明いたします。
★この素晴らしい4番 cis-Moll を、ただ崇めるだけではなく、
飾らない等身大の、本当の魅力を、分かりやすくお話いたします。
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■日 時:2012年 7月 16日 (月・祝) 午後 2時00分~午後4時 30分
■会 場 :カワイミュージックスクールみなとみらい
横浜市西区みなとみらい4-7-1 M.M.MID.SQUARE 3F
( みなとみらい駅『出口1番』出て目の前の高層ビル3F )
■会 費 : 3,150円 ( 要予約 ) Tel.045-261-7323 横浜事務所
Tel.045-227-1051 みなとみらい直通
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