信念を貫けるか、空気に飲まれるか?
去年の終戦記念日に放送したドラマの再編集版だそう。国として間違った方向に進む原動力となった大本営発表。それを読んでいたアナウンサーにスポットを当てたという視点は素晴らしかったと思う。当時のメディアとしてのラジオの力はものすごかったし、国全体をアジテートできる効力感もたまらなかったはず。ただそこで立ち止まれた主人公の葛藤には共感できる。会社や社会の正しいと、自分の信じる道。ここまで極端じゃないけど、重なる部分はあるよな。ただ元がドラマだからなのか、スケールが小さくて盛り上がりには欠けた。