今日のエンドロール

10点満点の採点つきで年間約120本。観る前も観たあともクスッと笑えるレビューをお届けします。

笑いのカイブツ 6

2024-01-10 15:37:05 | ノーヒットノーラン
気持ちはわかるけど。
伝説のハガキ職人と言われた(と言っても若い子だけど)ツチヤタカユキさんの
自伝小説の映画化。ケータイ大喜利やANNとかにネタを送るために、四六時中ネタを考え、人生全てをそこにかけた「笑いのカイブツ」に取り憑かれた男の物語だ。
中学時代は勉強せずに近いことをやり、オトナになってもその世界に関わってきたので、岡崎天音演じるツチヤに共感できる部分はたくさんある。ただ、あそこまで人間関係不器用だとしんどいし、救いがなさすぎてしんどい。
印象に残ったのは夢破れボロボロで大阪に帰ってきたツチヤに友達がかけた一言「お前をこんなにしたのは世間で、お前がやりたいんはその世間を笑わせることなんだかからなぁ。」沁みたわ。その矛盾とどう向き合うか、自分も答えが出せていない。
コメント
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