のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

絆、団結、輪、そして佛心

2009年05月05日 | 近隣スケッチ
毎年、春の連休はホラ貝と鈴の音に導かれ、
地域最大の民俗行事と呼ばれる大師講の巡行が行われます。

(大師講についてはこちら、あるいはこちら

今年は講中(組合)ができてから201年目にあたるそうで、
隣の集落の柳戸地区が結願区。
わが家から谷津に下りて行ったところに位置する弘誓院が
その会場で、集落の住民はほぼ総出。
そのほかに数百人の講員・見学者が集まりました。

田植えで忙しい時期に
なぜ地域ぐるみのこんな行事がとも思えますが、
連休中に田植えというのはここ数十年の話。

組合を構成する集落の範囲が手賀沼流域とほぼ一致する
ことと考え合わせると、
組合設立当初は一種の水利組合のような性格があって、
これから始まる田植えの際に地域で交流を深めて
不要な水争いを避けようという社会システムだったのではないか
なんて仮説がたてられそうです。



200年も続いている行事ですが、
運営する単位組合の母体は各集落。
その集落組織が姿を変えようとしています。
はたしてこれまでと同様な形で存続していけるのか。
心なしか、結願行事に集まった人たちの数も
以前より少くなってきたような…

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