のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

サンバー三羽ガラス踊るサンバ

2010年01月31日 | 農のあれこれ
軽トラックにもダンプシリーズがあります。
わが家でも剪定枝や切り株の運搬に軽ダンプを使ってきました。
が、さすがに14年物になりますとあちこち故障してきまして、
整備工場からそろそろ無理という最終宣告。

ならば新車に変えようとD社とSBR社の軽ダンプを比較検討し、
SBR社製の軽ダンプを購入しました。写真の右側の車。
ちなみに中央は普通の軽トラック。左側は軽バン。
みなSBR製。軽商用車の3台そろい踏みです。

T社の子会社となってSBR社の軽自動車は
3年後?には生産終了予定とか。
すると今回が最終モデル。
基本的なつくりは同じですが、最終モデルは顔が少し変わっています。

駆動方式がRRのSBR社の軽商用車は他のメーカーにはない独自の構造で、
運転席でのエンジン音が小さいとか、
空荷のときでも走行が安定しているとか、いろいろと利点があって、
運送業のAK帽社も会社として採用しています。
今回のメーカー側の生産終了方針には
あちこちから生産継続の要望が寄せられているようです。

ナシ農家仲間でも何人もがSBR社の軽トラックを代々使ってきたのに
生産終了の方針が発表された以降は、
新車に更新する際にはD社製を選ぶ農家がでています。
先に行ってのメーカー側のサービスに対する不安があるというのです。
そういう風潮があるなかで、なぜあえてSBR社製なのかといえば…

              

これまでのわが家の軽ダンプ界では最大シェアを誇るD社製でした。
(上の写真の一番右側の車)
ホイスト方式(荷台を持ち上げる油圧方式)は直押式といって
一本の油圧ポンプでもって持ち上げる方式。
荷台が普通のトラックと同じ形態で荷台の高さも低く、
たいへん使いやすかったのですが、
ちょっと重い荷物を積むと持ち上がらないという非力さが課題でした。
それにたまたまわが家の車がそうだったと思うのですが、
ときどき荷台が持ち上がったまま降りてこないという
原因不明の故障を抱えていました。

             

             

そこで、新車はホイストは直押式でなくリンクアーム式に
というのが第一条件でした。
上の写真で上が直押す式、下がリンクアーム式。

ところがリンクアーム式にすると
荷台の鉄板が厚くなり(それだけ大きな荷重でもOK)、
荷台の床の高さも高くなります。
いつもダンプとして使うなら荷台が高い方が荷物を排出した際も
都合がいいのですが、
普段使いは普通のトラックとしてとなると、
できるだけ低い方が好都合。

リンクアーム式で荷台の床の高さが低いのはSBR社製。
D社はダンプ駆動がPTO駆動油圧方式を選べるのですが、
そこまでのダンプ能力は必要ないだろうということで、
電動モーター駆動油圧方式を選択。
わが家では代々SBR社製の商用車を使ってきたからという理由も
心のどこかにあったかもしれません。

納車されてちょっとがっかりしたのはシートがビニール製だったこと。
野外作業車ですから汚れをふき取るのに楽だという利点もあるのですが、
やはりもっと良いシートの方がよかった。
でもこれはメーカー側の責任ではなく、
注文時に指定しておけばよかったこと。
ダンプの荷台を取り付けるベース車両はベーシック版。
それをデラックス版車両にしておけばよかっただけのこと。
荷台の構造に気を取られていて、ここまで気が回りませんでした。

冬に害虫を懲らしめるためのペットボトル

2010年01月30日 | 梨の虫
乳白色の液体の入ったペットボトルがわが家の新兵器。

栽培指導機関による防除暦によると、
春先あるいは晩秋にハーベストオイルを散布することで
越冬しているハダニ類、カイガラムシを防除するとあります。

ハーベストオイルの有効成分はマシン油。
害虫を油皮膜で覆い物理的に窒息させようというもので、
天敵におよぼす悪影響、薬剤抵抗性、作物残留性問題などの
薬害の心配が少ない薬剤なんですが、
周辺に住宅地や葉物野菜畑などがあってまわりに飛散した場合には
油剤であるがゆえの困ったことが。
ナシ園の立地条件によっては使えない状況もあります。



ハーベストオイルを使わなくなったためだけではないでしょうが、
最近、カイガラムシの被害があちこちで見られるようになっています。
夏季に使える薬剤もあるのはあるのですが、
タイミングが合わないと効果が期待できません。
やっぱりマシン油が必要ということで
剪定作業中に被害を見つけた時に小さな背負い散布機で
散布しているナシ仲間が出てきました。

わが家では背負い散布機でも面倒だなということで、
スプレーでやってみようと採用したのが
ペットボトルの空きボトル+100円ショップのスプレー口。

手先で散布するので風が吹いていると自分も油剤がかかってしまうこともあり、
100円ショップのスプレー口では霧状に噴出しにくいという欠点が…

枯れ木に花咲かせ、鬼神の目に涙

2010年01月28日 | わが家の時時
柿本人麻呂、山部赤人、紀貫之、在原業平等と並ぶ歌人で、
その腕前は枯れた草木に花を咲かせ、
鬼神の目にも涙を浮かばせるほどとか。

歌人西行の生涯を追いながら詠んだ和歌を観賞する
というような物語のようです。
鎌倉期以降につくられた『西行物語』を現代語訳して、
解説を加えている新書です。

学校で西行法師という名は習いましたが、
『西行物語』という古典があるとは知りませんでした。
目次をめくると、伊勢参拝とか、熊野巡礼、
東下り、四国渡海といった項目が並んでいます。
昨年末、伊勢、熊野に出向き、
次は四国かと思っていましたのでつい買ってしまいました。
「旅する、詠む、恋する…そして死ぬ」というキャッチコピーにも
捕まってしまいました。

歌を鑑賞するだけの力量はありませんが、
西行の生涯はたいへん興味深いものでした。

ご承知の通り、もとは宮中を守る北面の武士であったものが妻子を捨て、
旅をしながら仏法と和歌の道に励む放浪詩人。

時は、前九年・後三年の役、保元・平治の乱、源平合戦の時代。
平清盛、源頼朝、藤原秀衡といった権力者たちから尊敬と好意を寄せられ、
怨霊となったといわれる崇徳天皇とも関係が深く、
源義経とも接点があったのではないかとも推測できるそうです。
かと思うと、遊女とたわむれ、老女となった宮廷美女たちとデートを楽しみ、
文覚のような荒法師と堂々と対峙し、
捨てたはずの妻子のことも配慮するというような
そして、歌の通りに極楽往生した最期。

<願はくは 花のもとにて 春死なむ その如月の 望月の頃>

いわば、融通無碍な生涯。

がんばらないで自由に生きるという西行的生き方は
その後の芸術家たちに影響を与えたといわれます。
松尾芭蕉に『奥の細道』へ旅立たせ、高杉晋作には<東行>と号させています。
大河ドラマの題材に取り上げることもできそうです。

この『西行物語』は早い段階から絵巻物とされ、
異本も数多く出ているというほどの人気のある物語だったようですが、
戦後は大手出版社の古典文学全集にもまったく収録されていない
というのも興味深い話です。


たまたま大きな書店内をぶらぶらしていたときに見つけました。
ネット通販で書物を入手できるようになり、
街中から書店がどんどん姿を消しているといいますが、
こういう書物との出会いがある本屋さんは大事です。


【新訳】西行物語 がんばらないで自由に生きる  訳;宮下隆二
PHP研究所 2008年12月 800円+税 
「わかりやすい新訳で読む古典の名著」シリーズ 新書版

陽の春すすむ

2010年01月26日 | ネイチャースケッチ
この写真は説明がないと分からないかもしれません。
普段は薄暗い林の奥まで陽が差し込んでいるという図のつもりです。
下の方の四角い箱のようなものは軽バンの影です。

冬至からひと月あまり。
夕方は5時過ぎまで作業ができるようになりました。
先日の大寒のころから暖かい日もあって陽の光は春めいています。

今後3カ月の長期予報や桜の開花予想も出されたと報じられていました。
それによると暖かな春になるといいます。
年末年始が寒かったもののここ数日の気温をみてもそんな予感がします。

春が暖かい、桜が早いというのは喜ばしいことかもしれませんが、
冬の作業を抱えている果樹農家とすれば
作業を追いかけられることになります。

これまでいくら寒くても、これからの時期が暖かければ開花は早まります。
むしろ寒さをきちんとあたっていますので、
休眠打破がしっかり働き、順調に開花するのでしょうねえ。

今夜も煙が目にしみる

2010年01月25日 | 冬の梨畑
気温のアップダウンがあるもののお天気が続いていますので
大きな遅れもなく剪定作業が進んでいます。
ということは、例年通り、
剪定枝の処理の課題を抱えているというわけです。

昨年は剪定枝を粉砕したものを堆肥化できないかと
一部、試験をしたりしましたものですから、
実はシーズン初めに
作業効率のよい粉砕機チッパーの導入も検討していました。

(剪定枝の堆肥化の結果についてはこちらで現在試験中

しかし、新規の粉砕機は100万円以上の投資となるものですから躊躇してしまい、
今年もドラム缶で焼却、消し炭を畑に還元する方法を採用しています。

毎日、時には2時間以上の時間をかけて、
その日に剪定した分を処分しています。
乾燥注意報発令下ですから風の強さをみながらですが。

焼却しながら、この炎、この熱量を
ただ星空に吸収させてしまうのはもったいないなあ。
冬の間、毎日、燃やすのだから、
この熱でお湯を沸かして暖房用として利用できないか、
なんて、つい考えてしまいます。

そのお湯をビニールハウスの中をめぐらせれば
何かの促成栽培に利用できないか。
もちろん、温度調節できませんし、
朝まで燃やしているわけではありませんので、
トマトとか敏感な野菜はできませんし、時間もありません。

屋内で使うのではないのでやぼったくてもいいのですが、
お湯をめぐらせるような薪ボイラーはないでしょうかねえ。
自作でもできそうですが。

ハイチに思うこと

2010年01月22日 | 農のあれこれ
カリブ海の島国ハイチでは地震により数十万人という人が亡くなり、
国民の多くが今後しばらく自立した生活ができないと推測されるようです。
なぜここまで大きな被害になったかということについて
世界の最貧国だからとか、建築物が耐震構造ではなかったからとか
いろいろ言われていますが、
首都への過度の人口集中も原因の一つのようです。

なぜ都市に人口集中してしまったか。
農村で生活できなくなってしまったから。
それはなぜかといえば、
ハイチの農業が存続できなかったから。

ある時期に米国資本に支配され、貿易が自由化。
自給用の食糧を生産する農業は存続できなくなり、
結局、国内農業自体が失われてしまったといいます。

わが国でも農村人口は高齢化、減少し、
都市部周辺ににどんどん人口が集中しています。
いま首都圏に大地震がおきたならどうなるか。
食糧は海外から買えばいいということの危うさは
防災上からもいえそうです。

豊かな農地が残るいまならまだ間に合う気がします。

キャビンなしトラクターの田んぼ日和

2010年01月19日 | 今年の米づくり
大寒を迎えるというのに
ここ数日、3月並み、4月並みという気温になるといいます。
雨も少ないこの時期に田んぼの砕土作業をしようと
まずはトラクターの準備です。

わが家のメインのトラクターは高床にも低床にもなるアップダウン式。
ナシ棚下の草刈り作業用に低床にしてあったものを上げ、
キャノピー(屋根)をつけて田んぼ仕様に変身です。

キャビン内の運転席なら寒い西風が吹いていても快適ですが、
わが家のトラクターは吹きさらし。
でも屋根をつけるだけでも何もないのとでは大違い。

昨夜は納得米プロジェクトの新年度初会合。
エンジンオイルも交換して、さあ、田仕事も始まります。

黒酢米人気でくず大豆不足

2010年01月18日 | 農のあれこれ
有機質肥料の材料として
今年も野田の生産組合からくず大豆を分けてもらってきました。
写真に写っているものですべてです。
多い年には200袋、300袋という量ですが、今年は60袋あまり。

大豆の出来がよかったこともあったようですが、
近所から堆肥の積み込み資材にしたいという引き合いが
何件もあったといいます。
先日のモミガラと同様、身近な有機質への注目が広まってきたようです。

特に野田市は有機農業を農政の柱として位置づけ、
昨年は水田への農薬散布のかわりに黒酢を散布しています。
美味しくなったという評判もあり
直売所の米の売り上げが前年の3倍になっているという話も聞きました。
そんなまちの雰囲気もあって有機質原料が見直されているようです。

わが家の近所の豆腐屋さんも不景気から減産を余儀なくされ、
出てくるオカラの量も減っているといいます。
わが家の施肥体系も
近い将来には再構築しなければならない事態になるかも…

Plant Protection

2010年01月17日 | 農のあれこれ
先週の13日、柏市の指導農業士の皆さんと
牛久市にある「日本植物防疫協会研究所」を訪れてきました。
写真は試験圃場。冬のため作物の姿は見られません。

植物防疫(Plant Protection)って何?と思われるかもしれません。
前身は「農薬協会」と説明するとお分かりいただけるでしょうか。

農薬メーカーの出資による社団法人で、
牛久市にあるのはその研究所。
主に農作物の病害虫を対象にした薬効薬害試験をしています。
平成20年度には
殺菌剤関係の新農薬実用化試験、防除資材基礎試験等で467件。
殺虫剤関係で794件の受託試験を行っているといいます。

食品への残留農薬や農薬の飛散(ドリフト)が社会問題化しました。
昨年春にはミツバチ減少への農薬の影響が話題となりました。
営農現場からみると
農薬規制がすすめば使用できる農薬が限られ、
病害虫の薬剤抵抗性の発達に対する懸念もたかまります。

農薬データベース基地としての
当研究所もますます忙しくなるのかもしれません。

ところで、近くに「日本植物調節剤研究協会」研究所という施設があります。
あちらも農薬メーカーと深いかかわりがあると思われますが、
こちらが殺菌剤・殺虫剤に対して、あちらは除草剤・生育調節剤を扱っているとか。

わからないと思うべきか、面白いと思うべきか。

作業用手袋事情その2

2010年01月16日 | 梨の道具


ナシの剪定作業用の手袋に革手袋以外にいいものがないかと
買いまわったものの第二段です。

素材はポリウレタン。
まだ、数日しか使用していませんが、
先日のニトリルゴムよりも強度はあるようです。
フィット感はニトリルゴムの方があります。
価格は3倍以上です。
ホームセンターで1双、980円しました。
ニトリルゴム製よりも3倍持ってもらわないと困ります。

ポリウレタンの性質をネット上で調べてみると、
「ポリウレタン素材は、加水分解 や 空気中の窒素酸化物、汗などの塩分、
紫外線などの影響で徐々に分解され劣化します。
劣化はその素材が製造されてから始まり、
耐用年数は3~5年程度と考えるのが良いでしょう。」
とあります。
寿命が短いとはいえ、
3年は耐用年数があるというのですから問題ないでしょう。

ただ、フィット感が皮手袋並ですから
ニトリルゴム製を使用した後ですと
細かな指先の作業がいま一つ。
はてさて、最終評価はどうなりますか。

近頃流行る手袋

2010年01月12日 | 梨の道具
             

手袋は農作業の必需品。
手軽に使うには綿製の軍手、力仕事には革手袋、
水仕事にはビニール手袋と様々な手袋を使い分けていますが、
そんな手袋界において新参者?が席巻し始めているようなのです。

掌と指に薄いゴムがコーティングされていて、
これまでも似たようなものはありましたが、
違いはゴムの素材のようです。

これまでの天然ゴム(ラテックス)でなく、
ニトリルゴムというもの。
「油に強く、滑りにくい」
「ゴムがダブルコーティングされて丈夫」
「ビニール手袋よりも薄くてやわらかいため、
長時間のご利用でも手が疲れにくい」…
等の特徴が謳われています。

これまで、剪定時には豚皮の革手袋を使っていました。
手になじんで手が冷たくもならず愛用してきましたが、
やはり相対的に高価。
耐久性も個体差があって、年々不満も…。
そこで、試しにゴムコーティング手袋を使ってみると、
なかなか快適です。

編手がナイロン製ですから革手袋よりも手によくフィットします。
耐久性も優れているようです。
問題は朝夕の気温が低いときは手が冷たいこと。
でも何より安価。
ホームセンターで3双組で800円でした。
今年はこの手袋を愛用してみます。

御礼 8,788位

2010年01月10日 | わが家の時時
わが家のこのブログはgooが提供してくれています。
今、130万件を超えるgooブログが開設されているようです。
週別アクセスランキングというのがありまして、
12月27日から1月2日の週のわが家のブログへのアクセス数が
全体の8,788番目だったという記録がありました。
(1月10日から16日の週には8476番目という記録も)

これまでも数回、9000番台の週が何回かありましたが、
8000番台というのは初めてです。
全体の1%以内に入るという記録はありがたいことです。
これもアクセスしてくださっている皆様のおかげです。
ほんとうにありがとうございます。


ブログといえば
先日、例のごとく夫婦50割の特権を行使し、
映画『ジュリー&ジュリア』をみてきました。

50年前、普通の主婦からTVやレシピ本を通じて
フランス料理を米国の一般家庭に広めた伝説の料理家ジュリア。
彼女の残した524の料理レシピを一年で自分で試して、
その様子をブログに紹介したことから夢だった作家に転身したジュリー。
50年の時を超え、二つの人生がキッチンで出逢った…。

二つの実話を元にした映画で、おSぎさんも絶賛していました。
主役のメリル・ストリープの醸し出すおおらかな明るさも
一年前の『マンマ・ミーア』のそのままでした。

料理で夢をかなえるブログコンテストは現実にも。

映画の中でも登場したパリの料理教室「ル・コルドン・ブルー」では、
映画「ジュリー&ジュリア」の公開を記念して、
ブログコンテストを開催しています。
優秀者2名は、
国内のル・コルドン・ブルー校で授業が受けられるといいます。

メリル・ストリープは次作も食べ物系、大人気ベーカリー経営者の役。
(タイトル写真は次作『恋するベーカリー』2月19日ロードショー)
また、出かけなくてはなりますまい。

メイドインジャーマニイ

2010年01月09日 | 梨の道具
連日、お天気が続いているものですから
ナシの剪定作業が順調に?進んでいます。
今年から後継者君が独り立ちして剪定作業をしてくれています。
口出しすぎず、それでも作業のポイントを注意しながらといった
気を使いながらも少し気が楽になっています。

今年は変わった剪定鋏を使っています。
MADE IN GERMANY です。
以前、園芸資材の展示会に出かけたときに知り合った業者さんから
使ってみてくださいといただいたものです。

剪定鋏というと、柄が赤白に塗り分けられた
OKTN社製の剪定鋏をホームセンターなどでもよく見かけます。
わが家でも手軽で安価なので利用してきましたが、
こちらのブランドは ORIGINAL LOWE とあります。
ホームページによると
独国キールに本社を置く140年に及ぶ歴史を持つ伝統ある会社のようです。

通常のハサミは両刃で重ね切りするものですが、
このハサミカッターは片刃で、受け台式に挽き切りをするといいます。
OKTN社製はパチンパチンといった切れ味だとすると、
こちらはスパッスパッといった感じでしょうか。



刃を開いた状態ですと、刃の方が長くなっていますが、
閉じると刃と受け台の先は同じ位置にきます。
偏心状のテコ支点が「挽く」ような動きをするようです。
つまり、まな板の上に刺身をのせて包丁で挽いて切るのと同じ原理で、
切り口がスパッと非常になめらかなのが特長のひとつといいます。
世界初の“受け台式”の構造だとも。



実際に使ってみると、確かに楽に切れるような気がします。
耐久性ですが、宣伝文句に
「産業用のプロツールとして申し分のない強度を誇る」
とありますから問題はないのでしょう。
完全分解が可能で全部品が交換可能ともいいます。
さすが、独国製です。
独国製のシェーバーも学生時代から30年以上も使い続けていますので、
信頼はできると思います。

あとはメンテナンス性と価格でしょうか。
高価のようで、問い合すこともできません。

野鳥らの菜に集う朝 寒の入り

2010年01月06日 | ネイチャースケッチ
                         

             

昨日から寒の入り。
暖冬といわれていた割には寒気が居座っています。

寒さで餌がなくなってしまったのか、
霜の降りたなかで見つけやすいのか、
取り残してあったミカンや畑に捨てたキャベツの葉に
野鳥たちが集まっています。
ホシイモまで野鳥たちの餌食になってしまいました。

一方で、例年より早く
梅の開花が記録されたというニュースもありました。

昨日のラジオで気象予報士が
寒くても気圧配置は暖冬の様相ですと苦しい言い訳も。

写真は4日の朝焼けの様子。
上から6時38分、56分、58分。

虎の子をとらぬ算段松の内

2010年01月03日 | わが家の時時
写真は今年の干支のぬいぐるみ?のトラ。
知人の奥さんの労作で、
一昨年のこいのぼり、昨年の牛につづいていただきました。

昨年の牛はこちら
一昨年のこいのぼりはこちら

本来なら、今年一年の算段を図る松の内ですが、
日常に押されてしまって、
また自転車操業が始まっていくようです。