のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

作業用手袋事情その2

2010年01月16日 | 梨の道具


ナシの剪定作業用の手袋に革手袋以外にいいものがないかと
買いまわったものの第二段です。

素材はポリウレタン。
まだ、数日しか使用していませんが、
先日のニトリルゴムよりも強度はあるようです。
フィット感はニトリルゴムの方があります。
価格は3倍以上です。
ホームセンターで1双、980円しました。
ニトリルゴム製よりも3倍持ってもらわないと困ります。

ポリウレタンの性質をネット上で調べてみると、
「ポリウレタン素材は、加水分解 や 空気中の窒素酸化物、汗などの塩分、
紫外線などの影響で徐々に分解され劣化します。
劣化はその素材が製造されてから始まり、
耐用年数は3~5年程度と考えるのが良いでしょう。」
とあります。
寿命が短いとはいえ、
3年は耐用年数があるというのですから問題ないでしょう。

ただ、フィット感が皮手袋並ですから
ニトリルゴム製を使用した後ですと
細かな指先の作業がいま一つ。
はてさて、最終評価はどうなりますか。

近頃流行る手袋

2010年01月12日 | 梨の道具
             

手袋は農作業の必需品。
手軽に使うには綿製の軍手、力仕事には革手袋、
水仕事にはビニール手袋と様々な手袋を使い分けていますが、
そんな手袋界において新参者?が席巻し始めているようなのです。

掌と指に薄いゴムがコーティングされていて、
これまでも似たようなものはありましたが、
違いはゴムの素材のようです。

これまでの天然ゴム(ラテックス)でなく、
ニトリルゴムというもの。
「油に強く、滑りにくい」
「ゴムがダブルコーティングされて丈夫」
「ビニール手袋よりも薄くてやわらかいため、
長時間のご利用でも手が疲れにくい」…
等の特徴が謳われています。

これまで、剪定時には豚皮の革手袋を使っていました。
手になじんで手が冷たくもならず愛用してきましたが、
やはり相対的に高価。
耐久性も個体差があって、年々不満も…。
そこで、試しにゴムコーティング手袋を使ってみると、
なかなか快適です。

編手がナイロン製ですから革手袋よりも手によくフィットします。
耐久性も優れているようです。
問題は朝夕の気温が低いときは手が冷たいこと。
でも何より安価。
ホームセンターで3双組で800円でした。
今年はこの手袋を愛用してみます。

メイドインジャーマニイ

2010年01月09日 | 梨の道具
連日、お天気が続いているものですから
ナシの剪定作業が順調に?進んでいます。
今年から後継者君が独り立ちして剪定作業をしてくれています。
口出しすぎず、それでも作業のポイントを注意しながらといった
気を使いながらも少し気が楽になっています。

今年は変わった剪定鋏を使っています。
MADE IN GERMANY です。
以前、園芸資材の展示会に出かけたときに知り合った業者さんから
使ってみてくださいといただいたものです。

剪定鋏というと、柄が赤白に塗り分けられた
OKTN社製の剪定鋏をホームセンターなどでもよく見かけます。
わが家でも手軽で安価なので利用してきましたが、
こちらのブランドは ORIGINAL LOWE とあります。
ホームページによると
独国キールに本社を置く140年に及ぶ歴史を持つ伝統ある会社のようです。

通常のハサミは両刃で重ね切りするものですが、
このハサミカッターは片刃で、受け台式に挽き切りをするといいます。
OKTN社製はパチンパチンといった切れ味だとすると、
こちらはスパッスパッといった感じでしょうか。



刃を開いた状態ですと、刃の方が長くなっていますが、
閉じると刃と受け台の先は同じ位置にきます。
偏心状のテコ支点が「挽く」ような動きをするようです。
つまり、まな板の上に刺身をのせて包丁で挽いて切るのと同じ原理で、
切り口がスパッと非常になめらかなのが特長のひとつといいます。
世界初の“受け台式”の構造だとも。



実際に使ってみると、確かに楽に切れるような気がします。
耐久性ですが、宣伝文句に
「産業用のプロツールとして申し分のない強度を誇る」
とありますから問題はないのでしょう。
完全分解が可能で全部品が交換可能ともいいます。
さすが、独国製です。
独国製のシェーバーも学生時代から30年以上も使い続けていますので、
信頼はできると思います。

あとはメンテナンス性と価格でしょうか。
高価のようで、問い合すこともできません。