9月17日に「
かしわ健康サポート倶楽部」主催の
健康クッキング教室でナシの話をしてきました。
ナシを食材にして健康になる料理教室ということでしたので、
講師の方に韓国料理を参考してとお願いしたところ
下の3種類の料理が提案されてきました。
韓国でもナシが栽培されているのですが、
そのほとんどが今が盛りの新高ナシのようです。
焼肉のたれとか、韓国冷麺の具とかにナシが使われているのは
よく知られていますが、
一般家庭でもナシを冷凍保存し、一年中食材にしていると
TVドラマ「宮廷女官チャングム」の解説コーナーで紹介されていました。
日本でも生食以外にナシが食材として広まれば
晩生のナシの需要が伸びるでしょう。
もちろんそうなれば、高級果物とは違うレベルのものになるのですが、
それもまた日本の果物農家が取り組まねばならない
課題ではないかと思います。
大変失礼ながら、
当日は稲刈りが待っていたので試食はできなかったのですが、
参加者からは好評をいただいたということです。
主催者の了解をいただきましたのでレシピを公開します。
(1)2種類の梨入りダレで食べる冷やしうどん
梨をすり下ろしてサラリと仕上げた甘だれと、噛むとシャキシャキ梨の甘さが広がるゴマだれで季節のお野菜をいただく冷やしうどんです。
釜揚げうどんのような温かいおうどんの付けだれとして、温野菜サラダのドレッシング、焼き肉のたれとしても合います。
【材料(5人分)】
《コチュジャン風味だれ》
A
梨 1/2個
しょうゆ 大さじ2
酢 大さじ2
コチュジャン 大さじ2
ゴマ油 小さじ2
小ネギ 5本
ゴマ 小さじ2
《ゴマだれ》
B
梨 1/2個
しょうが 1片
ネギ 1/2本
練りゴマ 大さじ3と1/2
ラー油 適量(小さじ1~)
C
酢 大さじ2
砂糖 小さじ2と1/2
しょうゆ 小さじ5
青梗菜 2と1/2株
カブ 2個
カボチャ 1/8個
プチトマト 15個
D
鶏の胸肉(300g前後) 1枚
ネギの青い部分 適量
しょうが 1片
コショウ 少々
乾麺(うどん) 300g
オリーブオイル 適量
塩(青梗菜茹で用) 少々
【作り方】
①沸騰したお湯にDを入れ、鶏の胸肉を10~12分くらい茹で、そのまま冷ます。
②株元に切り込みを入れた青梗菜と10等分に切ったカボチャは、オリーブオイルを少量たらしたお湯でサッと茹で、カブは薄切りにする。
③たれを作る。
《コチュジャンだれ》
材料Aの梨はすり下ろし、その他Aの材料と混ぜ合わせる。
《ゴマだれ》
ゴマだれBの梨・しょうが・ネギをみじん切りにする。
ゴマだれCの酢・しょうゆ・砂糖(梨がとても甘いので、今回は砂糖を入れません)を合わせ、砂糖が溶けたら少しずつ練りゴマに入れて混ぜ合わせ、適量のラー油を加える。
④鶏肉は薄く削ぎ切りにする。乾麺を茹で、鶏肉や野菜を一緒に盛りつける。
(2)梨の塩キャラメル煮
少ない材料とお鍋一つで、あっという間に出来る濃厚な梨のデザートです。
パイやケーキ、パンの具、アイスクリーム等の付け合わせにも合います。
【材料(5人分)】
梨(大) 1個
グラニュー糖 30g
水飴 30g
有塩バター 15g
バニラビーンズ 2cm
生クリーム(36%くらい) 75ml
※あれば飾り用としてミントの葉 適量
【作り方】
①生クリームに縦に切ったバニラビーンズを入れて、人肌くらいに温めておく。
②梨は食べやすい大きさに切る。
(7/8切れは各3等分。残りの1/8切れは4等分にすると25切れになります。)
③鍋にグラニュー糖と水飴を入れ、弱火と中火の中間でカラメルを作る。
④濃い琥珀色になったら火を止めてバターを入れ、素早く混ぜ合わせる。
⑤少しずつ④に生クリームを加えながら混ぜ、中火でとろみが出るまで煮詰めたら梨を加えて煮る。
(3)梨とカブの葉のキムチ風
カブの葉にはビタミンやミネラルが豊富に含まれています。捨てずに食べたい部位です。
梨と冷やしうどんに使ったカブの葉を使って、『切って和えるだけ』簡単な箸休めを作ります。
材料(5人分)
梨 1/2個
カブの葉 2束分
塩昆布 一つまみ~
キムチの素(市販品) 小さじ1~
※塩昆布やキムチの素は、梨の大きさによって調節して下さい。
《作り方》
①カブの葉を4cm位に切って、塩昆布と和える。
②梨もカブの葉と同じくらいの大きさに切り、①とキムチの素で和える。