のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

謹製の言葉に隠す胸算用

2014年02月28日 | グリーンオイルプロジェクト
NPO手賀沼トラストの事業としてヒマワリから搾った地あぶら
会員に頒布したところ好評でもっと欲しいという声も
よし、今年はもっと栽培面積を増やしてみようと計画をたてているのですが
ニホンミツバチを飼っている部会の会員が
蜜蝋とヒマワリ油を混ぜてハンドクリームを作ってくれました

使い心地もたいへん良好で
これならお金を出してでも欲しいという方が出るかもという評判
なにしろ天然素材を使ったヘルスケア製品です
NPO謹製にしましょう

でも事業費捻出の胸算用をしているようだと
“謹製”の名が泣く?

また今年花が咲きますお父さん

2014年02月24日 | ネイチャースケッチ
雪だ雪だと騒いでいる間に
わが家の場合、ウメより先にモモが咲きだしました

                

春の気配がこんなふうにひとつひとつ増えてくると
剪定作業の尻に火がついてくるのですが
にっこり笑って明日天気になあれ
ってぐらいに、鼻歌でも出てくるならいいのですが

白鳥の色に交えてカラスとす

2014年02月22日 | わが家の時時
2月22日はわが家のある地区の「鳥オビシャ」の祭礼日
3年前には“無主物”なんて言葉を知る必要もなく
祭礼の当番をしていたものですが
今年はもち鳥の作り方を忘れないよう
串団子の生地を使って一羽作って神様に奉納しました

色もちを使わず細工道具もないものですから
雰囲気は出ませんが
孫でもできたらこんな風習でも伝えていきたいものです

雪達磨土偶埴輪にやせ細り

2014年02月17日 | ネイチャースケッチ
今季二回目の大雪
しかも記録的な大雪だったものですから
何日も外部と遮断される地域もでてきて
役所の救援物資がコンビニのヘリコプターよりも遅れるという事態に
散々防災対策が大事と政治家たちは語っていたのですが

当地も夜半から雨に変わらなければ
また4,50cmの積雪になったでしょうから
他人事ではありません
翌朝、雪かきをしないで済んだのは幸いでしたが
いたるところ水浸し



暖かい日が二日もあってあっという間に
一週間前の雪まで消えていきます
関東平野の雪ってこんなものなんです

前回の降雪以降
すこし雪国の果樹農家になった気分になって
雪上で剪定作業をしていたのですが
今でこそ使い捨てカイロはあるし
ヒートテックも軽いダウンベストも厚底長靴もあるんで
それほど寒い思いもせずにやれていたのですが
わら靴に簑姿ではとてもとてもやれそうもありません

帰路急ぐ足下すくう吹雪成り

2014年02月11日 | ネイチャースケッチ
8日の夜は当地としては珍しく吹雪となりました
積雪は30cmぐらいだったのでしょうが
ないところはほとんど地面が見える状態なのに
吹き溜まりでは1mも深く積もっていました



軒先に軽バンを停めて置きましたら
翌朝には屋根から落ちた雪がサッシ窓を直撃
幸い、ガラスは割れませんでしたが
雪国の方には笑われそうな失態をするところでした



まずガラスの安全を確保すべく軽バンを雪の中から掘り出し
続いて玄関からの通路をスコップで作り
さらに県道までの200mぐらいの農道を車が通れる幅だけの除雪と
除雪作業にまる一日かかってしまいました
トラクターにフロントローダーがあるので
自分で道路の除雪ができるのはありがたいことです

今回は車の多い県道よりも
わが家周辺の農道のほうが早く除雪できたのが自慢です


わらしべのくたびれ儲けの長者かな

2014年02月02日 | 今年の米づくり


落穂拾いではありませぬ
去年10月の10年に一度と呼ばれた台風による大雨の後始末
冠水した田んぼに広がっていた稲わらが畦を超え
吹き寄せられたどり着いたところがわが家の田んぼというわけです

面積で10a近く、深いところで30cmも溜まっています
田んぼが乾いてから機械で集めて持ち出そうと思っているうちに
なかなか地盤が固まらず
年が明け、寒も開けようという時になってしまいました

立春が過ぎたら雨や雪が定期的に降るので
なおさら持ち出せなくなります
こりゃもう人力でやるしかないと力業
ちゃちゃちゃビレッジのスタッフにお手伝いをお願いして
4,5人で半日ずつ、5日もかかってしまいました

わらを反転させてすこし乾かしたところで
籾殻袋に詰め込んでナシ畑まで運びました

これで長者にならなければ本当にくたびれ儲けです