のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

どこでも芽を出す根を出す田草引く

2007年06月07日 | 今年の米づくり
我が家の田んぼではありません。畦を歩いていたとき隣の田んぼを覗いたら、ウサギの耳のような形の葉をしたオモダカが生えていました。よくみればあっちにもこっちにも。まとまって生えている場所もあります。

毎年きちんと普通に除草剤を使っている田んぼですから、そんなに雑草が生えるわけではありません。なぜこんなにオモダカが生えているのか。しかも、畦際に沿って、です。

推測しますに、用水を伝ってオモダカの球根が田んぼに運ばれてきて、さらに水に浮いた球根は風に吹かれて一方の畦際に寄せられ、そこで根付いた…。

数年前から田んぼでオモダカの姿は目立っていました。オモダカは球根性で、球根を掘り起こす以外には除草剤では駆除しにくい雑草です。田植え後の除草剤散布以後、まったく田んぼの中に入らない稲作が当たり前のようになってからはどんどん広がっているようです。

         

オモダカの球根は軽く、水に浮きます。耕うん時に掻き出された球根が代掻き時に流れ出し、再び用水を伝って田んぼに戻ってきていると思われます。一枚の田んぼでオモダカを放置すると、翌年にはなん枚もの田んぼにオモダカが拡散されます。

自分の田んぼに生えたオモダカは種を持たないうちに取り出すのはもちろんですが、用水口にネットをフィルターにして球根が田んぼの中にないらないようにしなければならないようです。

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