のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

同じ癖持つ二人は交わらぬ

2015年05月29日 | グリーンオイルプロジェクト
1週間前には種したヒマワリが発芽してきました。ここ10日ほど地面が乾燥していたので心配していました。
写真の右側がこれまでの手押しのは種機によるもの。左側が今年も導入したトラクタに付けたは種機によるもの。トラクタはまだ操作に慣れないために、紆余曲折しちゃってますが、は種量はこちらの方が合格です。

柏では空と太陽王とヒマワリ油

2015年05月23日 | グリーンオイルプロジェクト
イネの次はヒマワリの種まきです。

今年は農業生産法人ちゃちゃちゃビレッジとの共同プロジェクトで
約1haの畑に播種の予定。
毎週土曜日、五回に分けて蒔いていきます。

遊休農地を使って景観形成が図られ、ミツバチの蜜源になって、
健康的な油が食卓に上り、
何より、国内自給率3%の食用油を自作できる満足感が得られる
一石五鳥のプロジェクト、
トラクタに付ける播種機まで購入して不退転の覚悟です。



こちらはNPO手賀沼トラストの播種予定地。
昨年、夏のヒマワリ、冬の菜花を栽培して
手賀沼周辺の景観づくりに活躍した畑。
一部排水の悪い箇所があったので暗渠設置の基盤整備をしています。

田んぼ on table or 田んぼin PET bottle

2015年05月18日 | まちづくり
バケツイネ選手権というのがあるのだそうな
shop.ruralnet.or.jp/upload/conts/fair/images/baketuINE.pdf

一粒の種籾から収穫した籾の数をを競うのだそうです。
昨年のトップは15660粒だって(バケツ部門)!
20L以下のバケツで1本植えと2L以下の容器で1本植えの
二つの部門があります。
それに挑戦するだけの準備はしてないのですが、
試しにいくつかペットボトル稲を育てています。

うまくいけば卓上でイネの成長を見ながら
ご飯を食べるなんて食育運動もやれちゃうかも



こちらはわが家の入り口正面にあるミニ田んぼ。
梨のお客さんへの瑞穂の国の雰囲気サービスです。

泥遊び稲を植えれば米作り

2015年05月10日 | 今年の米づくり
今年もいろいろな方の手助けをいただいて
田植えを済ますことができました。
いくら機械化が進んでいるとはいえ、
田作りは要は泥遊び、水をいかに手なずけるかだと
今年も思い知らされました。



今年は久しぶりに極太の苗も育ててみました。
普通、苗箱一箱200gぐらいの籾を蒔くのに
これは40g。
下の写真で、左側が40g、右側がわが家のいつもの100g。
機械化できないのでこれも遊びの一つ。




さあ今日は大師さまだ

2015年05月05日 | 散歩漫歩
毎年5月1日から5日まで、地域最大の民俗行事“送り大師”が行われます。
四国八十八ヶ所巡りに習い、地元に札所を置いて5日間で巡ってきます。
柏市を中心に白井市、鎌ヶ谷市、松戸市域まで及び三十数集落が講中に参加。
今年は柏市逆井区が結願区となって行事全体を仕切ります。
泉区の講中役員として初日の1日、17km 余り歩いてきました。

今年の結願区逆井の観音寺で出発式。
700人あまりが集まりました。




かつては野良道を歩いたのでしょうが、
今では大師道を鉄道が横切り、札所をマンションが取り囲みます。




JR常磐線柏駅すぐ近くを歩くときはやはり少し恥ずかしい。


参加者の中には異国出身の方や子供たちも。
もちろん、般若心経を一緒に唱えています。


2日目はわが地区の札所でお接待。
もてなしもてなされのお互いさま。


5日は結願の祭礼の行われる日。
最後の5km余りを歩きます。


数百メートル手前で隊列を組みなおし、稚児行列も加わります。




会場となった逆井観音寺正面に建てられた御柱の白布がとられて
祭礼は最高潮。
観客も含め1000人近くが集まったようです。


来年は松戸市金ケ作が結願区。
その先は未定とのこと。
かつてはこんな農繁期にと苦々しく感じていたものですが、
今回、初めて参加し、イメージが変わりました。

農作業や田植えで忙しいといっても、
これから農作業や田植えをやる人って限られた人だけになるでしょうし、
ほとんどの人は大型連休何しようかしらと思うはず。

爽やかな緑の風の中、普段は車であっという間に通り過ぎるまちの裏道を
旧知の人や友人たちと何を話すとはなくだべりながら一日歩く。
地域の再発見の機会になります。
宗派を問わず、参加したいものを受け入れる寛容さ。
今日もてなされたなら明日はもてなす方に回るお互い様という関係性。
実にジャパネスクです。

札所での般若心経は頭の体操とともに呼吸健康法かも。
「スリーデイマーチ」ならぬ「ファイブデイマーチ」健康づくりイベントのようです。
今年も五日間歩けたからまだまだ元気だなんて
自分の若さ具合を測るバロメーターになっているようなこともあるようです。

実情にあった運営方法を模索しているようですが、
これまでのムラ単位の講中による運営は難しいかもしれません。
新しい時代には新しい価値を見つけられる気がします。
“健康都市かしわ”あるいは“健康都市東葛印旛”を象徴する
地域の文化遺産としても継承していきたいと強く感じました。