のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

体内も土中も彼らの住み処

2014年07月05日 | 梨の土づくり
成長したクズ大豆を抜いて見ると
しめしめ立派な菌の玉
畑の中でも土作りが進んでいる証拠

有用菌はどこにでもいるようですがー
それらを使いこなしたいと思って30年
まだまだ試行錯誤の繰り返し

ここ10年近く取り組んでいるのが有機質の「ぼかし」



処分してといただいた古米を粉にして
糠とクズ大豆と籾殻燻炭とカニガラ少々と水分40%分の水を混ぜて
積みおくこと一週間
ああら不思議、何もしていないのに52℃まで温度が上がってきました



空気中の有用菌がエサである有機質に飛び付いて
どんどん活動している証拠

積極的なチッソ肥料分等の供給にはならないけれど
この「ぼかし」を畑の中に入れると
また有用菌のエサであり住み処となって
くれるといいですなあ




毎年の繰り返しこそ難しい

2013年07月01日 | 梨の土づくり
夕方、ヒグラシの初鳴きを聞きました
去年は7月4日でした
ヒグラシが早く鳴き出すと梅雨が早く上がるという浅はかな仮説があるのですが、
はたしてどうなりますか

農作業というのは毎年同じことを繰り返していればいいようなイメージですが
実はその同じことを繰り返すことが難しい
毎年、天候も違うし、タイミングが合わない時もあるし
第一、こちらの体力・気力も違うし

そんな言い訳をしつつ
今年もナシの元肥え用に有機質ぼかしを準備しています
今年の原材料は次の通り
数値は攪拌一回分の重量

魚粉…20kg
カニガラ…10kg
海藻粉…10kg
米ぬか…10kgぐらい
もみ殻くん炭…5kgぐらい(袋半分)
くず米…少々
ヒマワリ油粕…少々
ナシエキス含む水…12kg

                 

今年の特徴は海藻粉を混ぜ入れたことでしょうか
いつも混ぜ合わせるくず大豆は在庫量が多くなっていましたので
春先に10aあたり100kgを表面散布しています
ヒマワリ油粕は搾油した搾りかすを頂いてきていました

想定外はナシエキスです
去年はうまく発酵させることができました
今年はこんな感じ

                 
                 

ナシの実の形がそっくり残ってしまっています
発酵液を使うと実を切り刻まなくとも分解してしまうということを
どこかで聞いてきたものですからやってみました
去年と同じように「えひめAI」という発酵液を入れたのですが
その発酵液自体がうまくいっていなかったのか
とにかく失敗しました

今年も米袋200袋を用意すべくただいま発酵中です


ナシの酢を畑に戻し土醸す醸造もやる百姓なれば

2012年07月15日 | 梨の土づくり
ナシの収穫期
落ちた実や出荷できない実を刻んでタンクのなかに貯蔵して
ナシの実エキスづくりにチャレンジ

去年は春になっても実の形が残っていて
発酵し切れなかった感じで終わってしまいましたので
今年は「えひめAI」という自家製発酵液を加えて様子をみていました

ある時期はワインのようないい香りが漂っていていい具合
春になって上澄み液をなめてみるとすっぱい
酢が醸造されたようです

さて このナシ酢 なにに使おうか
薄めて散布するということもできそうですが
ろ過したりするのがちょっと面倒
ならばということで
この秋の元肥用にぼかしを積み込む際の水分調整に使ってみました

残りをナシ畑に還元したところ
さっそく白いカビが生えてきました
ための悪いことになってはいないと思うのですが

春匂いネズミも鳥も集いけり

2012年02月23日 | 梨の土づくり
「光の春」の次は雪が解けて滴る雨粒や
水が流れ始めることから連想される「音の春」が来るのだそうですが
今年のわが家はいわば「匂いの春」

二週間前に積み込んだぬかが醸し出されるいい臭いがしています
雨が降って外仕事ができないので初めての切り返しです

スコップで切り崩すともうもうと湯気があがり
作業中盤までにはヤッケを脱ぎフリースも脱ぎシャツ姿に

             

60cmくらいの高さに積んだのですが
上部の10cmくらいが白く
そこから20cmくらいが変色しています
その下は積み込んだ時と同じような感じです
もう1、2回切り返し作業が必要かもしれません

ふと眼を上にやると何やら黒影
尻尾まで入れると体長20cmくらいのドブネズミです
作業を始める前までは雀のえさ場になっていました
最近は雀を見なくなったといわれますが
身近に餌がなくなったということのように思えてきます

営みの甘き匂いと温さかな

2012年02月17日 | 梨の土づくり
立春を過ぎてからぼかしづくりを始めました

いつもの年は春肥えの代わりに
ナシの花の咲く前に生ぬかを表面散布しています
今年は昨年夏に仕入れた米ぬかが残っていて
当然のことながら固まってしまいそのまま散布することができません
もみがらくん炭もあるものですから
合わせてぼかすことで散布しやすくしようとひと手間かけました

ところが光の春のこの寒さです
5日たっても一週間過ぎても変化がありません
こりゃ米ぬかだけでは空気が抜けちゃって発酵しないのか
失敗かと思っていたのですが
10日目になにやらほのかな香りが…
積み込んだ米ぬかの中に手を差し込むと淡い温み
この寒さで発酵が遅れていたようです

でもこの匂い いつもと違います
いつもより甘いいい匂いです
例の納豆とヨーグルトとドライイーストと砂糖で作った
発酵液「えひめAI」で水分調整したからでしょうか

納豆と乳酸酵母で土元気

2011年10月28日 | 梨の土づくり
9月末に隣町で“いーM菌”を使った栽培方法で実績を上げている農家に
話を聞きにいきました

作物が根から吸収できるのは無機のチッソだけ
と思われていたそれまでの学説がひるがえり
作物の根が有機物を吸収するという研究成果が発表され
有機栽培の新たなステージがはじまったこと

それまで異端児扱いされていた
“いーM菌”団体が土壌学会と和解していたこと

嫌気性菌とばかり思っていた“いーM菌”のなかには
実は好気性菌も含まれていたこと
たしかに「有用微生物群」と称していて
「嫌気性」とは謳っていません

微生物農法の有効性はある程度確信を持てたのですが
種菌を購入し培養する装置が数十万円かかること

ボカシ肥料をつくる時に密閉容器が必要なこと

などからいまひとつ乗り切れなかったのですが
帰り際に“いーM菌”だけでなく
いろいろな微生物農法が提案されているからというアドバイス

そういえば最近雑誌などで
納豆菌・乳酸菌・酵母菌による「えひめAI」なるパワー菌液が注目されいます

種菌はそれぞれ納豆・ヨーグルト・ドライイーストを使って
砂糖液で培養するという手作りが可能とか
原材料が食品でしかも安価
作り方も簡単のようです

さっそく500mlのペットボトルで試してみました
テキストよりも時間はかかりましたが
温度が足りなかったのでしょう
ナシのくずの入ったタンクに投入してみたら
発酵がどんどん進んでいる感じ

今年はこの菌を使ったボカシを作ったり
薄めて作物に散布してみたりしてみましょうか

やるべきかやらないべきか孫子知る

2011年10月10日 | 梨の土づくり
ふくしま県内の農産物への放射能汚染度合いが
想定よりも低いというようなことが伝わってきています
県内の広い地域の土壌が粘土質であることがその理由のようです

放射性物質は粘土土壌に吸着され
農作物へ放射性物質が移行しにくくすることは
事故当初からいわれていました
それも多孔質の2対1型モンモリロナイトが効果的といわれています

そこで2対1型モンモリロナイト系粘土鉱物の土壌改良剤を購入しました
が……
購入してはみたものの はてさてどうしたものか
ちょっと躊躇してしまいました

粘土鉱物を積極的に散布し放射性物質を土に吸着させれば
農産物には移行しにくくなり
商品として流通させることは容易になるでしょう

しかし そこで暮らすあるいは仕事をする人間にとっては
身近に放射性物質が存在することには変わりなく
リスクが高まる可能性があります

つまり経済をとるのか生活をとるのかの選択になるのではないか
と一瞬心をよぎりました

では粘土鉱物を散布しなければ生活の質が向上するかといえば
全面的な除染を施さなければ事態は変わらない
これまでに明らかになっている程度の汚染度合いでは
そういうことはまず不可能だろう
ならば経営を安定させることを優先すべきでないか

という思いめぐらした結果 散布することに納得
この選択の良し悪しは「神のみぞ知る」ではなく
時間がたって孫子の代になってわかるのかもしれません

ああ まったく余計な心配でくたびれること

来年は繰り返せない強仕事

2011年08月11日 | 梨の土づくり
8月3日から新規就農希望の研修生がお手伝いに来てくれています

まだナシの収穫が本格的でないので
遅れに遅れていた元肥用のぼかし肥の切り返しと袋詰めをお願いしました

まだ温度が高く発酵中のものですが
ナシの収穫がはじまるとこっちをかまっている余裕はありません
見切っての袋詰めです
真夏日のうえに50℃ちかいぼかしを扱います
熱中症にならなくてほんとによかった

今年は200袋以上のぼかし肥ができました

             


でもこんな重労働も来年はできないかもしれません
というのは例の放射能汚染です

コメにも汚染が進んでいるのではと心配されていますが
稲に吸収された放射性物質の多くはもみ殻と糠にとどまって
白米で消費すれば問題にならない汚染度合いになるという話もあります
それはそれでいいのですが
問題はもみ殻や糠を身近な有機質として利用する堆肥づくりです

ぬかは昨年産米のものをできるだけ確保していますが
もみ殻は分析試験をしないと使えないでしょうねえ

しそこない繰り返す間に時が過ぎ

2011年07月25日 | 梨の土づくり
今年も梅雨のうちに秋の元肥用のぼかしづくり
と6月のうちにぼかしづくりを始めました

今年の原料は
米ぬか    4
魚かす    2 (N6-P7-)
もみ殻くん炭 2
くず大豆   1
くず米    1
天然ミネラル 0.2(ケイ酸62%)
過リン酸石灰 0.2(P 17.5%)

数字は原料の体積比

今年の特筆はもみ殻くん炭
いつもより黒いぼかし肥料になりました

が…
いい臭いはするもののなかなか熱が上がりません
いつも使っていたオカラを使っていなかったためか
そういえばいつもより締まった感じがする
生のもみ殻を使わなかったから内部に空気がなくて
カビも働かないのか
とあれこれ考えてみますが
熱の上がる前に切り返して水分を供給しましたら
徐々に上がってきました

水分が足りなかったのかと気付いたのですが
いつもと変わらなかったはずですから
どうやら気温が高くてカビも動けなかったということではないでしょうか

6月下旬といえば梅雨の真っ最中のはずが
今年は梅雨が明けたかのような乾燥気候

米袋200袋分を2回の積み込みでつくりますので
一回目はまだ熱がさめきらないうちに見切りで袋詰めしまして
先日 2回目の積み込みをしました

            

その時 そういえばと思いだしたのが
昨年の不良果を刻んでタンクに詰めておいたナシの実エキス
表面に白いあくのようなものが浮かび実の形の残っているものがあるものの
液体は澄みワインのようないい臭いがします
うまく発酵したようです

2回目のボカシにはこのエキスをつかって水分調整したら
うまく発酵するのではとやってみましたが… 
これもまたなかなか熱が上がりません

早くしないと収穫時期になってしまいます

光る月とらぬモミガラ炭算用

2010年12月20日 | 梨の土づくり
『夜空のいちばん高いところに、凄いほど光る月がかかっていて、
まちはひるのようにあかるかったが、寒い晩だった』

今夜はこんな表現がぴったりです

このところ毎晩 ここ数年がそうであるように
寝る前に藤沢周平の短編を一編づつ読んでいます
あるいは勢い二編を読むことも
先年映画の元にもなった「山桜」など
清々しい心地のまま寝付くことができました

なお 上の文章は「山桜」と同じ文庫本に収められている
「幼い声」の冒頭の一節


そして やはりこのところ 毎晩モミガラくん炭を焼いています

米農家にとってモミガラは厄介者
以前だったら庭先で山にして
二昼夜ぐらいかけて焼いていたものですが
風が吹いたりすると不用心ですし
最近は野良焼きそのものが悪者のように扱われてしまいます
もっともモミガラ焼きのあの臭いは
鼻の奥に残るような独特な臭いで近所迷惑には違いありません

わが家ではナシの株元に積み上げ
防寒・防乾・抑草資材として使ったり
全面散布したりしてきました
もちろんボカシ堆肥資材の一つとしても使っています

ところがやはり 廃棄物処理という側面がぬぐえず
ついつい億劫な作業になっています
今年も籾すり後 ナシ畑の中に積んだまま12月になってしまい
さてどうしたものかと思案しておりました

昨年は発酵資材を試したりして
それなりの手ごたえがあったものですから
堆肥づくりでもしようとみな袋に詰めて積んでおいたのですが
一年後 そっくりそのまま残っています
というのは
積み込んだり切り返したりする適当な場所が決められず
ついつい先延ばししてきました

そんな時 ホームセンターの農業資材のコーナーに
モミガラが結構な値段で売られているのを見ました
そうしたら近くの農産物直売所でも
あまりホームセンターと変わらない価格で売られていました

モミガラが売れるくらいならモミガラくん炭はさらに売れるんじゃないか

世の中 園芸ブームです
モミガラくん炭の土壌改良剤や被覆材としての効能は
広く知られています
ところが身近であった資材が
今はなかなか手が届かないところにいってしまった
きちんと供給できればビジネスチャンスはある…

と まあ そんな大仰な話ではないのですが
以前から目をつけていたモミガラくん炭機を購入しても
一回に500リットルのモミガラを焼いて200リットルのくん炭
だいたい3袋分になって一袋1000円で売れば
なんだ100回焼けば元が取れるじゃないかと狸の皮算用

通常7,8時間かかるところを
ファンで強制的に風を送れば2,3時間でくん炭が製造可能
というのがモミガラくん炭機の売りセリフ
このくらいの時間ならあまり近所迷惑にもならないだろう
モミガラくん炭機なら火災の心配も少ないし
第一 売れるかもしれないと思えば作業の張りが違います
売れなくたって田畑に還元すれば土づくりという将来への投資です

             

夕方 火を入れてしまえば
あとは焼きあがれば自動的に通気口がしまる仕組みです
寝る前に排気口を閉めれば翌朝には出来上がり

でも実際は
2,3時間で焼けるところが5,6時間かかってしまう
これはモミガラに雨をあててしまい湿気てしまったからで
今年の分は仕方ありません
さらに翌日の昼になってもまだ完全に消化されていないことも
ビニール袋にとりこんだら熱で穴があいてしまったり
極めつけは一回の炭焼きでは2袋分しかくん炭ができないこと
やはり狸の皮算用になりそうです

あれこれつべこべごたごたいうまえに

2010年06月24日 | 梨の土づくり
ここ数年、梅雨のこの時期に
11月に使うナシの元肥用のぼかし肥を積み込んでいます。

科学的農業?分析的農業?ですと、きちんと土壌分析して
足りない要素を加え余剰要素を控える施肥をするところですが…

あっ、もちろん、土壌分析は毎年行っています。
その結果は、毎年、問題のない数値が出てくるものですし、
ナシの木の生育をみても肥料分が原因の課題がありそうもないものですから
今のままでいいんだという判断をしているわけでして…

今年もやはり成分計算なんてせずに原材料を手当たり次第ぶち込んでいます。

もうひとつ言い訳させていただくと、
こんな乱暴な施肥設計でつじつまが合うのはナシ栽培だからで、
他の果樹や普通の野菜ですと、
こんなでたらめは許されませんよ、きっと。

さてその内訳はというと、

コメヌカ 20kg
大豆かす 10kg
オカラ  10kg
魚かす  10kg
カニガラ 10kg
シリカ  10kg
グアノ   5kg
く溶性苦土 7kg
モミガラ  3kg

これを撹拌機一回分の目安として混ぜ合わせて
10aあたり200kg入れるとすると
40回繰り返さねばなりません。
今回はその半分、四畳半の広さで1mぐらいの高さになりました。

グアノなどは在庫で残っていたもので
次回の積み込み時には使えませんが、それもよしとしています。

気温が高いので、数日経つと熱が上がってきて、
切り返してもすぐに50度ぐらいの温度になっています。
冬場の切り返しは温浴気分ですが、
梅雨時の切り返し作業は大汗ダラダラ。

差があるもないのも気がかり地力試験

2009年12月30日 | 梨の土づくり
6基のプランターにパンジーが植えられています。

これは後継者君が県の農林振興センターの
新規就農者向けに催しているセミナーに参加していて、
そのセミナー研究用の土壌試験の様子です。

春に積み込んだ剪定枝のチップ堆肥の効果を見てみよう
という試験のようです。
まだ積み込んでから半年にしかならず、途中の切り返しの回数も少ないため、
チップ堆肥としてはまだ未熟の類に入るでしょう。
なんらかの悪影響がでるのではと心配しています。

左側3基と右側3基のプランターには
それぞれナシ畑の土と開墾地の赤土が入っています。
開墾地の赤土はほとんど肥料分がないと思われます。

3基のプランターのうち、
それぞれチップ堆肥が容積の1/2と1/4、
それにまったく入れていないものが1基づつになっています。

植え付けて2週間。まだパンジーは生きています。
が、葉の色に少し差が出てきたようです。
植え付け時にパンジーの根を同じ長さで切りそろえていますので、
新たに伸張長さでその土壌の肥沃度が図れるといいます。

この結果は興味ありますが、それから何が言えるのか。
どういう仮説があってそれをどう検証しようとしているのか。
いまひとつ、気がかりですねえ、この実験。

田からなら使いこなせよ殻俵

2009年12月29日 | 梨の土づくり
昨年来の肥料等の価格高騰の影響か、
農業雑誌の特集記事の影響か、
この秋冬、それまで厄介者扱いされていたモミガラの
引き合いがすこーし出てきたような気がします。

もっとも、
わが家の周辺でモミガラ、モミガラと騒いでいるものですから、
知り合いとの間でちょっとでもモミガラが話題に登るようになると
こりゃたいへん。
ブームになって欲しいときになくなってしまうかもしれない
なんて思えてくるだけかもしれません。

そんなわけで、来年はわが家からでたモミガラを袋詰めし、
暇なときにモミガラ堆肥なるものを作ってみようか
なんて考えていました。

ところが、先日、未熟なモミガラは根っこの病気である
モンパ病を広めるというような話を聞きました。
はたして、どうなんでしょう。

スズメの子葉も色づけば地に潜らん

2009年11月19日 | 梨の土づくり
今年はナシの黄葉がここ数年では一番きれいに色づいているようで
(ワインの宣伝文句のようですが)
そろそろナシ畑に元肥を穴を掘って入れ込むのですが、
今日も予報よりも早く午前中から冷たい雨。
それではと薪ストーブの準備です。

煙突の中の煤を掻き出していたら
ミイラ化した雀二羽とスズメバチ一匹も出てきました。
火を焚かない時期に煙突の中に落ちてしまい、
外にでられないままミイラに。

一度、ストーブの焚口を開けて
自力で屋外に飛びたたせようとしたことがあるのですが、
窓を開けていてもなかなか抜け出せず、
しばらく室内で飛び回っていたことがありました。
それ以来、気がつくと夏でも火を焚いて
焼き鳥にしていたのですが。

煙突の中に落ちてしまったスズメは
早く気がついて焼いてやるのがいいのか、
そのままミイラになるのを待つのがいいのか、
わかりません。

オカラを土にくれるなら食べてくれ空耳を聞く豆腐屋の前

2009年06月25日 | 梨の土づくり
先月28日に積み込んだ発酵有機質
60℃近くの熱が上がったところで切り返すこと3回。
表面全体に白い菌糸が広がり、
少し熱が下がってきたかなというところで、
米の紙袋に入れて熟成?を待つことに。

全ナシ園に入れる秋の元肥の量にはまだ足りません。
切り返し作業もやっぱり面倒かなということで、
今回はコンテナ内発酵を試みます。
材料は前回と同じものに
残っていたくず大豆と発酵資材のVS菌を加えました。



コンテナの数、およそ100ケース。
積み重ねておけますし、邪魔ならパレットごと移動も可能。
さすがに発酵資材の力か、翌日にはもう熱が上がっています。
問題は、上がった熱でコンテナがやわらかくなって
重さで変形しないかが気がかり。