のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

2015年産日本なしのご注文受付は休止しております

2015年09月27日 | 梨の出荷
今年のナシの収穫も「新高」まで終了しました。
まだ、「新興」「王秋」が残っておりますが、
9月27日現在、ご注文受付を休止しております。
お受けできる状況になりましたなら、お知らせします。


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掻き合えば痛し痒しの背のあせも

2014年08月21日 | 梨の出荷
幸水の収穫が終わりました

味覚、肥大とも良好なれど収量に難ありの幸水でした
ご注文をいただいておりなから
ご要望にお応えできなかった皆様にお詫び申し上げます
以後は「秋麗」あるいは「豊水」 に品種を振り替えて
発送いたしますが、
もし、予約キャンセルをされる場合には
ご連絡をいただければ幸いです


さて、梨棚にぶら下げられたペットボトル
中には薄茶色の液体が入れられ
何やら黒いゴミのようなものが浮いています

液体は梨果汁と酢と焼酎を混ぜたもの
いわば「ストチュウ」トラップ

通常「ストチュウ」というと自然農薬のようなものを
そう呼びますが
これは虫を引き寄せる誘引資材
シンクイムシの成虫の小さな蛾を捕まえられればいいなと
設置したもの

いえ、かっちり害虫防除を目的とした資材ではありません
農薬登録されていないものを使っているという
ご指摘をいただいてもお互い気分のいいものではありません
これから殺虫剤が控えられる時期になり
晩成の「王秋」向けに効果があればいいなと
ちょっと試しているものです

無農薬でブルーベリーを栽培している
知人から紹介してもらいましたが
これまで殺虫剤を使っていますので
いまのところ捕虫効果はクエスチョンマーク
配合がいい加減なせいかもしれませんが

手土産は重すぎずまた軽すぎず

2014年08月08日 | 梨の出荷
ナシというと「幸水」が人気品種ですが
確かに暑い時期にさっぱりとした甘さの「幸水」は
ほかに比べるものがないくらいですが
もう一つ
主産地の千葉の「幸水」がちょうどお盆の時期に出回る
というタイミングから人気を保っているともいえます

特に宅配便が整備され
全国へ一両日中に届けられるようになって
帰省土産やお盆のあいさつ代わりに贈答する季節の果物として
人気を博すというのもわかります

ご進物となれば箱に入れてということになりますが
贈答用化粧箱が用意できなければ
市場出荷用の箱で送らねばなりません
遠方に宅配便で送る場合には
紙の波板が二重に使われたダブルの段ボール箱が最適
10kg箱は市場出荷向けの箱で
直売向けには5kg箱があって、さらに最近は3kg箱も用意しています

手土産として持参する場合にも
これまでは段ボール箱しかありませんでしたが
今年はこんな手提げ箱(3kg入り)を用意してみました



中身はこんな感じ
だいたい8個程度詰められます
この箱を宅配することも可能です
重すぎず軽すぎないちょうどいい手土産になるはずです
ご検討のほどを


川底の石ほど動く世間かな

2014年08月07日 | 梨の出荷
いま幸水を収穫、出荷しています
その出荷箱が今年すこし変わりました
茶箱にウサギのデザインはそのままです
どこが?と思うほどのものですが
箱の上蓋の短い方に小さな穴を開けました

本当は横長の穴にして二三本指が入るようにしたかったのですが
連絡調整が不十分で今年の箱はまん丸な穴に
これはこれでデザイン的にはかわいいかも
って、デザインとして穴を開けた訳ではありません

わが家の出荷はパックが一段だけ入る箱にしています
箱にパックをおいてそこに合った大きさの実を入れ
ローラーの上に乗せます
その際、箱を持って移動させるのですが
いくら5kg、3kgの箱とはいえ
急いでいたり疲れてくると指が滑って箱を落としそうになります
10kg箱には側面に指をかける穴があるものですから
同じようにあったらいいかなということで
穴を開けてもらいました
使って見るとこれがとってもいい感じです

もうひとつ箱の話題3kg箱もオリジナルデザインで統一しました





年々、3kg箱のご注文が多くなっています
去年までは業者さんの作った白箱を使っていたのですが
今年からは茶箱でお届けします
といっても、在庫があるものは去年までのものを使わせてください

雷さまも連れてお出でよ夏乙女

2014年07月31日 | 梨の出荷
開花が平年並みだったからナシの収穫は
8月5日ぐらいからかななんていう予想に反して
27日の前線通過でいくらか冷気を運んで来たためか
(一雨欲しかったのですが)幸水が色づき始めました
それだけ成育期間が短くなるのですから
はじめに色づきはじめるナシの肥大は今一つ
でも大丈夫です
まだ青い実は大きくなっていますから

ナシの前のわが家の楽しみは自家用の桃
黄桃の「つきあかり」に続いて白桃の「なつおとめ」が収穫期を迎えています
ハクビシン?に狙われたので捕獲器を設置しても
餌をとられるだけ
でも樹上の実の被害が減ったのは捕獲器設置効果?
その代わりカブトムシがわんさわんさと桃にしがみついています

こりゃハクビシン以上の被害だということで
総採りすることにしました
肉質はすこし固いものもありますが、糖度は充分
桃の産地では固い桃が当たり前だそうで
柏で固い桃をたべられるのも乙ということで


害獣対策もしなければ

2014年07月23日 | 梨の出荷
梅雨も平年並みに明け、ナシの生育も順調
収穫まであと10日?と心待ちにしているこの時期
自家消費用に育てている極早生の「愛甘水」とモモの「つきあかり」を
できたかなあなんて色を見ながら試して採りして試食するのが楽しみ

ところがそれを横取りするやつがいます





熟しているのがよくわかると感心ばかりしてはいられません
毎年、少しは被害がありましたが
おいしいモモを見つけられたのかもしれません

ネコを飼い始めてからネズミが少なくなりました
害獣駆除対策にイヌでも飼いますか
夜通しラジオを鳴らしておくという作戦もやってみましたが
効果のあったのは一日だけ
あとは捕獲おりを設置するしか…
ああ、めんど

ファックスの表裏、ご確認ください

2014年07月21日 | 梨の出荷
今年もわが家のナシをご愛顧いただきましてありがとうございます
DM発送後、連日、ご注文をいただいております

その多くはFAXによるものですが
残念なことに毎年白紙が送られてくることがあります
上段に発信元が記載されていれば
こちらから問い合わせできるのですが
それもないとどうすることもできません


7月18日 18時20分 ごろにFAX送信されたお客様

白紙のまま送られてきています
再度、ご連絡ください

本日、DMを発送しました

2014年07月14日 | 梨の出荷
本日、ヤマトメール便にてナシ発送のDMをお送りしました

今年も例年と大きな変更はございませんが
害虫、病気の被害が思いのほか大きそうなので
品種構成の多品種化を進めていることもあり
ご希望の品種を用意することが難しくなるかもしれません
場合によったら発送時期に収穫できる複数の品巣を詰め合わせることも
それはそれで楽しいかもと生産者側の立場では思っています

写真はわが家の裏にある「ダイダイ」
右上の小さな青い実は今年の実
中央のオレンジ(だいだい)色の実は一昨年の実
左奥のすこし黄色みの帯びた実は昨年の実
毎年の代々の実が同時に成っていることから「ダイダイ」

わが家とともに末永くお付きあいいただけますよう
本年もよろしくお願いいたします

今年こそお願いしますこちらこそ

2014年04月18日 | 梨の出荷
早くもナシ発送のお問い合わせをいただきました

昨年、新規にご依頼されたお客さまで
一度取り寄せたら好評で
再度依頼しようとしたら断られたとのこと

それはたいへん失礼しました
一時的にはそういうことがあったかもしれません
わが家は多品種化しておりますので
同じ品種をシーズン内で再注文いただいても
お受けできない場合がございます
できれば他の品種もお試しいただけたらと思います

今年分につきましては
7月中旬にダイレクトメールをお送りしますので
その際にご検討をお願いいたします

ナシの秋まだまだまだまだつづきます

2013年10月25日 | 梨の出荷
どうやら直撃は免れそうですが、また台風です
昨日までにナシ畑の多目的防災網はできるだけはまとめました
残りの気がかりは半分ほど収穫した「王秋」と「晩三吉」「新雪」の晩生種

風の様子をみて収穫してしまおうと考えていたのですが
網をまとめたを見ていたカラスがさっそくついばみ始めたので
仕方ありません
「新雪」の半分を除いて総採りです

                    

「王秋」の美味しさは2種類ありそうです
ひとつはもちろん太陽の恵みを受けて樹上で色づいたこれまでのもの
ところが秋が進みだんだんと気温が下がってくると
樹上で完熟させることが難しくなって
完熟以前に収穫し追熟させたこれからのもの
酸味が抜け、とろりとしたフルーツデザート風
その上、追熟させるものは当然、その間保存していきますので長い間出荷できます

もう少しは毎日、道の駅しょうなんの直売所に出荷しますが
その後は追熟の様子をみながら
こたつの中やストーブにあたりながら食べる冬のナシとして出荷しようと思います
在庫が残っていればの話ですが

商社が注目している輸出できる農産物の中に和ナシが含まれているという話を聞きました
この「王秋」なんて最適
輸出までいかなくとも、うまく保存できれば通年出荷も可能かも
季節感がなくなるというご批判もあるでしょうが
一年中ナシを食べたいという便秘に悩む老婦人の声もいただいたこともあります

秋バテも優し鈴音に浮かれおり

2013年10月05日 | 梨の出荷
              

ナシの収穫・出荷も新高まで終了し、現在、新興、王秋に入っています
収穫量も少ないため午前中に作業が終えてしまうようになり
8月初めから始まった慌ただしい日々からようやく一息ついています

気温の変化に体がついていかない秋バテにならないよう
スーパー銭湯やハリ・マッサージで体をリセット
代金等のご入金も順次通知があり
郵便振替用紙にはわざわざいろいろなメッセージも
懐だけでなく気分的にも癒されています

今年は上のような可愛いお手紙やこんなご挨拶状も

                                 
こちらは“商い”ですので、かえって恐縮してしまいますが
とてもうれしいものです

また来年もがんばります

24時間食べてもらいたいおらがナシ

2013年09月24日 | 梨の出荷
先日から柏市内のコンビニろうそん10店舗の店頭で
市内で生産されたナシが販売されています
わが家も成り行き上
柏駅西口店、柏泉町店の2店へ定期的に搬送しています

コンビニ業界では、最近、
スーパーマーケットより身近なヨロズ屋を目指し
生鮮野菜や果物も扱うようになっています
一方、農家は直売依存が高まることで
より多くの販売所が必要という事情があります
常設の直売所に配達するついでにコンビニにも納品というわけです

配達帰りにコンビニコーヒーで一息ということもあるでしょう
お金落とす代わりに納品というのもそれほど面倒でもありません
売り上げより使う方が高くなったら問題ですが
それにコンビニの営業は24時間
深夜でも早朝でもいつでも納品できる可能性はあります

消費者の方からみれば
離れた直売所まで出向かなければ買えなかった新鮮な野菜果物が
すぐ近くでいつでも買えるというのは魅力でしょう

…が、常設の直売所の売り上げと比べたら問題になりません
配達する手間と気遣いを換算したら一層無駄な努力に見えます
それでもコンビニ販売を試みるのは
その情報発信力に期待してのこと
より多くの人達の身近なところでわが家のナシを知ってもらい
美味しかったからもう一度食べたいと思っていただけたら

さらに
贈り物からお取り寄せに関心が移り変わっている気がします
「上等なものを義理のある方に」という気持ちがある一方
「ちょっと良いものを自分へのご褒美にしたい」という
消費行動が増えているのも確か

たとえばコンビニスイート
ケーキ屋さんでチーズケーキをたった1つ買うのは気が引けます
コンビニならちょっと高価でもおいしければ
自分用のチーズケーキを気軽に買えます
同じようにわが家のナシを手に取ってもらえたら

飲み会帰り
喉が乾いたので駅前のコンビニで缶コーヒーでも飲むか
ん?ナシがあるじゃない
ナシも一個買って家で食べよう…なんてね
それには一個売りもさせてもらうといいんですけど

酷暑でも日照りでも満作なりけり

2013年09月09日 | 梨の出荷
現在、「豊水」と「あきづき」を収穫しています
「豊水」は後半に入った感じ、「あきづき」はこれから盛りを迎えるところ

わが家にお出でになったお客様に「今年は大変だったでしょ」と
よく声をかけていただきます
確かに暑さで体はきつかったし、ナシもあの乾燥状態はこたえているはず
でも実のできをみると厳しい天候など関係なかったような豊作

幸水も肥大がよかったのですが
豊水も御覧のとおり、700g、800g級がごろごろ
大きいナシで名高い新高並です

                 

かたや「あきづき」
まん丸なきれいな形に細かな果肉でシャキシャキ感100%
果汁は多く酸味はほとんどない、いわば「9月の幸水」
先祖をたどると(新高×豊水)×幸水
いいとこどりの新品種です

よく色づいたものを糖度計で計ってみると、15.2度
糖度が十分のっているのもお天道様のおかげ

                


うだる世にとろける蜜のなかりせば

2013年08月10日 | 梨の出荷

各地で集中豪雨や異常乾燥で傷ついているなか
増税やら国際関係の緊張やらが盛んに騒がれ
なんとかミクスにも浮かれきれない淀んだ空気を一層うだらせる猛暑
ご機嫌なのはとろける蜜にありつけたカブトムシぐらいでしょうか

ナシ畑の中での収穫作業は葉影の下ということもあり
通常は比較的暑さを感じることもないのですが
風もなかった今日は参りました
途中で一息をつかねばやっていられませんでした

作業後のスイカの美味しいことこの上なし
もちろん冷えたナシもよろし

幸水が最盛期を迎えています


畑では大小ありがあたりまえ

2013年08月01日 | 梨の出荷

例年より10日から一週間早く収穫がはじまった幸水
収穫初めは小さいまま色づく実が多く
発送のご要望に応えられるか不安がよぎっていましたが
大きな青い実をつけている樹もあり、少し安堵

冬の寒波、早い春、乾燥した梅雨、7月初めの猛暑、その後の一時的な低温

要因はいろいろあるでしょうが、一言でいえば不順な天候
あまりにも不順であるため順応できるかできないか
が結果を左右させたように思います

樹勢が弱い樹は実を持ち切れず、早めに色づかせてしまった
樹勢のある樹は不順な天候もなんのその
まだまだがんばりまっせ
きめ細かな管理によってどの樹も勢いをつけさせなければいけないのですが
そうもいかないのが現場の真実の姿

幸水も盛りの迎えたら大きな実も出荷できるとおもいますので
乞うご期待