野鳥3題。
今朝、この水路に通りかかったとき、瑠璃色をした小鳥が飛び出していきました。先日まで水田用水からの排水で増水していたのですが、いまは谷津のしぼり水だけの静かな流れになっています。
もしかしてカワセミ?清流の象徴のように呼ばれていたカワセミもあちこちで見られると聞こえてきていましたが、こんな身近なところで見られたのは初めてです。
今度はサシバです。わが家の近くにその営巣地があると野鳥の会の人たちが時々観察にきたり、カラスといがみ合いながら飛び交っている様子をみることはありました。
今日の午後、屋敷前のナシ畑の防災網の中を50cmもあろうかと思える大きな鳥が飛んでいました。ドバトでも追いかけて迷い込んでしまったのでしょうか。里の野生生物のピラミッドの頂点に位置する中型の猛禽類です。追い回して傷つけてもいけませんので、自ら網を抜け出ることを待とうと思います。
最後は名もわからぬ小鳥の巣です。ナシを収穫していましたら、ナシの枝の上になにやら鳥の巣のようなもの。防災網のかけられた畑の中です。まさかと思いながら巣の上に手をやると、鳥の羽のような感触。思わず手を引っ込めました。
もう一度思い直し、巣を持ち上げてみたら、中から4羽の雛鳥が飛び出してきました。相当に大きくなっていましたが、まだ飛び立てない様子です。4羽それぞれ草むらの中に逃げ込んで行きました。はたして生き延びられるのか、それとも蝉狩りに夜な夜な集まるネコの餌食になってしまうのか。
定期的に農薬のかかる場所です。それでも外敵のこない防災網の中が子育てには適していたのでしょう。防災網は必ずしも防鳥網にはなっていないことがわかりました。