参議院選前のバタバタやあちらこちらの不祥事を皮肉ったタイトルではありません。
5月に散布しようと用意していたくず大豆がそのまま残っていたので始末しようと、ナシの秋の元肥用に有機質のぼかし肥料をつくりました。材料は体積比で米ぬか2、くず大豆1、カニガラ0.3、籾殻0.5、くず米、炭少々。今日一日では終わりませんでしたが、全部で米袋入り20kgが120袋ぐらいできそうです。
上の比率で肥料成分がどのくらいなのかはわかりませんが、一袋2,000円とすれば(有機質100%の肥料って結構値が張ります)240,000円分の仕事です。1,000円にしても120,000円分の仕事です。このうち材料費は40,000円ぐらい?それに夫婦二人の人件費を加えると…。あまり大きな儲けにはならないことに気がつくのですが、それでも素の知れた材料ですから安心して自信を持って使えます。
材料の中で一番値の張ったものはカニガラです。ホームセンターで購入した際にこんなに(10袋でしたが)カニガラを買ってどうするのって担当者から聞かれました。自分でぼかし肥料をつくるんですよって答えると、最近は有機質資材を仕入れても買う人が少なくなったよっていう話になりました。
子供がいても農業をする気がまったく無い。どうせ自分の代で農業をやめるのならいつまでやれるのかわからないし、今年の作柄だけ考えれば安い化学肥料で十分。本当は有機質を入れて土作りをしたほうがいいのだけれど、とこぼす年老いた農家の方が多いのだそうです。
その家の跡取りはいても農業の後継者はいないという農家がわが家の周りでも多くなっています。一方で農業をやりたいという人も少しずつですが出てきているようです。こういう人たちをうまく結び付けられたら、農家のおじいさんたちも喜んで土作りに励むのでしょうが。