昨年来、話題となっている「チェーン除草」を
これまで公開されている情報をもとにわが家でもやってみました。
金属チェーン(鎖)を田植え後の田んぼ中を引きずることで
発芽したての雑草を引き抜こうという仕組み。
株間除草機「あめんぼ号」の動力部を利用して
チェーン除草具を考えてみました。
①エンジン動力でチェーンを引くとしても、
一輪車なのでチェーンを持ち上げながら歩かなければならないことから、
できるだけ軽量につくらなければならない。
②5mmぐらいの太さのチェーン20cm
+細めのチェーン10cm合計30cmのチェーンを
3cm間隔で引きずるためには
チェーンを取り付ける「軸」もそれなりの強度が必要になる。
③「軸」はチェーンの取り付け易さも必要
ということで、2cm幅のアルミの角パイプと
3cm幅のアルミ平板を組み合わせて「軸」にしてみました(写真下)
一輪管理機への取り付けは金具を加工し、
角パイプにねじ止めしています。
田んぼ中での取り回しを考慮して「軸」の長さは2m。
だいたい10kgの重量になりました。
実際に田んぼの中を走ってみると…(タイトル写真)
①チェーンの重量は半分になるので、気になりません。
②エンジンで引っ張られるので、推進力も十分。
むしろ、ついていくのが大変。
③足場が狭い条間しかないうえに、
チェーンをバランスをとりながら平衡状態に保つのが一苦労。
④Uターンをうまくやるには慣れが必要。
遅れると端のチェーンが畦に乗り上げてしまう。
主題の除草効果は…
①ポット苗でないために苗が引き抜かれないか心配されましたが、
田植え後4日でも問題ありませんでした。
②廃わらがチェーンにからんでしまうのは、
先輩諸氏がご指摘の通り。
③無除草剤5年目の田んぼ。
二回代掻きで代掻き後1週間たっていましたので、
無数に雑草が発芽していましたが、
結構な量の雑草が水面に浮かんできました。
相応の除草効果があると判断されます。
<1回目作業の結論>
面白いように草が抜けるというのが実感。
しかし、動力一輪車で引き歩くのはたいへん。
ならばということで、
次回は田植え機のフロート部分にチェーンをぶら下げて
田んぼの中を走り回ってみますか。
そうすれば、「軸」の長さを3mでも4mでもできて、
効率よく作業できるかも。
まだまだ試行錯誤が続きます。