この秋(冬?)もドタバタ家族旅。長野県伊那谷へ果樹の苗木を仕入れに行くついでに遠州から奥三河、東美濃地方を巡ってきました。
新東名高速道路を初めて走って、掛川市の観光農園「キウイフルーツカントリーJapan」さんへ。園内では各種キウイフルーツの食べ比べやバーベキュー、畑の散策、小動物とのふれあいなどができます。収穫の最終期でしたが、6種類のキウイフルーツを試食できました。写真右側からゴールデンイエロー、ヘイワード、アップルキウイ、農園オリジナルのピュアカントリー、ゼリーのような果肉のファーストエンペラー、小さいけれど特別甘くて一番人気の紅鮮。段々甘くなる順番でした。
掛川から浜松にかけて「ブルーベリーの郷」や「豊岡梅園」「はままつフルーツパーク時の栖」などの果物をテーマとした大規模な観光農園が立地し、生産、加工、販売だけでなく体験プログラムまで競いあっています。消費者は季節ごとにどこに行こうかと楽しいでしょうが、経営する方は生き残るのにた~いへん。
奥三河の山里を走っていると、こんなところまでと思えるようなところにもネットフェンスで囲まれたソーラーパネル。あれ?栗畑にもフェンス?ウメ畑も?なんでなんで?と思っているうちに、田んぼ全体を取り囲むフェンスが出てきて、ああそうか、イノシシ避けなんだと。ここでは田んぼに入るのにはフェンス扉の鍵も持って行かねばなりませんね。でも、クリ畑まで囲わねばならないとは…
恵那市岩村の町並み。ここは鎌倉時代からの城下町で、まだ昭和、大正の雰囲気がプンプン。どの家の玄関先にも花が飾られ、町が大事にされている様子がうかがえて好感持てます。通りの正面に見える山の上が東美濃岩村城跡。天空の城と呼ばれて最近人気の備中松山城と並んで日本三大山城のひとつとか。岩村の町から少しはずれたところに「農村景観日本一の地」という看板がありました(岩村町富田)。京都大学の先生がこの景色を気に入って、そう名付けたとか。写真正面中央山頂が岩村城址。古代の仁徳天皇のみた“カマドの煙”が見えてくるような盆地の散居風景でした。
中津川は栗きんとん発祥の地といわれ、栗きんとん屋さんが公式マップに14店舗も紹介されています。それぞれのお店の自慢の栗きんとんを食べ比べできるような企画商品も。先日、テレビで紹介されていたお店でお茶と一緒にいただきました。
伊那からの帰りはいつもここでひとっ風呂浴びてひと休み。昭和3年建設の諏訪片倉館。片倉製糸工場従業員向けの保養施設で、ヘルスセンターの原型?映画「テルマエ・ロマエⅡ」のロケ地にもなったようです。国の重要文化財指定の産業遺産のひとつ。
いつもの突貫旅行でしたが、すっきり気分転換できてこれからの冬仕事に励めます。 (by mit)
(2015年12月)
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