のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

マシン油乳剤散布

2005年03月09日 | 今年の梨づくり
4月上旬並みの暖かさとなった今日、梅も満開です。風もなく、こんな日はめったにありません。農薬散布日和です。急きょ、マシン油乳剤を散布しました。
ナシやリンゴ、カンキツなどの果樹の農薬散布にはステレオスプレーヤー(SS)という機械があります。農薬を溶いた液剤を積むタンクと液剤を噴霧するポンプ、そして風を送るファンから構成される自走式の機械です。風の力で遠くまで液剤を飛ばそうとしますので、自然の風が強いと散布しても無駄にしてしまいます。
マシン油乳剤とは主に果樹や花卉類の害虫(たとえばハダニ、カイガラムシ)に使われる農薬です。その名の通り成分は機械油と活性剤で殺虫効果のある化学成分は含まれていませんが、殺虫効果を目的として開発された資材ということで農薬登録されています。小さな害虫を油の膜で包み込んでしまい、窒息させてしまおうという、人間や大きな昆虫には害の少ない環境に優しい農薬です。でもやっぱり油ですから、周辺に車があったりすると迷惑をかけますので、散布する時には気を使います。

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