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ギンバイソウの花が開き始めました。
山地のやや湿り気のある沢筋などの樹林内に生える多年草です。
茎は高さ50cm前後で直立し、横枝は出しません。
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葉は長さが15cm前後と大きく対生で、縁には粗い鋸歯があります。
葉の先端が二つに裂けるのが特徴ですが、中には裂けない葉もあります。
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アジサイ科ギンバイソウ属、梅の花に似ることからの名で「銀梅草」だそうです。
キンポウゲ科のキンバイソウやナス科のキンパイソウと名が紛らわしいです。
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茎の先に苞で包まれた丸い蕾がつき、やがて苞が開いて一つずつの蕾が現れます。
一つの花序には10~20個の花が次々と咲きます。
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花は両性花と装飾化があり、両性花は5個の萼片と5個の花弁があります。
稀にそれぞれが6個の花も見かけます。
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両性花は径が2cmほどで、たくさんの雄しべと、1個の雌しべがあります。
花弁、花糸、葯、花柱は純白で、柱頭はやや紅がさします。
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装飾花は萼片が2~3個で、白色からごく淡い紅色です。
目立つ両性花を持つギンバイソウ、装飾花はほんとのお飾りでしょうか。
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こちらはヤマアジサイですが、中心の両性花は大変に小さいです。
そこで、周囲を取り巻く装飾花が昆虫を呼ぶ役目を担っているのだそうです。
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またギンバイソウですが、中央に両性花が、その周囲に装飾花を配します。
淡紅色の装飾花が四方に明かりを灯しているようにも見えますが?
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以前に撮影した8月の花、装飾花は残り、両性花は花弁と雄しべが落ちました。
これからは、秋までかけて実を稔らせます。
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