氏神様の鳥居に新しい大しめ縄が飾られました。
しめ縄は、この世と神様の世界を区切っている境界線のようなものだそうです。
大しめ縄作りには、材料の稲ワラを前日に用意しておきます。
大しめ縄づくりのスタートです。
わら束を二つに分け、左巻きで1本に寄り合わせ(綯う:なう)ます。
綯い始めのころは数本のワラを加え、徐々に加えるワラの本数を増やします。
中間ではかなりの量を加え、その後は減らして細くしていきます。
左のように余ったワラが飛び出しますので、鋏で切ってきれいにします。
2本の大しめ縄の溝に3本目を右に撚(よ)りながら左巻でねじ込みます。
かなりの力が必要で数名で奮闘します。
鋏でていねいに飛び出たワラを切って仕上げます。
大しめ縄は基の方を東側(向かって右)に向け、中心を仮止めします。
両端を縦の柱と横梁の交差するところに一回転して縄で固定します。
仕上げは、紙垂(しで)とぼんぼり状の飾りを取り付けます。
表柱には、竹、松、ごぼうしめ縄、ミカン入れのワラ篭を取り付けます。
これで新年を迎える拝殿の準備が出来上がりました。
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