信州自由人

のぐケーンのぶろぐ

令和4年新春宝貝詣3

2022年01月22日 | 貝類

似たたような貝はなく、分かり易いタルダカラ(樽宝)、殻長は60mm超です。
細長い殻で、背面には3本の黄褐色の帯が横断します。


2個ともかなり擦れていますが、新鮮な貝殻の腹面は黒褐色です。
殻口は狭く直線的で、歯は細かく刻まれています。


生息数が少ないのか、2個を拾ったのみです。


クチムラサキダカラの背面は淡い褐色で、4本の褐色帯が入ります。
名前の「口紫宝」のとおり、殻口は紫色に彩色されます。


前後左右からみても、ほぼ同様の模様です。
クチムラサキダカラはたくさんの貝殻が海岸に打ち上げられていました。


殻の色彩や模様は幼貝から成貝までほぼ同様で、分かり易い種類です。
また、成貝は殻口の紫色を見れば背面が割れていても見分けがつきます。


もう一つの特徴は、背面と側面の境界部が紫色になることです。


キッコウダカラ(亀甲宝)、背面を上から見るとウミガメの甲羅のようです。
腹面の殻口の内唇側に出る大きな褐色斑紋が特徴です。


背面には褐色地に円形の斑抜け模様が、側面には黒斑が点在します。
この個体は沖縄産、干潮時の潮間帯で見つけた生貝でした。


採りあげたときは名が分からなかったのですが、腹の黒斑が決め手になりました。
10年以上の時を経た個体、心なしか潤いが減っているような気がします。
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