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湯ノ丸高原花便り19.9

2019年09月07日 | 山野草

山の人気花、マツムシソウ科マツムシソウ属のマツムシソウ(松虫草)です。
名の由来は、マツムシ(スズムシ)が鳴くころに咲くからとの説があるようです。


こちらも人気のナデシコ、夏から咲き来山者を和ませてくれます。
苞が2対でエゾカワラナデシコ(蝦夷河原撫子)、ナデシコ科ナデシコ属です。


烏帽子岳(標高2066m)のイワインチン(岩茵蔯)、キク科キク属の多年草です。
インチンとはカワラヨモギの漢名で、岩場に生えるカワラヨモギ似の植物の意味。


篭ノ登山(標高2227)にエゾリンドウ(蝦夷竜胆)が咲きました。
仲間のオヤマリンドウも花を咲かせ始めています。


花冠の形が船の碇に似るハナイカリ(花碇)はリンドウ科ハナイカリ属です。
花の色は目立ちませんが、形が奇妙なことから関心が多い植物です。


キンポウゲ科トリカブト属のセンウズモドキ(川烏頭擬)と思われます。
日当たりの良いトーミの頭付近で見つけ、こんな日向によくぞと感心しました。
葉は3全裂で花柄に開出毛、センウズモドキは絶滅危惧II類(環境省)です。


黒斑山(標高2404m)一帯のオオシラビソが球果をつけています。
球果は熟すと形を残しませんので、見ることができるのは10月初旬までです。


ニシキギ科ウメバチソウ属のウメバチソウ(梅鉢草)、白い花が眩しいです。
ピンク色の花をつけるイブキフウロやシャジクソウとともに山道を飾ります。


ヒガンバナ科ネギ属のヤマラッキョウ(山辣韭)です。
いよいよ今年のラストを飾る花が、池の平に咲き始めました。


池の平の鏡池(標高2000m)、タカネザクラの葉が色づき始めました。
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