信州自由人

のぐケーンのぶろぐ

タツノヒゲ属の見分け

2018年09月22日 | 山野草

これまで疎遠なイネ科ですが、春からタツノヒゲ属を探してきました。
迷いながらも、なんとかタツノヒゲにたどりつきました。
一度おぼえると分かりやすい草姿で、あちらこちらで見かけます。


同属のヒロハヌマガヤ、現地までご案内をいただきようやく巡り合えました。
「日本のイネ科植物では稀品中の稀品・・・」と記された図鑑もある希少種です。
花時の花序はほぼ直立ですが、果時には重みで下がってきます。


ようやく分かりかけた両者の見分け方、忘れないうちに書きとめます。
タツノヒゲは、穂が出た直後が画像の上側の状態、すくに花序枝は開出します。
花序の主軸に対してほぼ直角に出る花序枝の様は印象的で、目につきます。


それに対しヒロハヌマガヤは、花序枝を斜めに出します。


小穂の付き方も異なり、タツノヒゲはヒロハヌマガヤに比べ、かなりまばらです。


葉鞘の毛は、タツノヒゲでは目立ち、ヒロハヌマガヤには見当たりません。


果実の大きさにも差異があり、ヒロハヌマガヤの方が長めです。


ある文献では、ヒロハヌマガヤは「内穎の竜骨に2列の刺毛があり」とあります。
見分けの重要ポイントとのことですが、これが黄色の矢印の部分なのかどうか?
なんとかイネ科と仲良しになろうと思うのですが、なかなか難関です。
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« トリカブトに集まる虫 | トップ | 初対面オランダフウロ »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ほそもの)
2019-08-12 18:54:50
「穂が出た直後」「花序枝開く」の写真は、タツノヒゲではなく、ミチシバのように見えます。検討してみてください。
返信する
Unknown (信州自由人)
2019-08-17 14:29:50
ほそものさんありがとうございました。
撮影場所は覚えていますので行ってみます。
返信する

コメントを投稿

山野草」カテゴリの最新記事