ベラルーシの部屋ブログ

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戦勝記念パレード実施されました

2020-05-09 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 5月9日、対独戦勝記念パレードがミンスクで予定通り行われました。
 午前11時から約1時間、その様子はテレビで生中継されました。
 軍事パレードは例年通りの規模でしたね。テレビの画面で見ていただけなので、はっきりとは私の目には分かりませんでした、全長2キロのパレード、というのはその通りだったと思います。
 第二次世界大戦中の従軍者の方々への感謝の意を表したり、戦死者を思い出し、その遺族の気持ちを偲ぶ、という意味では、この戦勝記念パレードはベラルーシ人にとって非常に大事な式典です。
 しかし、今年は多くの国が式典を縮小したり、軍事パレードは中止したりしました。
 その中でベラルーシは全て予定通りでした。

 私が問題だと思ったのは、観客席のほうです。
 1万人が座れるだけの席を用意したと報道されていましたが、その観客席は満席でした。
 テレビの画面を見た限りでは、マスクをしている人は100人中2、3人程度。文字通り老若男女がぎっしり詰まって座っていました。一つずつ空席を設けるといった対策は全くありませんでした。消毒液は置いていたかもしれませんが、テレビで見ている限りでは分かりませんでした。
 パレードに出ている軍人や音楽隊がマスクをしないのは分かるのですが、観客はマスクしちゃいけない、という決まりがあったわけではないのに、マスクをしていない人が多過ぎてびっくりしました。
 マスクしていいんだったらマスクをしてパレードを見にくる人が多いだろうと思っていたので、予想外でした。
 今日は天候にも恵まれ、気温も上がったので、マスクをしていたけど、暑くて途中で外してしまった、という人もけっこういたのではないかと思いました。

 もう一つ気がついたのは、例年は天気がいいと、会場の周りにもっと大勢の見物客が訪れて、お父さんが子どもを肩車してパレードを見せようとしたりするのですが、上空から撮影した様子を私が見た限りでは、今年は人出は大変少なかったと思います。見に行くのを今年はやめた一般市民もたくさんいたということです。

 ちなみに戦勝記念パレードは首都ミンスクだけではなく、他の主要都市でも規模は小さくとも行われます。

 今日の夜に行われる戦勝記念コンサートはどうなるのか、こちらもテレビで見るつもりです。

 

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