ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

ミンスクにある長崎の鐘について(2)

2016-10-29 | 放射能関連情報
 長崎の鐘が核の犠牲者の慰霊のために建立された、という趣旨もあり、その後この鐘楼の土台部分に現在のカザフスタンのセミパラチンスク核実験場の土や、ロシアのノヴァヤゼムリャの土も収められるようになりました。
 どこから運ばれた土が収められているのかは、金属板プレートにベラルーシ語とその国の言葉で文章が刻まれ、プレートは鐘楼の柱の部分に取り付けられています。

 この画像は私が撮影したものです。分かりづらいですが、ベラルーシ語と日本語で「ここに広島、長崎、福島の土を入れたカプセルが埋められている」と刻まれています。
 
 赤い教会を背にして長崎の鐘を見ると右側の柱部分に取り付けられています。

 そしてチェルノブイリの被害が大きかったのがベラルーシとウクライナだったことから、鐘楼の中心部の一番高いところにベラルーシの国旗が、裏側にウクライナの国旗が、左側の柱にロシアとカザフスタンの国旗が掲げられるようになりました。
 さらには金属プレートの情報に日の丸も掲げられました。

 国旗を慰霊碑の柱にあちこち取り付ける、というアイデアは誰が考えたのかは分かりませんが、何となく、犠牲者を悼む、という雰囲気よりは世界平和を感じさせる姿になったように感じられます。
(画像を見たい方はこちらのサイトをどうぞ。)
 
 どちらがいいのか? については人それぞれの意見があると思います。
 
 (続きは「ミンスクにある長崎の鐘(3)」をご覧ください。)

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