ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2023年3月10日。ウクライナ侵攻から380日目

2023-03-10 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2023年3月10日。

 先日、ベラルーシで小児性愛者が昨年500人以上特定あるいは逮捕され、この数が急増しているので、加害者に去勢手術をするかしないか法改正を検討しているという記事を投稿しましたが、今日のニュースでは、19歳の大学生女子が高校生(ということは年齢で言うと15歳から17歳の間。ベラルーシでは高校は2年間しかない。まあたベラルーシでは成人年齢は18歳)とネット上で知り合い、数カ月間、性交渉を持ち、学生は女子高生にお金を渡していました。(これは買春では? 強制ではないでしょ?と日本人は思いますよね。)
 さらに新しいスマホをプレゼントしたので、高校生の親が、スマホを買ったお金は一体どこから?と問いただした結果、大学生に買ってもらったことが判明。
 親は警察に通報。成年男性が未成年女性と性交渉を持ったので、「小児性愛者」認定され、逮捕されました。
 この女子高生は、小児性愛者という犯罪者の被害を受けた人という扱いでしょうね。
 
 まだ法律が改正されていませんので、この大学生は去勢手術を受けるわけではないですが、国が定めた性嗜好の矯正プログラムを受けさせられるそうです。
(このプログラムを受けた後もまた再犯をして逮捕された場合、去勢手術・・・というふうに法改正しようかどうか検討中のようです。)

 でも、こういうケースまでカウントしているとなると、ベラルーシで小児性愛者が最近急増している、というのは当然かと思います。
 日本だったら、大学生が2歳年下の女子高生とネットで知り合って、交際を始めたのでプレゼントをあげただけという話になって、逮捕されて小児性愛者認定されるところまで行かないと思うのですが。
 18歳の男子(成人)が17歳の女子(未成年)と大恋愛になっても、女性のほうが18歳の誕生日を迎えるまでは、指一本触れないほうがいいのか、うっかりすると小児性愛者として逮捕されるのかということですね。
 ベラルーシと同じようにカウントしたら、日本はどうなるのか。

 それから、性嗜好の矯正プログラムとはどんなものなのか、効果があるのかどうか、詳しく報道されていないので、よく分かりませんが、内容は「心理カウンセリング」だけではなく、「医療行為」も施され、さらに「器具」を使用する、とニュース記事に書いてありました。
 (性嗜好矯正に使われる器具とは? 私には分かりませんわ・・・。)

 やっぱりベラルーシは日本と比べると刑罰が厳しいと思いますよね。いいのか悪いのか・・・
 昨日は、国家公務員や軍人が国家反逆罪で裁かれる場合、死刑になるという法律が昨日成立されましたしね。
 

 
 

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