2021年6月3日。ようやく気温が20度にまで上がりました。暖かいし雨も降らないのですが、やっぱり曇っていて何だか薄暗いです。
大手のミンスク加工食肉企業が倒産の手続きに入りました。従業員は約1000人です。
スウェーデンはベラルーシからベラルーシ製のシャンパンを輸入することを停止しました。政治的な意図はないそうです。
ベラルーシで6月5日からPersilの洗剤が販売禁止になりました。ヘンケル社のブランドだからドイツ製ですね。
アメリカがベラルーシにあらたな経済制裁を発動しました。逆にベラルーシもアメリカに経済制裁を発動するそうです。
ベラルーシの経済はどうなっていくのか・・・。逆に市場では青果の価格が下がっています。売れ残って腐ったら商品価値ゼロになるものなので、とにかく早く売り切って現金に換えたいということでしょうか。
今日はエールフランスの飛行機で爆発物騒ぎです。
チャドの首都ヌジャメナからフランス・パリに向け飛行中だったエールフランスの旅客機が、機内に爆弾があるとの脅迫を受け、シャルル・ド・ゴール空港に緊急着陸しました。フランス軍は戦闘機を緊急発進させて誘導。
5月23日にベラルーシで起きたライアンエアー緊急着陸事件を思い出してしまいました。
今回は航空機のパイロットが飛行中、無線で脅迫を受け、管制塔に通報したそうです。無線でパイロットが直接、脅迫を受けたとは・・・誰がその無線の向こう側にいたのでしょうか。
ライアンエアーに搭乗していて逮捕されたプロタセヴィチ氏は、自の罪を認める発言を国営テレビの対談番組内で自分の罪を認める発言をしており、国営テレビで放映されました。拘束中なのに自分からテレビ番組に出演したいと希望したことになっています。
まだ法的に犯罪者と決まったわけではないのですが、取り調べ中の容疑者がテレビ番組の中でトークしているのが、日本人の感覚からすると普通じゃないです。
最後のほうではまばたきをして涙をこらえている様子や、両手で顔を覆う様子も放映されましたが、手首にあざがあって、手錠の跡か、拷問の跡ではないかと視聴者は噂しています。
同氏の父親は「息子は自分の言葉で話していない。心理的圧力をかけられ、出演を強制された。」とメディアの取材で訴えています。恋人のサペガ氏もKGBの刑務所内に拘留されたままですから、サペガ氏を傷つけると脅されていたとしたら、プロタセヴィチ氏も何も断れないでしょう。
私は見ていて、もし本当にプロタセヴィチ氏がこの番組への出演を本当に望んでいたとしたら、(内容を強制されたと言う)発言の中に、隠されたメッセージがあるような気がしてなりませんでした。国営テレビ番組に出るように言われて、断れない立場にいるので、どっちみち出演しないといけないわけです。
プロタセヴィチ氏は長年、ネットを駆使して政治活動をしてきた人です。国営放送出演すらうまく利用する能力がある人だと思います。逆に政府側はテレビ番組に引っ張り出してきて、晒し者にしている(罪を認めさせたところを日のもとで明らかにする)ようにしていますが、100%これがいい方法だったかどうかと言うと、そうとは言い切れません。
プロタセヴィチ氏は、ベラルーシ大統領を尊敬しているとも発言しており、いろんな反応がありますが、
ベラルーシ国営テレビは刑務所内で野党幹部、コレスニコワ氏を撮影しようとしましたが、断られたそうです。ただ強制的に撮影されえたようです。映像はまだ公開されていないようですが、このまま非公開かもしれません。
ベラルーシとロシアの間の列車の本数が増えました。
ウクライナとリトアニアはベラルーシとの国境警備を強化しました。