ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2021年6月26日。夕立

2021-06-26 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2021年6月26日、待望の雨が降り、暑さが少し和らぎました。しかし、急激に滝のような雨が降ったので、ミンスク市内の各地で道路が冠水しています。

 今ベラルーシと周辺国のうちロシア以外の国で、国境の道でベラルーシ人が白赤白の旗を持って、反政府デモ活動を連日しています。
 今日はリトアニアの国境地帯で、デモを行っていた二つのグループが国境を超えてリトアニアに入国したロシアのトラックを通させまいとしました。ロシア人運転手は怒ってそのまま発車させようとしたので、ベラルーシ人がそのトラックを止めようと、トラックを素手で抑えようとしたため、怪我人が出そうになりましたが、リトアニアの国境警備隊が阻止して、事なきを得ました。
 リトアニアの国境警備隊は大変ですね・・・

 リトアニア外務省の主張では、イラク難民が大勢ベラルーシの国境を超えてリトアニアに押し寄せてきているのは、ベラルーシ政府主導によるもの(嫌がらせ。リトアニアは難民キャンプを急いでつくるなど対応に追われていて、結局国家予算を使わないといけなくなるので、余計な出費です。)だとしています。
 しかしベラルーシ大統領は、EU圏内に難民が流入するを阻止することはしない(ベラルーシは関係ない。難民受け入れ側を助けない。)と述べました。

 何だかんだ、あれやこれやの手を使って、ある意味戦争が始まっており、こういうのをハイブリッド戦争というそうです。

 今日ミンスクで行われていたトライアスロンの大会中、参加選手3人が反政府的スローガンを口にしたという理由で身柄拘束されました。

 午後9時ごろミンスクにあるロシア大使館の門に乗用車が追突しました。運転手は逃げようとしましたが、すでに拘束されました。

 ベラルーシはカザフスタンと経済的なつながりを強化していくそうです。もともと経済同盟を結んでいますから、当然ですね。
 
 

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