ベラルーシの部屋ブログ

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2024年5月18日。ウクライナ侵攻から816日目

2024-05-18 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2024年5月18日
 ウクライナ政府は、今日から国外在住の徴兵対象年齢である18~60歳の男性への領事サービスを再開すると発表しました。
 ウクライナ外相は、国外にいる徴兵対象年齢の男性について、前線での戦いを人任せにしていると批判し、当局はパスポート発給などの領事サービスを停止していました。ちなみにベラルーシ大使館も国外在住の自国民に対するパスポート発給を停止しています。

 ウクライナ政府の狙いは、軍が兵員不足に苦しむ中、徴兵対象年齢の男性の帰国を強制するためでした。パスポートの有効期限が切れても新しいパスポートをもらえないので、帰国しなくてはいけません。
 しかしウクライナ外務省は17日付の声明で、最新の徴兵登録書を所持していることを条件に、「4月23日に停止していた徴兵対象年齢の男性への領事サービスを再開するよう在外公館に指示した」と発表しました。

 この外国に滞在している自国民に現地の自国大使館が新しいパスポートを発給してくれないというのは問題です。矛盾していると思います。
 別に兵士動員逃れのためでなくても、外国でパスポートを紛失したり盗まれたり、うっかり燃やしてしまったり水に落としてしまうということが起こりうるからです。
 新しいパスポートを作ってくれないとがないと、帰国することすらできなくなりますから、自国軍に入隊できないですよ。

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