こちらの投稿でも、あくまで私が知っている範囲内のことで、ベラルーシからの情報であるとご理解のうえお読みください。
多くの方からご質問があった「食用クレイ」についてです。
食用クレイとは何かと言えば、つまり「食べられる粘土」のことです。
この粘土を食べたら、放射能が排出される、この粘土をお湯に溶かしたお風呂に入ると放射能が体から出て行く・・・らしいです。これがチェルノブイリのときに使われた、と言われていますが、本当ですか?というお問い合わせでした。
食用クレイで検索するとこういう、説明をしているサイトを読むことができます。
「チェルノブイリの作業員は、クレイを体に塗り、その上に作業服を着て作業に当たりました。」
「チェルノブイリの作業員は、非常に濃いクレイバスにも入り、デトックスを行いました。」
私は1995年からベラルーシに住んでおり、1986年のチェルノブイリ事故当時、ベラルーシに住んでいたわけではありません。
なので事故当時の様子は私はよく知らないのです。
そこでベルラド研究所に問い合わせてみました。その回答は
「チェルノブイリの作業員は、クレイを体に塗り、その上に作業服を着て作業に当たりました。」については「このようなクレイを体に塗って作業した人は一人もいなかった。」
「非常に濃いクレイバスにも入り、デトックスを行いました。」については「そのようなお風呂に入った事故処理作業員はいなかった。」
・・・でした。
他にも事故後「チェルノブイリの放射能汚染された牛たちには、クレイを混ぜた飼料が与えられました。その後、牛の体内の放射線値が基準値以下に下がったことが報告されています。」
と食用クレイについて説明しているサイトがあるのですが、これについても、ベルラド研究所は「全く聞いたことがありません。」
ちなみにこのサイトによると食用クレイは
「日本では食品としての認可は提出されていない為おりていませんが、」とあり、さらに続けて
「フランス、アメリカ、オーストラリア等では、食用クレイの認可が下りており、販売がされています。」
とあります。
つまり食用クレイを販売しているし、有効だと思うが日本では食品の認可がないので、食するときはそれぞれの自己責任で食べてください。と言っているわけです。
つまり「何かトラブルがあっても、効果がなくても販売したこっちは責任持たない。」とも言っているわけです。
この食用クレイの成分が何なのかも、私にはよく分かりません。
ただ原発で、大事故が起きた場合に備えて、職員の最初の応急処置として、「カリエイ土」を摂取させるのが有効であり、原発内で常備しておくのがよい、というのをある本で読んだことがあります。
その本はベラルーシ人の医者が書いたもので、日本語訳も出ています。私は原書のほうを読んだことがありません。
(原書はたぶんロシア語。もしかするとロシア語から英語に訳したのを日本語にしたのかもしれませんが、日本語版には何語からの翻訳なのか表記していません。原題も掲載していません)
しかし日本語では「カリエイ土」と訳してあります。しかしこのカリエイ土が何なのか、調べても分かりませんでした。
そして食用クレイがこのカリエイ土なのかどうなのかも分かりません。
ベルラド研究所の見解では
「ベラルーシではそのような食用クレイの実験をしたことがないので、研究データがない。だから食用クレイが本当に放射能排出に効くのかどうか分からない。」
ということでした。
「食べて害がないものなら、日本の研究機関が実験するべきです。」とも言っていました。
クレイのお風呂に入るのも
「外部被爆には効くかもしれない。しかし体内に入った放射能はお風呂に入っても体から水のほうへは出て行かない。」
と話していました。
でもですね、別に粘土が混ざってなくても、お風呂に入って体を流したら外部被爆、つまり体の表面についた放射能は流されていくと思いますよ。
また「もしかしたら体内被曝には効くのかも。これもどんどん日本国内で実験するべきだ。しかし体内被曝対策にするなら、食用にしないとだめでしょう。お風呂では効き目がない。」
ともベルラド研究所は話していました。
以上ですが、ベルラド研究所の見解を聞いた私は複雑な気持ちになりました。
もしかしたら効き目があるのかもしれません。しかし食用クレイは「日本では食品としての認可は提出されていない為おりていません」ということを念頭に置いた上で、購入されたい方はされてください。
もっとも、「日本では食品としての認可は提出されていない為おりていませんが」自己責任で飲んでください、と言いつつ販売する企業の姿勢は、私は理解できないです。
それにチェルノブイリの作業員がクレイでデトックスを行ったことを、ベルラド研究所が全く知らない、というのは、どうしても間違った宣伝をしているなあ、と思います。(事実の確認不足かもしれません。)
私は食用クレイについてはちょっと心配しております。(効果より宣伝の仕方が・・・。)
多くの方からご質問があった「食用クレイ」についてです。
食用クレイとは何かと言えば、つまり「食べられる粘土」のことです。
この粘土を食べたら、放射能が排出される、この粘土をお湯に溶かしたお風呂に入ると放射能が体から出て行く・・・らしいです。これがチェルノブイリのときに使われた、と言われていますが、本当ですか?というお問い合わせでした。
食用クレイで検索するとこういう、説明をしているサイトを読むことができます。
「チェルノブイリの作業員は、クレイを体に塗り、その上に作業服を着て作業に当たりました。」
「チェルノブイリの作業員は、非常に濃いクレイバスにも入り、デトックスを行いました。」
私は1995年からベラルーシに住んでおり、1986年のチェルノブイリ事故当時、ベラルーシに住んでいたわけではありません。
なので事故当時の様子は私はよく知らないのです。
そこでベルラド研究所に問い合わせてみました。その回答は
「チェルノブイリの作業員は、クレイを体に塗り、その上に作業服を着て作業に当たりました。」については「このようなクレイを体に塗って作業した人は一人もいなかった。」
「非常に濃いクレイバスにも入り、デトックスを行いました。」については「そのようなお風呂に入った事故処理作業員はいなかった。」
・・・でした。
他にも事故後「チェルノブイリの放射能汚染された牛たちには、クレイを混ぜた飼料が与えられました。その後、牛の体内の放射線値が基準値以下に下がったことが報告されています。」
と食用クレイについて説明しているサイトがあるのですが、これについても、ベルラド研究所は「全く聞いたことがありません。」
ちなみにこのサイトによると食用クレイは
「日本では食品としての認可は提出されていない為おりていませんが、」とあり、さらに続けて
「フランス、アメリカ、オーストラリア等では、食用クレイの認可が下りており、販売がされています。」
とあります。
つまり食用クレイを販売しているし、有効だと思うが日本では食品の認可がないので、食するときはそれぞれの自己責任で食べてください。と言っているわけです。
つまり「何かトラブルがあっても、効果がなくても販売したこっちは責任持たない。」とも言っているわけです。
この食用クレイの成分が何なのかも、私にはよく分かりません。
ただ原発で、大事故が起きた場合に備えて、職員の最初の応急処置として、「カリエイ土」を摂取させるのが有効であり、原発内で常備しておくのがよい、というのをある本で読んだことがあります。
その本はベラルーシ人の医者が書いたもので、日本語訳も出ています。私は原書のほうを読んだことがありません。
(原書はたぶんロシア語。もしかするとロシア語から英語に訳したのを日本語にしたのかもしれませんが、日本語版には何語からの翻訳なのか表記していません。原題も掲載していません)
しかし日本語では「カリエイ土」と訳してあります。しかしこのカリエイ土が何なのか、調べても分かりませんでした。
そして食用クレイがこのカリエイ土なのかどうなのかも分かりません。
ベルラド研究所の見解では
「ベラルーシではそのような食用クレイの実験をしたことがないので、研究データがない。だから食用クレイが本当に放射能排出に効くのかどうか分からない。」
ということでした。
「食べて害がないものなら、日本の研究機関が実験するべきです。」とも言っていました。
クレイのお風呂に入るのも
「外部被爆には効くかもしれない。しかし体内に入った放射能はお風呂に入っても体から水のほうへは出て行かない。」
と話していました。
でもですね、別に粘土が混ざってなくても、お風呂に入って体を流したら外部被爆、つまり体の表面についた放射能は流されていくと思いますよ。
また「もしかしたら体内被曝には効くのかも。これもどんどん日本国内で実験するべきだ。しかし体内被曝対策にするなら、食用にしないとだめでしょう。お風呂では効き目がない。」
ともベルラド研究所は話していました。
以上ですが、ベルラド研究所の見解を聞いた私は複雑な気持ちになりました。
もしかしたら効き目があるのかもしれません。しかし食用クレイは「日本では食品としての認可は提出されていない為おりていません」ということを念頭に置いた上で、購入されたい方はされてください。
もっとも、「日本では食品としての認可は提出されていない為おりていませんが」自己責任で飲んでください、と言いつつ販売する企業の姿勢は、私は理解できないです。
それにチェルノブイリの作業員がクレイでデトックスを行ったことを、ベルラド研究所が全く知らない、というのは、どうしても間違った宣伝をしているなあ、と思います。(事実の確認不足かもしれません。)
私は食用クレイについてはちょっと心配しております。(効果より宣伝の仕方が・・・。)