ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2024年7月18日。ウクライナ侵攻から878日目

2024-07-18 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2024年7月18日、ミンスクで大雨が降り、道路が冠水しました。全部の駅ではありませんが、地下鉄駅も大量の水が流れ込み、閉鎖されました。
 昨日、7月17日に大雨と雷の警報が出ていたのですが、気温が30度を超えるなど暑いだけで、天気予報が外れたと思っていたのですが、また続けて18日に警報が出て、今日のそれは当たりました。

 昼の12時半ごろ、空が曇り、1時過ぎに各地で大雨が降り始めました。
 昔はこんな豪雨が降ることがなかったため、ミンスクは雨水の排水施設が、日本に比べると全然機能していません。
 排水量が少ないため、町のあちこちで道路が冠水してしまいます。

 日本だったら、近くの避難所に早めに自主的に避難してください、と言うレベルでしょうか。
 ベラルーシの警報はそんな強制力もないので、のんびり海水浴・・・じゃなかった、ベラルーシには海がないので、湖水浴ですね・・・そこへ暑いからと泳ぎに行く人や、普通に出勤して、屋外の仕事をしている人がたくさんいました。
 ミンスク市内で10箇所の道路が冠水のため、通行不可能になり、運転していた車ごと水に浸かって、車の屋根の上から救助要請し、救援隊のボートで助け出される人もいました。
 
 幸い夕方までには水が引いたところも多く、完全にストップしていた公共交通機関もそれまでには運転再開していたので、夕方のラッシュアワーに問題はありませんでした。帰宅困難者は出なかったということです。
 死者はミンスク市内では出ませんでした。

 ベラルーシ最大の市場、カマロフスキーで売り場が冠水してしまって、家族連れの買い物客が店舗のテントの下で雨宿りしている映像を見て、これでは商売にもならないし、お客も怪我をするかもしれないから、こういう警報が出るときは、国の命令で全ての店舗は閉店、職場も休業させて、バスなどの公共交通機関も止めて、バスの車両などは車庫に入れ、全てのイベントも中止して、国民全員、雨が止むまで自宅待機させたらいいのに・・・と思いました。
 戦争のときは外出禁止令とか出せるから、特に昼間、大きな自然災害が起こると高確率で予測できるときは、日本のように避難所の指定をしていないベラルーシでは高所にある自宅待機命令を出すほうがいいと思います。

 でも、このような法律がないので、私個人としては自主的に判断、行動するしかなさそうです。ちなみに大雨警報などはニュースだけではなく、国中の携帯電話一斉にSMSで送られてきます。
 

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