ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

将棋クラブ「駒落ちレクチャー」 1

2017-10-15 | 日本文化情報センター
 2017年10月15日、日本から将棋二段の新荘さんをお招きして、日本文化情報センターで駒落ちレクチャーが行われました。
 新荘さんは、チロ基金の活動「戦争と平和の絵本と子どもたちの絵」でご紹介したように広島の原爆をテーマにした絵本「おりづるの旅 さだこの祈りをのせて」と「ピンク色の雲-おばあちゃんのヒロシマ」のロシア語版を日本文化情報センターに寄贈して下さった方です。

 その新荘さんが将棋の有段者でロシア語でレクチャーができるということで、今回、駒落ちをテーマにしたレクチャーを開催することになりました。

 画像の様子だけだと、新荘さんが駒落ちの教科書の宣伝をしているように見えますが、レクチャーもされました。
 
 (レクチャー用の大きい将棋盤がないので、ホワイトボードと大きいサイズの駒を手作りしましたが、改善しないといけない点があると思いました。次回の将棋レクチャーがいつ開催されるか分からないですけど。)

 新荘さんはわざわざロシア語でレクチャーの資料まで用意してくださっていて、ベラルーシ人にとっても分かりやすい講義を本当にありがとうございました。
 レクチャーの最後のほうで、新荘さんが問題を出したときも、ベラルーシ人棋士は正しく答えていました。
 新荘さんは、
「ベラルーシ人棋士は個性豊か。日本人にない発想をするので、強くなるかもしれない。」
と後で感想を述べていました。

 私のような素人からすると、将棋の必勝法があって、それが分かっていれば勝てるのだろうと思っていましたが、新しい発想力も大事なんですね。奥深い将棋の世界を教えていただきました。

 また弊センター将棋クラブのために将棋の本も寄贈していただきました。ありがとうございました。
 (ただ日本語で書かれている本なので、「読めるように日本語もしっかり勉強しましょう。」と言ったら、みんな苦笑いしてましたが。)

 また里見香奈女流五冠の直筆色紙も寄贈していただきありがとうございました。これから将棋クラブで対局をするときは展示しようと思います。

 

この記事についてブログを書く
« 車いす女性のミスコンテスト... | トップ | 将棋クラブ「駒落ちレクチャ... »

日本文化情報センター」カテゴリの最新記事