ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

マクシム・バフダノヴィチ記念館での短歌の夕べ

2015-10-23 | ベラルーシ文化

 10月23日マクシム・バフダノヴィチ記念館で行われた「短歌の夕べ」に参加しました。

 記念館のサイトはこちら
 画像もこのサイトからの引用です。
 すごく和風のデザインにしていますねえ。記念館の人がんばっていますよ。
 ここで私は3年前に翻訳したバフダノヴィチの短歌4首の日本語訳を朗読しました。
 この4首の短歌の日本語訳についてはこちらで読むことができます。
 
 私のほかにもベラルーシの詩人で「短歌」や「俳句」をベラルーシ語で書いている方々が登場し、自作を朗読しました。
 年代はさまざま。くすっと笑える作品や「スマートフォン」という言葉が出てくる短歌などいろんな作品がありました。

 1人の詩人の方は「俳句はミニマリズム」と表現。そして「本当の俳句は日本人にしか書けない。」と持論を発言。
 私はそんなことないと思うけど・・・と思いましたが。
 確かに外国語で5・7・5・・・で字数をそろえた詩を作るのは不可能なのですが、日本文化である俳句や短歌とベラルーシ語の融合という文学的な実験をするのは意味があると思います。
 新しい形の文学がそこから生まれるかもしれないし・・・と思いました。

 でも日本の文化にベラルーシ文学者が関心を持ち続けてくれているのはうれしいことですね。