ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

ベラルーシの保養所の数

2015-10-17 | 放射能関連情報
 今放射能関連のテーマについて原稿執筆中なのです。
 ベラルーシでの取り組みについて書いてくださいと頼まれたのですが、その中で保養について取り上げようと思いました。
 ベラルーシ人はよく保養施設に長期滞在するなど書いていたのですが、
「そういや、ベラルーシに保養施設っていくつぐらいあるんだろう・・・?」
とふと思いました。
 調べてみると、分かっただけで約700施設あることが分かりましたが、これでも完全に網羅した数ではないです。
 でもとりあえず700施設ちょうどあるとして計算したら、およそベラルーシの国民1万3000人に1施設あることになります。

 でも保養施設って言っても大小さまざまあるわけだし、収容人数ってどうなっているんだろう? とまた次の疑問がわき、調べることにしました。
 (ベラルーシってこういう数字データを一般人、つまり専門外の人に公開していないことが多いので、調べるの大変。)

 その結果、収容人数を公開している26保養施設を何とか発見。あくまでその平均ですが、1施設につき約280人の収容人数を誇ることが分かりました。
 国民46人につき1ベッドあるという状態です。保養期間を平均1回14日間とすると1年間に1つのベッドを26人がローテーションで使えます。
 ということは、ベラルーシ国民全員が1年に1回は無理としても、2年に1回は14日間の保養の機会に恵まれるという計算になります。

 あくまで単純計算ですがベラルーシ、すごい。保養大国ですよ。
 日本でも内部被爆に対応したプログラムを用意した保養プロジェクトを増やしてほしいです・・・
 でも日本人は仕事が忙しすぎて、場所より時間の確保のほうに問題があるかもしれませんね。