ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

離婚率はロシアがトップ。ベラルーシ2位・・・

2014-03-15 | ベラルーシ生活
離婚率はロシアがトップ! 世界の離婚率事情

 「世界で一番離婚が多い国がロシア? そうだろうなあ。ベラルーシも高そうだけど、世界で何番目ぐらいなんだろう。」と思ったら、2位でした。(^^;)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2014年3月14日(金)15:01 (←どうしてホワイトデーにこんな記事を公開するのか・・・。)

 日本の離婚率は約36%だそうです。つまり、結婚したカップルの3組に1組は離婚しているということになります。では海外の国々ではどうなのでしょうか? 海外の離婚事情を調べてみました。

■世界一離婚している国はロシア!


 国連が、2011年の統計年鑑(Demographic Yearbook)を基に調査したデータを2013年に発表しました。そのデータによると、国民1000人当たりの離婚件数のトップ10は以下のようになっています。

第1位 ロシア......4.7件
第2位 ベラルーシ......4.1件
第3位 ラトビア......4.0件
第4位 リトアニア......3.2件
第5位 モルドバ......3.1件
第6位 ベルギー......2.9件
同6位 キューバ......2.9件
第8位 ウクライナ......2.8件
第9位 チェコ......2.7件
第10位 デンマーク......2.6件
同10位 ヨルダン......2.6件

※集計年は国によって異なります。


 ロシアやベラルーシ、ラトビアといった東欧の国々が上位を占めています。ロシアは男女の経済状況差が少ないことや、男性があまり積極的に働かないことなどが原因で離婚をする夫婦が多いそうです。ロシア政府の戸籍登録機関によると、2組のうち1組は別れてしまうほどなのだとか。

 ベラルーシやラトビア、リトアニア、モルドバなどは経済状況が良くないことが主な原因となっています。元ソビエトの国々で安定した夫婦生活を送るのは難しいようですね。

 暖かいキューバでは「離婚して当たり前」といわれるほどだそうです。再婚してもまた離婚する人も多いのだとか。また、ビザやお金目当てで結婚をする人や、結婚詐欺も多く、それが離婚率の増加につながっています。

 また、「離婚大国」といわれているアメリカですが、この統計年鑑ではデータがありませんでした。しかし、米国国勢調査局の2011年度の統計(statistical abstract of the united states 2011)のデータによる推定値では、1000人当たり3.6と、世界順位では4位に値します。やはりアメリカも離婚は多いようです。

 ちなみに、日本の国民1000人当たりの離婚件数は1.9。日本の婚姻率は国民1000人当たり5.2ですので、先に述べたようにだいたい3組に1組は離婚しているということです。

 たとえ数字の上だとしても、結婚しても別れてしまう可能性がここまで高いと知ると、なんだか結婚する気も起きなくなってしまうかもしれません。でも、幸せな結婚生活を送っている人も少なからずいます。結婚すれば、離婚のリスクは避けられないものですが、あなたは結婚を選びますか? それとも一生独身でいることを選びますか?

【出典】
国連統計年鑑(Divorces and crude divorce rates by urban/rural residence: 2007-2011)
米国国勢調査局 統計概要(statistical abstract of the united states 2011)

(貫井康徳@dcp)


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 確かに旧ソ連の国が6つも入っていますねえ。
 経済状況が悪いのと離婚率は比例するのか・・・
 逆に言うと離婚しても女性が子連れで生活できるという保障体制が整っているとも言えるし、女性の権利が認められているとも言えるし(女性から離婚を切り出すのはご法度、という国もありますから。)離婚経験者に対する偏見の目が少ない社会とも言えるでしょう。

 私の実感としては、本当にベラルーシは離婚が多いです。2組に1組、というのは本当だと感じます。再婚を繰り返す人もたくさんいますが、世間体とかそういったことはまるで気にしていません。本人も気にしていないし、周囲も(社会も)気にしていない、という感じです。細かいところにこだわらないんですよね。戸籍に傷がつくというような表現は全くありません。こういう話をしても、ベラルーシ人はきょとんとするだけだろうなあ。どうして戸籍がきれいでないといけないの?って感じで。
 
 私が知っている限りではベラルーシ人が離婚する最大の原因は国の経済状況云々よりも、アルコール中毒です。
 だんなさんがアル中になって、失業したり、暴力振るったり・・・で女の人から離婚を切り出す、というパターンが多いですね。
 次は浮気ですね。ベラルーシ人は細かいことにこだわらないので、他人の夫あるいは妻であっても、好きになったら好きなんですね・・・。
 その次は「だんなが育児を手伝ってくれなかったから。」という理由ですかね。これで離婚した人を二人知っております。
 ご主人のほうはアル中ではなく普通に仕事してましたけどねえ。
 だんなが育児を手伝わなかったからって離婚してたら、日本人夫婦の多くが別れてしまいますよ。日本人男性は仕事に時間を拘束されていますから。手伝いたくても手伝えない、という人が多いと思いますが、それでもベラルーシ人女性は理解できないようです。仕事が忙しくて子育てを手伝ってくれないんなら、残業のない仕事に転職して、早く家に帰って育児を手伝う男性のほうがいい、という価値観なのでしょう。

 親の世代も離婚している人がいっぱいいるので、子どもが「離婚しようかなあ・・・」と言い出したときに「我慢しなさい。」とか言わずに、「さっさと分かれて実家に戻っておいで。」と理解を示すパターンも多いです。離婚にブレーキをかけるものがないんですよ。
 離婚暦があることで再婚しにくくなる、といったこともないし。

 私の周囲にも離婚した人、再婚した人、シングルマザーに愛人と修羅場、とかそういう話を山盛り聞いていますが・・・。
 一方で少数派ですが、熱心なキリスト教信者の人は結婚をまじめに捉えていることが多いです。そういう人たちは同じ考えの者同士結婚することが多いので、離婚している人は少ないです。
 私は夫がベラルーシ人だけど離婚はしたくない・・・。このまま何とか平穏無事に暮らしたいものです。