ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

ミンスク市立134番学校で新美南吉を紹介しました

2014-03-04 |   新美南吉
3月4日ミンスク市内にある第134番学校で、新美南吉の紹介を行いました。
 この学校は普通の教育課程のほか希望者に音楽教育をしている学校です。

前回この学校で出張公演をしたときのようすはこちらです。

 待ち遠しかった春がやっと来たので、毎年この時期になると春のコンサートを校内で開くのですが、それに合流して新美南吉の紹介をしてきました。
生徒さんたちが19人も壇上に上がって、いつも練習している曲を演奏しました。日本人作曲家の作品もあって、驚きです。私の出番はその後で、日本の春のお祭り(ひな祭りやお花見など)の紹介をした後、「手袋を買いに」の朗読を行いました。それぞれの持ち時間が限られていて、1作品しか紹介できませんでしたが、この学校にはまたお邪魔して他の作品についても少しずつ紹介しようと思っています。
生徒さんたちの年齢は1年生から4年生までだったのですが、みんなとても静かに聞いていました。100人ぐらい子どもがいるとは思えないぐらいの静けさでした。
この学校には立体折り紙の鶴や漢字が染め出された手ぬぐいを寄贈しました。また図書室に日本のことを紹介する本や雑誌を寄贈しました。
子どもたちも先生方もとても喜んでいました。立体折り紙の鶴を作ってくださった日本の方に感謝しております。こういうところでとても役に立っています。
少しずつですが、ベラルーシの子どもたちに日本のことが知られていってほしいです。
もっとも、中田義直作曲のピアノ曲を弾いているような小学生なので、とても国際的だと思います。
 音楽など文化を通じて外国のことを学ぶようにしているこの学校は本当にすばらしいと思います。