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ベラルーシ、死体解剖からの報告「子供の心筋や甲状腺に蓄積するセシウム」

2011-07-17 00:23:54 | 福島第一原発と放射能

 こちらの記事が「ベラルーシの部屋のブログ」という、ベラルーシの状況がよくわかるブログに引用されていたのをみたところ、「内臓に蓄積するセシウム」というタイトルで別の興味深い記事がありました。断片的な情報は知っていましたが、セシウムが大きく、大人も子供も健康を害している状況について書かれています。ベラルーシのゴメリ医大のバンダジェフスキー元学長の『人体に入った放射性セシウムの医学的影響』という報告がベースのようです。この情報については、皆さんが、いちはやく知る必要があると判断したため、「ベラルーシの部屋のブログ」から引用しました。セシウムが内臓に多く蓄積される事。心臓、腎臓、肝臓。子供の場合、心臓の心筋や甲状腺に多くセシウムが蓄積されるし、大人よりも蓄積は多くなるという事。さらに、伝染病死者にセシウムの蓄積が多いことなど。死体解剖によって判明した事です。なにが恐ろしいのかという事をきちんと理解して欲しいですし、外部線量のみで判断をすることが如何に意味のないかということを知っていただきたいです。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67fe1ec5c06aed002949e053da5deb87

 ベラルーシはウクライナよりも汚染程度がひどく、情報開示も当初遅れていた事はよく知られています。こういった現地で長年活動をしている方の実感が伴った報告を、冷静に受け止めてほしいと思います。ゴメリと福島、さらに関東の高濃度汚染地域の放射性物質の汚染に差はほぼありません。そのことを前提に考えてください。宜しくお願いします。

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ベラルーシの研究では「セシウムは全身の筋肉に平均して分布(蓄積)するのではなく、内臓に多く蓄積する。特に心臓、腎臓、肝臓に多く蓄積する。」とされています。
 

(中略)

 ベラルーシのゴメリ医大では内臓に蓄積されたセシウム137をかなり正確に測定することができました。
 それは、ゴメリ市で病死した人(大人も子どもも含む)を解剖して、内臓をそれぞれ取り出してから、個々に測定し1キロ当たりのベクレルを計算して、また内蔵を元の場所に戻し、縫い合わせて遺族に返す、ということを行ったからです。

 1997年に死亡した大人と子どもの内臓のセシウム137の分布については元ゴメリ医大の学長だったバンダジェフスキー氏が発表した「人体に入った放射性セシウムの医学的影響」という著書(日本語に訳されています。)で、発表されています。
 それによると、大人は比較的平均してセシウムが内臓に分布するのですが、子どもはとびぬけて甲状腺に高い値のセシウムが蓄積しています。1キロあたり1200ベクレルです。大人では約400ベクレルです。
 
 このほか大人は蓄積が少ないのに、子どもは多い、という内臓は心筋(大人約150ベクレル、子ども約600ベクレル)、小腸(大人300ベクレル弱、子どもは700ベクレル弱)です。

 このほか、心臓や血管の病気で死亡した人の心筋と、消化器官の病気で死亡した人の心筋を比べると、前者のほうが多くのセシウム137の蓄積が見られました。

 伝染病で死亡した人と、血管と消化器官の病気(主に胃と十二指腸の潰瘍)で死亡した人の肝臓、胃、小腸、すい臓と比べると、前者のほうが多くのセシウム137の蓄積が見られました。

 このような病死者の死体解剖による個別の内臓のセシウム測定は、世界的にも珍しいです。
 検体になりうる人がたくさんいたベラルーシだからできたことではないでしょうか。

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横浜で講演会をおこないます。地元のお母さんたちの強いご要望に答えます。

僕自身左足を骨折中なので見苦しい姿で伺いますのでご了解下さい。

骨折のため首都圏の開催は一ヶ月ぶりになります。

日時: 7月26日 (火) 12:30 開場 / 13:00~講演開始
今回は主催者のご尽力で無料です。         

開催場所: 瀬谷公会堂
住所: 神奈川県横浜市瀬谷区二つ橋町190
交通アクセス:
   
http://www.seyakokaido.hall-info.jp/access/index.html

定員:492名 ※申し込み不要です。
開場時間に直接お越しください。

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今月下旬に首都圏の土壌調査結果を発表します。西の調査は、徳島、淡路島、鳥取など山陰のみ募集しています。

 

 

 

 

 

「放射能防御プロジェクト」沖縄は、一足先に活動が始まっています。汚泥肥料をくいとめるための、署名活動もおこなわれています。

http://houshanobogyookinawa.blogspot.com/2011/07/blog-post_14.html

 

 

 
 
ある程度被曝しているエリア(首都圏も入ります)の人、特に子ども、妊婦、妊娠可能な女性は、被曝線量の低い場所に退避すべきだと僕は思います。優先順位は「避難する」ことです。僕はそれしか言う事ありません。慢性的に被曝することは避けるべきですから、できる限り早く退避することをすすめます。 

 

========================================= 

加工食品の原材料がどこのもので、さらにいつごろのものなのかで、内部被曝する可能性の有無を確認できる可能性があります。http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/b8c8f85c5ce80be6f2fafabcf0c8f66eこの記事のコメント欄で、それに特化した形でコメントをしてください。ネットからの二次情報でなく、ご自身が直接調べた情報をコメントしてください。この際、注意していただきたいのは、個別企業の批判的なコメントは一切書かずに、客観的に事実情報をまとめる形で作りたいです。下記のスタイルで書き込みを。

①企業名

②商品名

③製造場所(この記号はどこの工場までわかれば)

④主要な原材料

⑤原材料の産地

⑥賞味期限などから製造年月日がいつで、原材料の調達がいつか。

⑦放射能対応の有無、具体的な対応

 ====================================================================

様々な問い合わせはまず、メールでお願いします。nagaikenji20070927@yahoo.co.jp

なお、連絡事項ですが、膝を骨折し、ギブスのため、三週間は身動きがとれません。このため、七月下旬まで、できることがかなり限定していますので、ご了解下さい。

 

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41 コメント

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Unknown (大分県)
2011-07-17 01:54:26
15日に大飯原発1号機でトラブルがあったそうですが、15日夜9時頃から手元のガイガーで線量が高くなり、16日朝も0.17~(平時は0.14くらい)ありました。
近くの原発で何かあったのかな?と思っていましたが。

今は落ち着いています。
チェルノブイリ関連の本 (ランマル)
2011-07-17 02:27:36
木下さん、足の具合はいかがでしょうか?
横浜に来て下さるとの事で、とても嬉しいです。
くれぐれもご無理をなさらぬよう。
木下さんが薦めて下さったチェルノブイリ関連の本を読みました。
やはり病気はなってしまったらお終いなのです。
人は「その時」が来てからでないとなかなか重大な現実を実感する事が出来ない。
でもそうなってしまってからでは遅い。
先人が残してくれた教訓を生かせた者だけが生き残れます。
人の肉に移る放射性物質 (@福岡移住者)
2011-07-17 02:33:35
こうしている間にも人間の肉へセシウムは移動している。

飲食物と共に。外部被曝も大事だけど、内部はもっとヤバイ。

セシウムだけじゃない。ストロンチウムも他の核種も。

矢ヶ克馬さんの話によると (川根眞也)
2011-07-17 06:31:23
 足の具合はいかがですか。本当はまだ、動いてはいけないのではないか、と心配しております。7月26日参加させてください。

 琉球大学教授の矢ヶ克馬さんによると、内部被ばくは外部被ばくの600倍の実効線量であるとのこと。これは欧州放射線リスク委員会(ECRR)の見解だそうです。今、どこにそれが書いてあるか、探しています。

 今日、東京、早稲田奉仕園のスコットホールで、そのECRRの議長 クリス・バズビーが急遽来日し講演します。定員200名って、入りきれないと思うんですが。2時間前に行っていようと思っています。
剖検での臓器へのセシウム (通りすがり)
2011-07-17 06:35:22
その論文はこれ。
http://www.smw.ch/docs/pdf200x/2003/35/smw-10226.pdf
Figure 1 剖検臓器の放射能は小児のほうが高いが、特に心筋(1:myocardium)、甲状腺(4: thyroid gland)が特に目立ちますね。
Unknown (tetsu)
2011-07-17 08:55:34
「・・・伝染病死者にセシウムの蓄積が多いことなど。死体解剖によって判明した事です。・・・」注目しなければならない内部被曝の引用例参考になりました。
ありがとうございます (ファニー)
2011-07-17 09:44:58
いつも貴重な情報提供ありがとうございます。このような実際のデータを見ても何故「安全」とか言い続ける人がいるのか不思議でなりません。

ゴメリと福島、一部の関東は同じ程度の汚染なんて恐ろしすぎます。何故子供を疎開させないのか・・・ここでは繰り返し呼びかけられていますが、胸が詰まる思いです。彼らは何も知らないし知る事もできない。何故全てを捨てても守らないのか、親や周囲の大人はもう一度よく考えて欲しいです。

教えて下さい。 (神戸のママ)
2011-07-17 10:21:25
木下さん、勇気あるブログを出して下さって感謝します。関西は穏やかで私は怖いです。危機感を持っている人が少ないからです。関西も東京とほぼ変わらない放射線数値ですが、木下さんが首都圏脱出を勧めておられる事から察するに関西も可能なら南に移る方が良いのでしょうか?主人は仕事を辞めてまでとは考えてません。切実な問題として離婚でもしないと子供達を避難させることは不可能です。子供達だけでも山村留学とか色々考えます。0.1~0.3はチェルノブイリでいうところの何指定区域位なんでしょうか?関西に不安を煽る質問はしたく無いですが、頼る人が居ません。主人が英語が出来るのでアメリカのカク博士に質問してみてと頼んだら「逃げろ」と返事がくるだろうね、とまるで人事のように質問してくれません。専門家の意見を見せても動く気にならないのは仕事を失う怖さからか?お医者さんに聞いても、「CT受けたらもっと被爆するよ」と言うだけ。CTは一瞬ですよね?聞く耳持たずです。私が大袈裟なのか?判断がつきません。大袈裟に騒いでいるのか?と罪悪感すら起きてきて軽ウツ状態です。出来ればアドバイス下さい。関西でも講演会して頂けたら嬉しいです。
神戸のママさんへ (木下黄太)
2011-07-17 11:53:43
どなたにも同じですが、お話がある場合、講演などのご依頼なども含めて、必ずメールしてください。メールいただければ対応します。

Unknown (sarabande)
2011-07-17 13:09:36
こういう、人目に触れないような、小規模の数少ない科学論文を、ウェブの力で人目に触れるようにしてゆくことで、
世間の風向きがかわってくると思う。このサイトで、どこか人目に触れやすいようにまとめて置いておいてはいかがだろうか?

先日のゼブラフィッシュの論文は、低線量といっても、比較的低線量の外部被爆15~150cGy=0.15~1.5Gyを器官形成期行なった
モデルである。考察部分で、この線量は、人だとDNA量が2倍多いから、7.5~75cGy=0.075~0.75Gyに相当とかいてある。
原爆によるこのくらいの線量の子宮内暴露で、小脳症、重度~軽度の精神遅滞、痙攣疾患が上がったとの日本の報告があるようだ。
比較的低線量暴露によるこれらの障害が、放射線そのものによる直接的なDNA損傷や、細胞死、発生過程の変調というよりも、
内発的な細胞死(p53アポトーシス)が絡んでいるというのが、この論文のいいたいことだろう。いずれにせよ、Figure1は、
その結果がどういうものか、視覚的に直接訴えてくるものである。

今回の原発事故で、将来の日本を担う胎児において問題になっているのが、子宮内での慢性的な放射線管理区域に相当する低線量外部
被爆と共に、セシウムなどの内部被爆の増強効果で起きてくるものかどうかということだと思う。セシウムが筋にたまるなら、もちろん、
子宮筋にも蓄積するのではなかろうか。解剖論文では、大人でも、骨格筋、すい臓、腎臓などに蓄積していることが確認されている。
他の子宮隣接臓器や血液系への蓄積が、どのていど起きるのかがわかってくれば、胎児で起きることに類推がつく。
千葉房総半島の産婦人科医さんのメールがもし本物であれば、こういうことがすでに起きつつあるということになる。
メールが偽者であれば、うれしいと私も思うのだが。
がん告知なんかでは、最初は否認したり、怒りを伴うが、もしかしたら、今はそんな時期かもしれない。

いずれにせよ、原子力発電というのは、こういう、取り返しのつかないリスクをばらまいていることを、
電力会社幹部、経済界の指導者たちに認識させるべきである。「日本経済が」「国際競争力が」などとぬかして、
受け入れられる代物ではないのだ。またこれが、決して、人だけではなく、犬猫鳥などの野生動物、植物、
全体に及ぶ害である。いくら、福沢諭吉をプリントした紙切れをならべてもなんの役にも立たぬ。
神戸のママさんへ (もんちゃんママ)
2011-07-17 13:19:21
私も同じ神戸、西区在住です。心配で木下様の呼びかけの土壌調査に応募し、させて頂くことになりました。神戸といってもセシウムはかなり飛来していると思います。それはもうどうしようもないので、内部被爆を避けるため、買い物では気をつけています。国産の牛、豚は避ける。ハム類もメーカーのホームページで外国産原料の物に限定。卵は農場を確認。チーズは輸入品。牛乳、ヨーグルトは止めました。野菜は四国や九州の物を。魚は全く食べないわけにいかないので、ノルウェー産サーモンなどを、見つけた時に買うようにしています。
確かに関西では危機感が薄いので、スーパーでは茨城、群馬産の野菜があふれています。
神戸のママさんもきっと食材を選んでいらっしゃると思います。私の回りには割と放射能を怖がって注意してる人が多いので、色々情報交換しています。どうやら男の人より、子どもを生み育てる女性の方がこういう状況を本能的に理解している人が多いと感じています。すいません!木下さまm(_ _)m
神戸のママさんのようなご主人が一般的ですよ。でもことあるごとに週刊現代や小出先生や広河氏の本を読むようにし向けると、ウチの主人も今はすっかり放射能恐怖症になりました(^@^)やはりすぐに考えは変わりません。あきらめずに本を買って机に置いておく事をお勧めします。
なぜ農家は保障を求めるのか/放射線の具体的な不安 (青木 洋輔)
2011-07-17 13:30:46
>緑川さん
前々から思っているのですが、一次産業に携わる方々は何かあればすぐ「保障」と言いますが、それはどうしてでしょうか? 一次産業は自然環境をベースに利益を得ていますから、工場などの施設産業とはちょっと違いますが、利益を得る方法としては似ていると思います。最近はブランド戦略や直売戦略も多くなってきていますよね。自然という資産を使って利益を得る経営です。

農家は自営業であり、自分で経営をしている点では東京電力の経営者と同じ立場です。私も映像の自営業です。経営を行う以上はリスクマネージメントは当然だと思います。本来自分たちでリスクヘッジすべき部分を他人が保障しろ!と大企業が言えば信頼を失いかねないのに、一次産業に関してはなぜかそれが正論である、という風潮さえあります。 農家は自分は経営者である自覚を持って欲しいと思います。 長期的な目線にたって、今回の事件でも出荷を自粛したり独自検査をしている農家もあるでしょうし、逆に売れる限りはどんどん売るという戦略をとったり、何も考えない農家の経営者もいるでしょう。

商品が売れないなら補償しろ!で経営が成り立つなら、こんなにラクな話はありません。土地が使えないんだ!というのであれば、私も機材が使えないんだ!と保障を求めたらどんなに自営業がラクか。農家は国のサラリーマンでは無いのですよ。多くの人は経営者です。

もっとも、木下さんも「国が買取る(のが良い)」と書いていますが、大企業は国が潰さないのと同じ理由で農家が大ダメージを受けると国民に影響が出る場合も想定できますから、ある程度は広い意味で利害関係者である国民の税金からカバーするのがバランス点だとは思います。極論を言えば、お客が1万円支払って(=税金)、それ以上の利益(満足度を含む)があれば良いでしょし、それ以下だと思えば、農家の経営判断ミスという事です。

テレビ業界でも仕事無いよ、と叫んでいる人がいます。でもテレビは国民が観るものだから保障しろ!と言うフリーランスはみたことがありません。頑張って新しい仕事を構築していますよ(転職も含めて)。



>神戸のママさん
私、その近辺に疎開しました。元々花崗岩が多いので(その恩恵で水がおいしい。一時偽装問題になりましたが(汗))元々自然放射線量は多い地域ですし、ネットによるとさらに海辺に行くほど高いらしく、神戸空港付近では0.5前後、年換算で4mSv程度です。

個人的な予測ですが、太陽からの放射線等=太陽嵐の警告が出ているので、これから数年後に自然放射線量が全世界的に増える可能性があると思います。6月には粒子放出量が過去最大の太陽フレアが出て、運良く地球には外れたので影響は少なかったようですが、直撃していたら相当なダメージだっただろうとされています。また、地上を見たら福島以外の原発が安全なのか?という心配も出てしまいます。 考えるほど心配はつきません。 ご自身が実行するに値するラインを決めておかないと、生活がままなりません。大袈裟なのかと抽象的に心配するのではなく、ご自身が何が心配なのか具体的に紙に書き出してみると良いですよ。疎開先の自宅に放射線トリアージカードをおいてありますが反応はありませんし、ウチは一部の食べ物以外はまったく気にしない事にしました。

原発事故の被爆(太陽からの被爆は地上の室内にいればぐっと減ります)は個人でなんとかするのは難しいですが、その他の被爆はちょっと意識するだけで防げます。下記URLがわかりやすそうですのでご紹介しますので、そういったところでもバランスをとってみてはいかがでしょうか? ウチは携帯電話は自然と気を使っていて、気がつけば今も隣の部屋においてある感覚です。

http://home.cilas.net/~iado/denziha/


ちなみに国が安全だと言う以上、ガン保険は値上げができません。不安な方は今のうちに加入しておくのも手です。
バンダジェフスキー論文について (Unknown)
2011-07-17 14:12:37
バンダジェフスキーのこの論文については内容の検討を行っている日本人のブログがある。
http://d.hatena.ne.jp/buvery/20110701
このブログでの結論は木下氏のイメージとは若干齟齬があるかもしれない。
が、ここでどちらがどうだ、といった論表は避ける。気になる方が両方を読んで
ご自身で判断を下されればよろしいかと存じます。
内容の検討を行っているブログ (木下黄太)
2011-07-17 14:27:45
まず、英文の文献で、チェルノブイリについて報告している現地からの文献の数が、圧倒的に少ない事や、現地の政治情勢で、色んな弾圧があり、情報が長年隠蔽されていたことを、きちんと分かっているのかなと思います。また、死体解剖でのこれは報告です。こうしたことがあったという報告は、事実と判断しています。遺体にこういう状況があることしかこの報告には意味がありません。あえて、それを否定する根拠もよくわかりませんし、そもそもバンダジェフスキー元学長の逮捕というあまり直接関係のない情報を出す事で、別の主張をされたいなあとしか思いません。独裁国家において、逮捕というのは西側の国の意味とは全く異なります。情報が隠蔽されているという現実をきちんとご認識してほしいです。ただ、僕もこの逮捕事実は知りませんでしたが。こういう本質と離れたことをトレースする感覚は理解不能です。
神戸のママさんへ (ファニー)
2011-07-17 15:06:42
こんにちわ。私は神戸から避難する必要があるかどうかは分かりませんが、他の方もおっしゃっているように、ご主人の教育をしておくことは非常に大事だと思います。これから更に悪い事態が起こる可能性は色々あります(地震の活動期に入ってますし、54基の原発はボロボロです。今後数年~10年内にでどこかで深刻な事故が発生するだろうと考える方が普通の感覚だと思います)。その時に危機感がないと困ります。特にお子さんを守るために。

たとえば週刊現代ではミチオ・カク氏は福島第一はいつ再爆発が起きてもおかしくないと言っています。浜岡原発だっていつ何があってもおかしくないです。いざという時、ママさんとお子さん達だけでも直ぐに沖縄に一時避難した方がいい非常時に、ご主人の賛成がないと辛いです。

ママさんがうつになってしまうと本末転倒ですから、あまり考えすぎず、情報収集とご主人の教育を継続されていったら如何でしょうか。私もネットを見ているとお子さんを心配されているお母さんと能天気な旦那さん、というパターンをよく見かけます。ママさんお一人ではないので、皆で頑張りましょうね(私は子供がいなく、主人も理解ありますが、罪のない子供達を守りたい気持ちでは一緒です)。
Unknown (ttt)
2011-07-17 15:26:23
>青木さん

>前々から思っているのですが、一次産業に携わる方々は何かあればすぐ「保障」と言いますが、それはどうしてでしょうか? 

農業関係者も漁業関係者も「原発は絶対安全」という国家の保証が前提であって受け入れたので、その前提が崩れたら国家や東電に補償や保障を求めるのは当然だと考えます。

>本来自分たちでリスクヘッジすべき部分を他人が保障しろ!と大企業が言えば信頼を失いかねないのに

それをしているのが正に東電であり、政府ですよね。

>テレビ業界でも仕事無いよ、と叫んでいる人がいます。でもテレビは国民が観るものだから保障しろ!と言うフリーランスはみたことがありません。頑張って新しい仕事を構築していますよ(転職も含めて)。

青木さんは一次産業の人達が悪いと考えているのでしょうか?
根本は原子力で金を儲けて安全をおざなりにしてきた人達が悪いのではないでしょうか?


Unknown (一児の母)
2011-07-17 16:31:00
先日、「チェルノブイリのかけはし」の野呂さんのお話会を聞いてきました。
野呂さんも「セシウムは心臓にたまる」と言っておられました。
事故から25年。今は大人の心筋梗塞など心臓病の患者が激増していて、手術が多すぎて間に合わないため、一部屋に2つの手術台を置いて対応しているそうです。スライドで2つの手術台がある写真を見せてくれました。
それと、大人の甲状腺がんも増えているそうです。当時高校生くらいだった子たちが大人になり、40代くらいになり、がんや白血病になっています。それが現在のチェルノブイリでした。

昨日の記事で「今は逆さにしたビラミットの頂点で、チェルノブイリは少し先をいっている。これから時間とともに被害が拡大する」というような事が書かれてありましたが、本当にその通りだと思いました。
Unknown (一児の母)
2011-07-17 16:41:10
そうです。私もネットで信頼ある情報を集めていましたが、今は「そんなものはかき消されているんだ」と今は諦めています。

チェルノブイリの低線量被ばくに関しての多くの論文や研究は全て隠ぺい・削除・あるいはタブーとされ全く世の中に出ていない事が薄々わかったからです。
多くの学者や研究者、そして善良なお医者さまたちが逮捕されたり、シベリア送りになったり・・・チェルノブイリ周辺の市民の中ではよく語られる事。

独裁政治によりずいぶんチェルノブイリの事故は小さく見せられているようですね。

そして広島・長崎でも同じでしょう。だから我々はこうして、たくさんの原発を持つようになった。本当の事を知っていたら原発なんて怖くて建設できなかったでしょうが、推進してきたのはクリーンなイメージにだまされたからだと今は思っています。
Unknown (Unknown)
2011-07-17 20:25:33
関西在住です。
最近、夏風邪をひいている子供が凄く多い気がするのですが…

あちらこちらで感染症、嘔吐、高熱…。

あまりに聞くので免疫が落ちているのかと思い怖いです…
Reなぜ農家は保障を求めるのか (ゴトウ)
2011-07-17 20:34:36
「なぜ農家は保障を求めるのか」 (青木洋輔)さんへ

 ご自分の足で全国を歩いて調べてください。この国は、言葉だけの世界になってしまったのか。畑・山に行ってご覧なさい。言葉はひとつも転がっていませんよ。

 福島原発事故は都会からではなく、田舎から見たほうが正しく見えるのではないですか?


 424-0305 静岡県清水区小島町822-1
      高根山農園

 近くに来られる機会がございましたら、ぜひお立ち寄りください。詳しくご説明させていただきます。もちろん「保障」の問題ではありません。
 

 
 
本能を信じる (祈り)
2011-07-17 22:01:00
科学的根拠を待っている時間はないと感じます。危機的な状況では、頭でなく本能的に動く。後で何もなかったということであれば、めでたいことです。逆だったら、子供たちの命を削ってしまい、悔やんで悔やみきれないでしょう。逃げるか戦うか、動物になりましょう。避難するもよし、自衛するもよしです。あの原発の度重なる爆発と、ぼろぼろになった建屋の姿を見て、政府や東電やマスコミの発表を信じる気は失せました。実際、後からぼろが出るばかりです。木下さん、お怪我の回復を祈っております。
木下さんありかとうございました。 (神戸のママ)
2011-07-17 23:03:39
色々とご説明頂きまして、ありかとうございました。変な言い方ですが、安心出来ました。原発は心配ですが、心配し過ぎも良くないので、適切な現状説明いただけた事に納得安心できました。今後もブログで状況を確認して対策を取っていきます。批判に負けずに情報発信をよろしくお願いいたします。頑張って下さい。
コメントレスです (青木 洋輔)
2011-07-18 00:11:05
>ゴトウさん
コメントありがとうございます。経営的に保障を求める話と、畑・山そのものの話は並行しながら別問題と考えています。私の家も元兼業農家だったり(今も所有している畑と借りている畑がありますが商売としてはやっていません)、農作物に深い知識と愛情をもちつつ十分な利益を得ている農家を取材した経験はあります(放送されるとどうしても表面的な部分のみになってしまいますが…)。 それを考えると、すぐ「保障」「風評被害」と言うのは、正直な感想を言うと勉強不足な農家が多い気がしています。

タイミングがあれば、ぜひいろいろなお話をお聞かせください! 私は30代ですが、私の世代だと農家を目指す人は自分のライフスタイル的or儲かるからのどちらかが多い印象で、自分以上の目線が欠落してしまう雰囲気が拭えなく、視野を広くしていきたいと思います。

文章の雰囲気からしか察せませんが、ゴトウさんのように豊富な経験と知識、大きな視野ときっちりとした経営をしている農家が増えたら、と思います。この考え方こそ、国力をつけて全員を幸せにしていくものだと思いますし、私のような世代にもぜひ教授して欲しいと思います。


>Unknown さん
>最近、夏風邪をひいている子供が凄く多い気がするのですが
毎年は6月と7月の気候の差がものすごい上に節電ブーム的な影響もありますし(娘曰く、関西の学校でも授業があったようです)、あとは気になってしまっているのも大きいと思います。関西の疎開先の小学校はクーラーどころか扇風機もなくてびっくりしました。ウチの娘も先週体調がすぐれなかったので学校を1日おやすみしました。

仕事用に関東に単身で2DKの部屋を借りていますが、エアコン2台+扇風機を使っても現在30.2度、湿度56%という状況です(毎日1回は30Aのブレーカーが落ちます)。原発事故で一般人の死者はいませんが、猛暑での死者は既に結構な人数ですから節電もできる範囲で無理なくですね。


>一児の母さん
写真や情報であれば、2chにいけばかなりあります。2chは「原発は政府の発表以上に危険である」という認識の人たちが多い上に、2ch独自の文化で情報ソースが無いものは信用されず単なる言葉遊びで終わりますので、現状では2chがネットの中では信用性が高いと思います。ただし、単なる感想コメントが膨大な上に、気分を害する写真や情報も多いので、慣れないと最初は戸惑うかもです。初めてならニュース速報+板から見てみると良いです。 論文系検索なら有料サイトですが「サイニィ」が便利です。逆に信用できず時間の無駄になるのはツイッターのような気がします(きっかけにはなりますが、単なる情報程度と考えても結局は違う視点からの検証が必要に…)

Unknown (Unknown)
2011-07-18 00:34:31
6月10日新宿御苑の講演会だったでしょうか。初期の海外情報は大げさなものがあったとの木下さんの言葉がありましたが、具体的にどれを指すのかよかったら教えてください。
木下さんへ (ねずっち)
2011-07-18 00:41:40
以前、木下さんの講演会を
埼玉県の上尾で、家内が
聞かせていただきました。
その後、家内と子どもだけ
ですが、沖縄の宮古島へ
疎開させました。
何故、宮古島か。と言うと
海抜115メートルまで耐え
られること。私達が下見を
した時点で、既に沖縄本島と
石垣島は、賃貸アパートなり
貸家なりが、安いものは無かった
ことでした。
東京電力の幹部クラスの家族
は、3/15頃には、早くも
疎開を始めていた。と、地元の
複数の人たちに聞きました。

それで、宮古島に決めたわけですが
宮古島も疎開者が多くて、それまで
あった、1~3万円のアパート
は、既にありませんでした。
幸いにも、家内は、来間島で、
とても力のある実業家の奥様の助けを
得ることができました。それで、
着のみ着のまま逃げることができました。

来間には、幼稚園から中学校まで
の学校があります。全員でうちの子
を含めて14人しかいません。
なので、家庭教師状態で、落ちこぼれ
も、イジメも。そんなものは微塵も
ないそうです。
宮古島の人たちも、その学校に入りたい
人が、相当数いるそうです。

そんな訳で、木下さんの講演が、家内
の背中を押してくれました。

木下さんに対する、ニートやヤクザもの
レベルの輩(やから)の誹謗や中傷が
見られますが、後でほえズラをかく
カスたちです。
そんなカスやゴミに惑わされることなく
正論を貫き通してください。
陰ながら応援しております。





コメントレスです(2) (青木 洋輔)
2011-07-18 00:48:50
>tttさん
>>本来自分たちでリスクヘッジすべき部分を他人が保障しろ!と大企業が言えば信頼を失いかねないのに
>それをしているのが正に東電であり、政府ですよね。
そうです。なので経営の話としては東電も農家も同じように見えます。国の安全という保障が信用されないとなると、それはそれで問題ですが、元々は私たち国民が原発を推進してきた訳です。そう考えば、農家も東電も私たちがある程度保障するのも正論の1つですね(正論はいくつあっても良いと思っています)。 私はそれでも国が安全だと言ったウンヌンになると責任の押し付け合いみたいに感じて最終判断は自己責任ではないかと思いますが。。。

>青木さんは一次産業の人達が悪いと考えているのでしょうか?
ええ?そのような考えはありませんので、誤解を招いたとしたら失礼しました。悪いのではなく、農家にしろ東電にしろ国にしろ、リスクヘッジが甘いケースが多いと感じています。

>根本は原子力で金を儲けて安全をおざなりにしてきた人達が悪いのではないでしょうか?
さらなる根本は、私たち国民がリスクを軽く考えていた事だと思います。でも、ここで誰が悪いという議論は、あまり必要ではない気がします。 現状の技術の原子力発電を継続する・廃炉する、いずれにしてもさらなる安全管理の元、かつエネルギー供給のバランスを考えてどうするのがベターなのか、いろいろな議論をしつつ、目先の福島事故の対策と食の安全を確保個人レベルと国レベルで考えたいですね。

チェルノブイリは2000年まで運転しましたから、マクロとミクロの視点や感覚は自分の中でも対立してしまうケースもあって、難しい問題です。もっとも今度は脱原発利権なども生まれてきているので、どう転んでも国策?は一部の個人のお金に絡むものなんだなぁとも思いますが(汗)



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勤め人の男性にとっては「家族を養う継続的な経済力」が現実と責任と感じているケースが多い気がします。実際、私も貯金の切り崩しを含めてそこがなんとかなるだろうと思って疎開を実行しましたので、そのあたりも一緒に考えると、ご家族でまとまりやすい気もします。

もっとも逆の発想で子育てにおいて「夫婦」というユニットが絶対必要なのかどうか、という視点もあります。人間の本能としては夫婦という単位は不自然ですから。妥協点で「亭主留守が良い」というあたりも有りかも知れませんが、いずれにしても、現代では家族というユニットで意思疎通をしておくことは大事だと思います。
あさこハウス (ひなぎく)
2011-07-18 03:18:03
今、洗濯物乾燥中の時間を利用し、ネットめぐりをしていましたら、熊谷あさこさんと言う素晴らしい方の事が書かれている所に出会い、読みました。

この方は、たった一人で原発施設の阻止に抵抗を続けられた方です。青森県の大間というマグロで有名な漁港の近くで暮らしていたところに、世界初のモックス燃料のみのプルサーマル原発が2014年開始を目処に進められていた建設計画に、ずーっとお一人で反対し続けられていた女性だったのです。

周りの町民は電力会社の札束攻勢に次々に負けて、土地を売ってしまったのに、あさこさんだけはその札束攻勢に屈しなかった。仕方なく、電力会社は、あさこさんの土地を避けて建設されました。

原発施設にポツンと残されている「あさこハウス」はあさこさんが亡くなられた後、娘さんの小笠原厚子さんが引き継がれ、とうとうあさこさんの悲願「無期限・無条件凍結」を達成されたそうです。

とても強い信念と決意がある方だったのですね。電力会社からの暴力団がらみの嫌がらせや、地元住民からの村八分にもめげずに、最後まで頑張られたその意志の強さは、今、私たち国民にも必要なのですね。孫・子のためにあさこさんの意志の強さを見習いたいです。

推進派の騙しテクニックに、プラス、通産省の「ネット監視」の嫌がらせも加わりましたが「不正確、不適切情報を取り締まる」と言うお達しに、しらけてしまいました。それの費用に年間10億円以上の予算を使うのだとか・・・くだらないですね。そのお金で被害者救済をして欲しいです。

それに「不正確、不適切情報」を一番多くなさっている所は、政府、お役所と大手マスコミなのですから、ぜひ、そちらから先に罰していただきたいです。あさこさんとお嬢さんを見習い、そんなオカシナ脅しに臆することなく、言わなければならないことは堂々と発言をして行きたいと思います。

こちらの、木下さんのブログのコメント欄にも、失礼極まりない発言が多発していて本当にお気の毒に思います。職を賭して無償で動いてくださっている方に対する言い分ではないと思います。あの、孫氏のツィッターにも、本当に失礼なつぶやきが連投されていて悲しくなります。

こちらのコメントでも「孫不正義」と正義と言うお名前の前に「不」を付けて孫氏の名誉を傷つけるコメントがありましたけれど、本当に悲しくなります。何の落ち度も無い方に対して、なんと言う書き方なのでしょう。事実としてそう書かれる実態があるならまだしも、今現在は何の落ち度も無い方です。本当に失礼だと思います。

いずれにしても、あさこさんはじめ、この様な権力に命がけで抗してくださっている方々を見習い、孫や子供の為に頑張って発言し、行動して行きたいと思います。今こそ、国民の意地の見せ所だと思います。最後の〆に、熊谷あさこさんの、心に響くお言葉を紹介して終わります。今回も超長文失礼致しました。

※人間が生きていくために必要なのは、原発でも電気でもない。海や畑があれば生きていける。大間の海と函館の海を孫子に残したい。
Unknown (Unknown)
2011-07-18 03:53:45
男の人は仕事で忙しいので、最初は、放射線汚染を気にするのは主婦(母親)が多く、母子避難にも理解を示さない旦那さんが多かったようですが、最近はサラリーマンが読むような週刊誌などにも首都圏の放射線汚染の恐怖が書かれるようになったようなので、男の人達の反応も違ってくるのではないかと思うのですが、どうでしょう・・?
わかりません (Unknown)
2011-07-18 07:59:11
何かにかこつけて何回も書き込みする中、最後に個人名を出して絶賛されている方がいますが、そこまで毎回個人マンセーしないといけない理由は無いと思うのですが?きっと不安感から書き込まずにはおられないのでしょう。
あなたがマンセーなのはもうわかりましたから。
まぁ、当方はいろんなサイトを見て、その方の信用性を認めておりませんが。日本に不利益をもたらせようとする方は、大変苦手です。
バンダジェフスキー論文についての報告です。 (アメリカの医師)
2011-07-18 08:08:26
私もこの情報は、ベラルーシの部屋で拝見しました。 そして、和訳された論文が英語であるなら、オリジナルを読みたいと思い、検索して出てきたのが、2011-07-17 06:35:22 通りすがりさんがリンクを貼られている、 Chronic Cs-137 incorporation in children's organs でした。 更に検索すると、和訳された方が、チェルノブイリの子供を救おう会代表の、茨城大学名誉教授の久保田護先生であり、この和訳を自費出版されており、ご希望の方は mkubota925@yahoo.co.jp に連絡すれば、送料込み1000円で入手できるとの情報を得ました。 

是非とも、和訳と原本の論文両方を入手したいと思ったので、久保田先生にメールをしました。 その後で、2011-07-17 14:12:37 (Unknown)さんが、この論文の内容を扱っているブログがあると書かれていたので、久保田先生のご意見を伺いたく、メールで尋ねてみました。

すると、久保田先生は、その論文はご自分が和訳されたものではない、と言われました。 要するに、木下さんのエントリーの内容と、論文を批判しているブログの内容は、異なった論文から来ていると言う事です。 だから、比較しても仕方がないのです。 

とは言っても、内容的には、似た部分があるのでしょう。 バンダジェフスキー博士は、当時隠蔽されていた、内部被曝という情報を公にするために、研究をされたようです。 http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/Chernobyl/etc/RFERL/Banda-j.htm

その研究のためにゴメリ医科大学を設立されたそうです。 しかし、結果的に、恐らく真実を述べられていたがために投獄されたそうです。 そして、釈放された後、恐らく、健康を取り戻しながら、研究成果を出版されたのだろうと察します。

私は、研究論文を出す類の医師ではありませんので、どういう論文が良い論文なのかの定義をきちっと分かってるわけでありません。 しかしともあれ、このブログエントリーの和訳の論文はまだ手元にないので、ネットで見つかって、上記のブログで批判を受けてる論文を読んでみました。

第一印象としては、その研究がされた背景を考慮し、現在私達が、セシウムはカリウムと似ていて、主に筋肉に集中する、と思っている事も考慮したら、画期的な情報だと言えると思います。 筋肉の細胞は、ナトリウムとカリウムのイオンポンプを用いています。 だから、筋肉中にはカリウムの分布が多いのです。 それが、他の臓器にも蓄積される、と言うのは、大変重要な情報です。

批判されてるブログの方が、どういう素性の方なのか分かりませんが、おそらく、統計学にも詳しく、医学論文がどうあるべきか、と言うのを御存知なのだと思われます。 しかし、論文中の3つのデータの整合性がないと言われているのは、原文を読めば、3つのグループが明らかに別々のグループである、と言うのが分かるので、整合性を求める方が無理があるのでは?とも思います。例えば、最初のデータは、生後6ヶ月未満の乳児6人から。 2つ目のデータは、ゴメリ郊外に居住していた大人と子供から。3つ目のデータは、10歳未満の子供達51-52人。最初から、3つのデータを整合しようと書かれてないように思えます。

この方のブログエントリーの提議は、「セシウムは甲状腺に集積して、甲状腺癌を引き起こすのか?」なので、その方が出された答えの、「ある程度は集積されるかもしれないが、極端に集積する訳ではない。 ただし、小児甲状腺癌は引き起こさない。」という結論は、それなりの答えになってるのだろうとは思います。(小児甲状腺癌のデータは、別の論文から得られてます。)

長々と他のブログでのエントリーについて書いてしまって、すみません。 しかし、バンダジェフスキー博士の名誉にかけて、彼が投獄されてまで行った研究の結果から、私達は学ぶべきあるものがあると思うのです。 久保田先生も言われていて、私も大いに同意しますが、恐らく、批判されたブログの方は、医学者であって医者ではないと思いました。医者は、病人を治したり、病気にならないように指導するのが本務です。 また、他人の論文を批判するなら本人の名前を出すべきではないでしょうか。 そうでないと、どのような立場で批判されているのか判りません。 放射線の悪影響を減らすため、その人がどれだけ努力しているかが問題だと思います。 

一般的に、放射線被曝で癌になる、ならない、が良く話されているようですが、癌まで至らなくても起こる疾患が、山ほどあるのです。免疫力の低下によって起こる様々な不具合。 そして、健康な人がある日突然癌の診断を受ける訳ではありません。(たまにそういう事はあると思われてるかも知れませんが、おそらく何らかの症状はあると思います。) 例えば、甲状腺癌。 早期に発見されて癌摘出手術を受けたら、あとは甲状腺ホルモンを投与すればOK、と言う風に言われてますが、その診断に至るまで、どれほどの症状が出るのか、御存知ですか? 個人的にも、癌ではないですが、甲状腺の不具合は経験があります。 エネルギーがなくて、体がちゃんと動いてくれず、いつも疲れていて、普通の日常生活が送れないのです。 被曝の症状は、甲状腺が大きく取り上げてられますが、それだけではありません。 前のブログエントリーでの、ドイツ女医のインタビューにもありましたが、糖尿病や脳障害など、様々な疾患が出ます。 それを、私達は、今までのデータや研究の隠蔽のせいで、知らないだけなのです。セシウムが筋肉だけでなくて他の臓器にも蓄積されると言うのは、非常に貴重な情報です。 インターネットのおかげで情報の共有が簡単になったから、今回の福島原発事故からの影響は、こういう木下さんのブログなどのおかげで、隠蔽は困難だと思います。

癌の統計学を職業にしてる人達は、それをし続けるであろうし、それは貴重な情報でもあります。 しかし、その統計になる前に、私達にはできる事があると思います。 

ちなみに、私もこちらではHNを使っておりますが、なぜか私が関与しているサイトのアドレスをコメント投稿欄に書き込めないので、こちらに書かせて頂きます。 サイトには、名前など、載ってます。
www.zerorads.com
川根眞也さんへ (アメリカの医師)
2011-07-18 09:18:11
> 琉球大学教授の矢ヶ克馬さんによると、内部被ばくは外部被ばくの600倍の実効線量であるとのこと。これは欧州放射線リスク委員会(ECRR)の見解だそうです。今、どこにそれが書いてあるか、探しています。

これは、私もどこかで聞いて、是非とも実際のソースを捜したいと思ってました。 昨日、ECRRの2010年のレポートの原文にざっと目を通しましたが、実際に600倍の実効線量である、と書いてある部分を見つける事ができませんでした。 258ページのものなので、2時間位かかりましたが・・・・。 もしも見つけたら、ソースを教えて下さい!

青木さん (kumori)
2011-07-18 14:18:43
迷惑をかけられたらそこに補償してもらうのは当たり前の考えではないですか?。

撮影機材は壊れたら買うことができても、農地はそういうわけにいかないでしょうが。
第一次産業に、どういうリスクヘッジが考えられるんですかね?。 それじゃ最初から農業やる人いなくなりますね。

何でもかんでも自己責任で、補償を求めずに生活しろ、っていうから、汚染された野菜も流通されてしまうんじゃないですか?。

原発に反対してきた人も、子供も同じように被害を被っているのに、そういう場合はどこが自己責任なんですか?。 

映像関係のお仕事なのに、そんな視点でドキュメンタリーつくられるなら、がっかりですね。
Unknown (musashino-girl)
2011-07-18 17:54:26
わたしもkumoriさんの意見に賛成です。
第一次産業に、どういうリスクヘッジがあるのでしょうか。
むしろ第一次産業→第二次産業→第三次産業 と数字が上の産業になるほど、リスクヘッジしやすいんじゃないでしょうか。(自分が経営者、雇用主の場合)

田畑、農場、海はどこにも移転できないんですよ。
第二次、第三次産業は、工場や物、人は移動もできるし、分散させることもできます。

また、第二次、第三次産業においては、資金があれば、いろいろなリスクヘッジができますが、資金に余裕がなければ難しいですよね。

資金に余裕がなければ、第一次産業に携わるなよ、と言うことはできないことはおわかりいただけると思います。

わたしは、リスクヘッジうんぬんの問題ではなく、問題が起きたときに、モラルを持ち毅然とした態度をとることができない日本人の国民性に問題があると思っています。
Unknown (ttt)
2011-07-18 18:40:11
大切なことは国民が原発を推進してきた訳ではないということを認識することです。
今、必死でマスコミがそのように「国民全体が」「温暖化が」「発電コストが」みたいな形であたかも国民全員が原発を推進してきたように報道していますが、プロパガンダに過ぎません。
原発を推進することで利益を得る人達がそのように仕向けてきたのです。
原発是非の国民投票を実施した上でならそのように言えますが、実際は電力は独占事業であり、原発の是非について国民が選択できる機会は今までありませんでした。
ですから国民全員がそこに責任を負う必要はなく、あくまでそれによって利益を得てきた人達が負うべきなのだと考えています。
Unknown (Unknown)
2011-07-18 22:09:51
有名人ひなぎくさんはスルーでいいですね。泥舟の孫にひなぎくさんは乗ればいい。日本人には真似できませぬ。
生活におけるリスクヘッジ (青木 洋輔)
2011-07-19 08:30:40
私の考えを簡単に書きますね。違う意見こそ歓迎です。私から見ると、大企業に就職したら一生安定だ!という企業の看板で安心する生活もリスクヘッジが甘い印象があり、例えば倒産等でその迷惑をかけられたからといって訴えたところでどうなのかなぁ?と思ってしまいます(でもまぁドキュメンタリーやニュースにはなりやすいので、そういった事が求められているのかも知れないですが)。権利問題ではなく、人生の生産性?としてです。もちろん裁判を起こしたり市民運動的な事をするのが楽しい?人はその選択も良いと思います。 農家もサラリーマンも経営者も生活におけるリスクヘッジはしておくべきなんだと思います。 私は常にある程度考えていたので3月は一時避難、4月から疎開生活をスタートできました。

ウチの実家は兼業農家でしたし、田んぼや畑を2箇所に分けていました(畑の1つは借地です。もっともピンポイントの天候等で全滅を防ぐのが狙いなので今回のような広範囲アウトでは意味なしですが)。ただ、基本的に農協に卸すだけのようで、販売チャンネルを増やすなら地道に他の仕事を同時にコツコツやって、一番のリスクヘッジである現金を貯めていました。祖父・祖母が廃業するときにいろいろ話をしてくれて、貯金額も見ましたが、小さな兼業農家でもいろいろ考えて十分な利益を得ていたんだなぁと実感したのが、私の考えのベースにあります。

農家というのは土地が利益を生む資産ですが、より重要なのはその人の力(農業への知識や考え方)だと思います。これは何次産業でも同じであり、最大のリスクヘッジです。土地や機材は借りたり買えますから。

musashino-girlさんは「モラル」と書きましたが、モラルとは「知識」によるものも多い気がします。基本は自己責任という持って農業に携わる人が増えてくれば、モラルは形成されてくるでしょうし、その上で相手もある程度の保障をしてくれるモラル、そして、その保障ラインが上手く噛み合うのではないのかな、と思います。すべて補償しろ!というのは、あまりにも乱暴な気がします。多くの日本国民が納得すればそうゆうものかなぁと思うしかありませんが。。。


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違う場所のレスです。茨城の農家さん
>自国の農産物が子供たちに食べさせられないものになっていること、農家が滅んでゆくこと。
これは国がなくなっていくこと、国民がどんどんいなくなっていくことなんだろうと、

私もそう考えています。が、意外と自分の土地を捨てる人はいないんだなぁとも実感しました。僕が福島に住んでいたとしたら僕自身はあっさり福島を去ると思いますし、そもそも日本にとどまる理由がなければ日本にいなくて良いと思っているタイプです。ただ今回の災害で物流社会の怖さを垣間見て、地産地消の(小さい地域でも良いですし、今回は日本という枠でも)バランスはどのあたりが無難なのだろうか、と思うようになりました。まだコメントできるほど考えがまとまっていませんが。。。

仕事前に急いで書いたので、十分に意図が伝わらなかったらごめんなさい!
水戸黄門放送中止 (okama)
2011-07-19 10:08:51
悪徳代官(官僚)と越後屋(大企業)、それにつながる小役人と手下を、最後は、黄門様たちがバッサリとやっつける毎回のストーリー・・これも今のご時世では、国や企業のリーダーたちには、目障りで、放送廃止(放送局もたくさんの電力を融通してもらっていますからねえ)となったのか、と疑ってしまいます。せめてもの小さな良心のあかしだったのに・・・。
Unknown (Unknown)
2011-07-19 15:23:36
ECRRは「内部被曝は代謝があるので問題ない。吸い込む方が問題だ」と公式に発表しています。

木下さん残念でしたね。
放射線医がLNTモデルを否定する理由 (町医者)
2011-07-19 15:45:04
http://www.jcr.or.jp/news140/140_3.html

この論文のように、もしLNT(閾値なし)モデルを認めると、日本では医療被曝により4.4%以上の発ガン増加がおこっていることになります。
だから放射線医は必死でLNTモデルを否定しなければならないのです。
補償 (あき)
2011-07-19 20:31:24
自分の畑に有毒物質がばら撒かれて農業ができなくなったら、有毒物資を撒いた張本人に補償を要求するのは当然でしょう。
天候不順で不作になったのとは次元の違う話ですね。
Unknown (  )
2011-07-21 23:03:36
吸い込むのも内部被曝ですよ…

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