自然日誌 たかつき

自然についての問わず語りです。

蓼科5 諏訪湖

2011年02月18日 | 自然 nature
翌日は諏訪湖に行くことにしました。湖岸の水面は凍っていました。諏訪湖の全面が凍って膨張のために氷が盛り上がって「おみ渡り」という現象があるのを聞いていました。近くの博物館で仕込んだ情報によると、この数年は見られていないということでした。ただ、私たちが訪れた数日後にはひさしぶりに「おみ渡り」が見られたとのことでした。
 私は諏訪湖というと岡谷製紙工場のことを思い出します。女工哀史に描かれた、あまりの過酷な労働に耐えかねてこの湖に身を投げた若い女性がたくさんいたということを。

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蓼科4 道祖神

2011年02月17日 | その他 others
突然の雪のせいで、横道にそれました。蓼科にもどります。

私は長野県に行くようになって、もちろん植物や動物に出会うのを楽しみにしていますが、そのほかにも楽しみにしているものがあります。中でも安曇野とか八ヶ岳の麓などで田圃の畦などになにげなく立っている道祖神はほんとうにうっとりするほどすばらしいものです。私が育った山陰にも、大人になって長い時間を過ごした東北地方にも、お地蔵様はありますが、道祖神は見たことがありませんでした。たいていは男女のふたりが彫ってあります。表情はわからない、とても素朴な掘りのものが多いですが、中には笑っているものや、仲良く寄り添ったものもあります。今回も小さな集落の公民館のようなところにかわいい道祖神がありました。農作業に野道を歩く農民が手をあわせたり、脇に座ってお弁当を食べたりしたであろうことを想像しました。



ところで、私は蓼科を「たでしな」だと思っていました。蓼は「たで」がからです。ところが入力しても出ないので、「たてしな」と入力したら出て来ました。このあたりの事情をご存知の人がおられたら教えてください。
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雪の濃淡

2011年02月16日 | 自然 nature
林を歩いていると、雪に濃淡がありました。ここの場合はヒノキでしたが、常緑樹があると雪が葉に受け止められて地面まで達することがないからです。もちろんこの林にはいませんが、シカのいるとことだと、雪はこういうところで寝ることが多く、枯葉に楕円形の体のあとがのこっています。



それにしても、積雪「2センチ」でたくさんの人が打撲骨折と大騒ぎ、雪国の人からすればバカバカしいような、腹立たしいようなことだと察します。ニュースで秋田や新潟のお年寄りが困っておられるのが報じられると心が痛みます。若者がボランティアで雪下ろしを手伝うというような動きがなぜ起きないのでしょう。
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東京の雪

2011年02月15日 | 自然 nature
昨日の夕方から雪が降り始め、帰宅するころは道が白くなっていました。今朝起きたら5cmほど積もっていました。今年の雪国の雪に比べればとるにたらない量ですが東京では珍しいことで、子供は大喜びしています。
 いつもの小平霊園の雑木林に行ってみました。木の枝にはほとんど雪はなく、林の下には積もっていました。ヒサカキやシロダモなどの常緑樹が目立ちました。
 珍しい東京の雪なので速報的にのせました。




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蓼科3 別のつらら

2011年02月14日 | 自然 nature
おいしいコーヒーをいただいてまた登りました。道が谷に入るところで舗装道路が終わり、それと同時に多くはありませんが雪が積もっていました。運転には緊張しました。
 私たちが泊まった宿はその谷に中にあり、切り立った崖を見上げるような場所にありました。そこはさっきの喫茶店よりさらに寒いようで、池も厚く凍り、その池に流れ込む水もつららになっていました。つららにも白い泡を含んだようなものもあれば、透明なものもあり、さまざまでした。このくらい寒いと空中の水分も凍るのか、乾いた感じがします。






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蓼科2 つらら

2011年02月13日 | 自然 nature
その八ヶ岳がパノラマのように見える場所は八ヶ岳の西に広がる扇状地で、田圃が等高線にそって続きます。いいところに喫茶店があったのでコーヒーでも、ということになりました。こういう景色のよいところだと、コーヒーの味も格別です。ふと見ると窓の外に生えている針葉樹にツララができていました。寒さが桁違いのようで、バケツにたまった水が15センチくらいの厚さがありましたが、完全にブロック状に凍ってiいました。

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蓼科1 八ヶ岳

2011年02月12日 | 自然 nature
ぎっくり腰を脱したので、卒論指導が忙しくなって来たときでしたが、これから先はもっと忙しくなって絶対無理というタイミングでカミさんと長野に一泊旅行することにしました。八ヶ岳が見えるところですが、この2、3年調査をしてきた八ヶ岳を、いつもは東から見ていたのですが、今回は西側、つまり諏訪地方を選びました。こういうと科学的でないと言われるのを承知でいうと、私は天気に恵まれる男です。この日もおそらくこの地方でもまれにみる快晴でした。そして「夕方になれば陰って見えるもの」とインプットされていた八ヶ岳が午後の日射しに輝いていました。それは豪勢なもので、どこかネパールにでもいるようでした。赤岳と呼ばれる荒々しい峰がとくに印象的でした。

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today 4

2011年02月11日 | その他 others
 コマーシャリズムにのった、打楽器のようにリズムを刻み、無意味なことばを並べてカタカナ英語をちりばめたような歌が作られては消えてゆく。あるいはメロディーやリズムを不自然に構成して、奇をてらって一時的な人気を狙う歌が作られては消えてゆく。
 そうした中で今回の「クリスマスの約束」で、60年代の、オーソドックスでハーモニーがきれいな歌を聴き、なつかしさとともに音楽のよさを感じさせてもらった気がした。還暦をすぎた私が昔の歌をなつかしむのは当然のことだが、若い世代は「Today」を聞いてどう感じたか知りたいような気がした。
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today 3

2011年02月10日 | その他 others
 私は同じ時代の、同じような雰囲気をもった歌として、ブラザーズフォーの「グリーン・フィールズ」を思い出した。それもYou Tubeで聞いてみると、実にゆったりしていて、今の私の感覚でいえば退屈感を拭えなかった。しかし、これは私のほうがおかしいのだと思う。
 これらは歌としては単純で実にわかりやすい。そして健康である。それらは白人の歌であり、「古き良きアメリカ」の歌といえるだろう。だが、こうした甘い歌は、徐々に影をひそめ、ひとつにはエルビス・プレスリーに代表される「悪っぽい」ロックンロールや、ボブ・ディランやジョーン・バエズらのメッセージ性をもった、「毒のある」フォークソングにとって変わられるようになっていった。ビートルズの出現も大きかっただろう。
 私自身、そうした動きを支持したし、「きれいごと」に欺瞞性を感じて来た。だが、矛盾するようだが、いったい歌にそうした「本質」を求める必要がどれだけあるのだろうかとも思う。既成の歌作りをぶち壊して、その代償にいったい何を生んだというのか。
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today 2

2011年02月09日 | その他 others
 歌詞を手にしてよく読むと、「詩」であることに驚く。韻が踏んであるし、心をそのままには表現しないで、何かに譬えられている。その意味では「Try to remember」もそうである。それを思えば、いまの日本の歌の歌詞は稚拙さはどうだ。
 もう少し調べてみたくなったので、インターネットで検索してみた。
「ニュー・クリスティー・ミンストレルズ」
記憶からまったく失われていた響きが甦った。
「ああ、そんなグループがあったなぁ」
 意味もわからずにラジオから流れる歌を聴いていた十代の、なんだか不安で、それでいて未来を楽しみにするような気持ちが、味覚とも嗅覚ともいえない感覚をくすぐった。それでYou Tubeで調べてみると、その歌を聴くこともできた。ニュー・クリスティー・ミンストレルズというのは10人の男女のコーラスグループで、ひょっとしたら学生グループだったのではないか。Christyはキリスト教と、Minstrelsはミンスターと関係があるのではないかと思ったりして、賛美歌などを歌うアマチュアだったのではないかと想像した。
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