電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

ジョージ・セル指揮クリーヴランド管でハイドン「交響曲第92番」を聴く

2016年12月27日 06時01分49秒 | -オーケストラ
ハイドンの交響曲の演奏というと、ジョージ・セルとクリーヴランド管弦楽団による一連の録音を思い出しますが、



これは第93番〜第98番までで、第92番「オックスフォード」は含まれていませんでした。たしか1961年にステレオ録音を残しているはずですが、当方のささやかなライブラリにはまだありません。おそらくはネット上で公開されているのではないかと考えて探してみました。ありました!

幸いなことに、実際にネット上で聴くことができます。ハイドンの交響曲第92番「オックスフォード」です。YouTube より。
Haydn - Symphony n°92 - Cleveland / Szell 1961


第1楽章:アダージョ〜アレグロ・スピリトーソ。優しくゆったりとした前奏は、くたびれた中高年の心にもすんなりと入ってきます。テンポが変わり、さらに雰囲気を変えていきますが、古典的な様式感は絶妙に保たれます。うつりゆく音色が素晴らしいです。
第2楽章:アダージョ、三部形式。ゆったりした中に、中間部の、やや緊張感を持った短調の歩みが効果的。再びはじめの曲調に戻ります。
第3楽章:メヌエット、アレグレット。複合三部形式。全休止を生かした面白い音楽。ホルンの響きが良い味を出しています。
第4楽章:フィナーレ、プレスト。ソナタ形式。快速に、しかし優雅に突進します。聴き終わって、ハイドンの音楽を聴いた愉悦感を感じ、味わいます。

Wikipedia によれば、楽器編成は Fl(1),Ob(2),Fg(2),Hrn(2),Tp(2),Timp(2),Cem, 弦楽5部、とあります。実際にはチェンバロは使っているの?

オーディオ的な不満よりも、手軽な便利さの方が勝るのは確かです。USB 経由の PC-audio またはデスク上の小型スピーカでラジオのように聴くには充分な気がします。なるほど、LPやCDなど物理的にディスクを増やすことを考えずに、こうした聴き方で充分だと感じる人も少なくないのでしょう。私の場合は、添付のリーフレットの解説などもけっこう楽しみにしているので、できればCDで入手したいと思う方ですが(^o^;)>poripori

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