昔は危険な店というのが何軒かありましたが、最近はもう絶滅のところもあるようです。
以前東京に出かけたときは、必ず秋葉原のi丸電気のCD館に寄ったものです。お目当ては一番上の階でしたが、小さな狭いエレベーターで上がって中に入るとそこは誘惑に満ちた危険な香りが一杯です。古楽関連の在庫も多く、「ガウルティエのリュート曲集」(笑)なんて日本語タイトルが貼られているCDもありました。
名古屋にもPコの上の方の階に同様の店がありました。ここもなかなか品ぞろえがよかったです。ここも大須あたりに行ったついでによく寄ったものです。
これらの店に入ると大抵1万から2万円、ヘタしたら3万くらいはCDを買ってしまいました。減らそうとは思うのですが、レアなものなのでこれを逃すともう手に入らないと思うと、やっぱり買っておこうかということでつい枚数が増えるのです。
バーゼルにも、こちらはCD屋さんではないですが、誠に危険な楽譜屋さんがありました。危険なCD屋さんと同様、店に入ると次から次へと気になる楽譜が現れてつい買ってしまいます。中世リュートのボブ先生にあそこはdangerous shopだって言いましたら、彼も全くその通りだと言っていました。同じような被害者はいるものです。
バーゼルの楽譜屋さんは今どうなっているかはわかりませんが、名古屋Pコの店に何年か前に行ったときはすっかり品ぞろえが悪くなっていました。東京秋葉原のi丸電気のCD館に至ってはお店そのものがなくなっています。
危険な店が激減して安心できるようになったかというと必ずしもそうではありません。今はネットで何でも購入できてしまいます。ただCD自体を買うことはぐっと減り、最近はサブスクで聴いたりデータをネットで購入したりするケースが増えてきました。この10何年で音楽を供給するメディアも、販売する形態も様変わりその結果人々の行動もすっかり変化してしまいました。これらの大変動の中核にあるのがデジタルの技術なんでしょうが、つい最近まであったアナログな危険店がすでに懐かしくもあります。
以前東京に出かけたときは、必ず秋葉原のi丸電気のCD館に寄ったものです。お目当ては一番上の階でしたが、小さな狭いエレベーターで上がって中に入るとそこは誘惑に満ちた危険な香りが一杯です。古楽関連の在庫も多く、「ガウルティエのリュート曲集」(笑)なんて日本語タイトルが貼られているCDもありました。
名古屋にもPコの上の方の階に同様の店がありました。ここもなかなか品ぞろえがよかったです。ここも大須あたりに行ったついでによく寄ったものです。
これらの店に入ると大抵1万から2万円、ヘタしたら3万くらいはCDを買ってしまいました。減らそうとは思うのですが、レアなものなのでこれを逃すともう手に入らないと思うと、やっぱり買っておこうかということでつい枚数が増えるのです。
バーゼルにも、こちらはCD屋さんではないですが、誠に危険な楽譜屋さんがありました。危険なCD屋さんと同様、店に入ると次から次へと気になる楽譜が現れてつい買ってしまいます。中世リュートのボブ先生にあそこはdangerous shopだって言いましたら、彼も全くその通りだと言っていました。同じような被害者はいるものです。
バーゼルの楽譜屋さんは今どうなっているかはわかりませんが、名古屋Pコの店に何年か前に行ったときはすっかり品ぞろえが悪くなっていました。東京秋葉原のi丸電気のCD館に至ってはお店そのものがなくなっています。
危険な店が激減して安心できるようになったかというと必ずしもそうではありません。今はネットで何でも購入できてしまいます。ただCD自体を買うことはぐっと減り、最近はサブスクで聴いたりデータをネットで購入したりするケースが増えてきました。この10何年で音楽を供給するメディアも、販売する形態も様変わりその結果人々の行動もすっかり変化してしまいました。これらの大変動の中核にあるのがデジタルの技術なんでしょうが、つい最近まであったアナログな危険店がすでに懐かしくもあります。