厳選!ビジネス書 今年の200冊

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2013年26冊目『君にはもうそんなことをしている時間は残されていない』

2013-01-25 14:19:15 | おすすめビジネス書
君にはもうそんなことをしている時間は残されていない 君にはもうそんなことをしている時間は残されていない
価格:¥ 1,365(税込)
発売日:2013-01-16

評価  (3点/5点満点)

Time is life (時間は命)

時間というのは、誰にとっても命の断片です。人はこの世に生まれてから、誰もが時間の秒針とともに、死に向かって生きています。

君にはもうそんなことをしている時間は、「1秒もない」「1分もない」「1時間もない」「1日もない」「1月もない」「1年もない」「残されていない」という切り口ごとに、千田琢哉さんらしい言葉が並びます。

時間の使い方は、その人の人生観・価値観そのものだと思います。今まさに使っている時間が、自分の良い未来に繋がっているのか。そんな気づきを与えてくれる1冊です。

【my pick-up】

◎一度断ったのにまた誘われたら、返事をしない

一度断っても、また誘われてしまうことがある。その場合はもう返事をしなくてもいい。場合によっては絶縁してもいい。興味もないのに二度以上勧誘を受けたのは、相手はあなたのためを思ってではない。ひたすら自分のメリットのために、あなたをダシにしようと考えているのだ。二度以上勧誘を受けたら、それは偽物だと考えよう。偽物と関わらないためには、もう二度と返事はしないことだ。

◎前置きは、後回しにする

講演会で開始時間になって、主催者代表のお偉いさんから長い前置きの挨拶をされることがある。お偉いさんは多くの場合、現場に関わっておらす、状況も把握せずにトンチンカンなスピーチを始めてしまう。参加者は誰もそんな話に興味はない。こうした愚かな過ちを犯さないために、前置きは後回しにすることだ。

◎「ちょっと一杯」が苦痛なら、2回連続断ってみる

「ちょっと一杯だけ」も時間泥棒の常套句だ。2回連続断れば、99%の相手には嫌だと伝わりもう誘われなくなる。ところが、これでも鈍感なオジサンは気づかないかもしれない。2回目までは誠実に、3回目以降は露骨に嫌な顔をしてもいい。そんな鈍い相手に誘われても、あなたの将来の出世に何ら影響はない。

◎提出物は前の日付になるように仕上げる

提出物をいつ提出するかでその人の将来はわかってしまう。提出物を本当に期限ギリギリに提出する人は、その他大勢ヒツジの群れ人生で幕を閉じる。「明日までに」と言われたら、本日中に提出することだ。メールの場合は、前日の日付になっていることが最低条件だ。たったこれだけのことを習慣化するだけで、競争率はガクンと低くなるものだ。

◎「来月こそ頑張ります!」は、地獄の人生の始まり

「来月こそ頑張ります!」の真意は、今月はゆっくり休みますので勘弁してください、ということだ。勘弁してくださいというのは、給料だけはキッチリもらいますという意味に他ならない。たとえ月末であろうとも、今月から頑張ろう。来月成果が出るのは今月までの蓄積なのだ。本当に頑張っている人は、「頑張ります」とは言わない。

コメント
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