そよ風つうしん

小さな自然の発見をご紹介してきましたが、転居で環境が激変。内容を一部変更し日々の雑感を綴ったりもしています

美味しそうだけど

2020年11月26日 | 9~11月の草木
かなり拡大してるので、美味しそうに見えます。
でも、実際に試してみた人によれば、美味しくないのだとか・・・残念です。

名前はコミカンソウ。

ちょっと変わった植物なんです。
全体の姿は

ノブドウを見にいったときに、足元に発見。

背は高くないので、本当はしゃがみ込んで確認したいところなのですが、あいにくしゃがめない私は、見おろして見当をつけました。

でもこの植物は、実の付き方が変わっているので、どうしても撮したい!
いろいろ考えると、写真でも解るように、あまみずの排水用の溝の淵に生えています。
そうだ!!
溝の中に入って、縁に腰掛ければOKです。
通りがかりの人から見れば、なんだか怪しいお婆さんに見えるでしょうが、あまり人通りのない道なので大丈夫でしょう。
やっちゃえ!
というわけで、溝に腰掛けて実の様子を撮しました。

こういうことになっているのです。枝の下側に実がビッシリとついています。
こんな実の付き方って珍しくありません?

ちょっと大きくしてみると

そしてもっと大きくしたのが、最初の写真です。

可愛い花の様子や、仲間のナガエコミカンソウについてはこちらで
どうぞ。過去記事ですが。




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野に咲く小さな花38・コミカンソウ&ナガエコミカンソウ

2018年06月12日 | 野に咲く花
こんな、葉っぱの裏に実がなっている植物なんて見た事ありますか?

以前に住んでいた、大阪府枚方市の某団地の裏の草むらにはえていました。
いつものように、しゃがみ込んでキョロキョロしていると、こんな不思議なものを見つけたのです。

実を拡大すると、こんな感じでした。


全体の様子です。

いったいなんという植物なんでしょう?

部屋に帰って図鑑を開いても、最初の2冊には載っていません。
こんな時は、岩槻秀明さんの『雑草や野草がよーくわかる本』(秀和システム)が頼りです!
やっぱり出ていました!!
「コミカンソウ」という植物のようでした。
トウダイグサ科コミカンソウ属
です。

葉っぱの裏に実がなると言うことは、その部分に花が咲くはずですよね?
さっそく同じ場所へ行って探しました。
有りましたよ~!!

実が出来ているのは枝の根元よりの部分でしたから、これは雌花ですね。

そして、小さな小さな雄花です。


図鑑にも花は載っていませんでした。
小さくて苦労しましたが、とにかく写りました。
良かった、良かった!!


そして、今いる所へ引っ越して来た年の7月始めのこと。
こんなの見つけました。

以前に見たコミカンソウに似ていますが、実の成り方が違っています。
なんだか柄が付いているでしょう?

これも岩槻さんの図鑑には載っています。
「ナガエコミカンソウ」でした。
なるほど! 実の部分に「長い柄」が付いていますものね。

花の様子です。

上が雌花、下が雄花です。
コミカンソウと少し違っていますね。

アフリカ原産でその地では多年草ですが日本は寒いので、毎年タネから育っているらしいとのこと。
図鑑が発売された06年には、千葉県が北限とのことでした。





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不思議な小さな木

2015年09月19日 | 富田林に来て初めて見たもの
病院の近くで、面白い植物を見つけました!!。そうそう、先日UPしたシラホシトリバのいたあたりです。

全体の姿はこんなです。

葉っぱの上に小さな実が見えていて、しかもその実には細くてながい柄が付いてるようです。
とても珍しいけれど、何かで見たことがある・・・そう思いながら、とにかく写して来ました。

1ミリ~2ミリ足らずのとっても小さい花もついています。
肉眼では、どんなつくりなのか、全然解りません???

しかも、どうも雄花と雌花があるような気配でした。

帰ってから、片っ端から手持ちの図鑑を見ますが、なかなか出てきません。
こんなときは『雑草や野草がよーくわかる本』(岩槻秀明著・秀和システム)が頼りです!!
パラパラとめくっていくと、ありました
ナガエコミカンソウと言うのだそうです。
きっとこの図鑑で見て、うっすらと記憶があったんだと思います。

以前にご紹介したことがあるコミカンソウの仲間で、実に長い柄が付いているので「ナガエ」となっているようです!

ちなみに、コミカンソウは、葉っぱの裏にこんなふうに実がつきます。

葉っぱの感じもよく似ていますね。

花はやはり雄花と雌花があるとのことです。

上が雌花で下が雄花です。

長くなりました、すみません。
最後まで見てくださった方、ありがとうございました。




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コミカンソウ

2008年09月19日 | 9~11月の草木
この実をミカンに見立てて、コミカンソウという名前が付いたのだそうです。

実の部分はこんな形でした。



実がなっているんのなら、花が咲くはずですよね。
来年は見逃さないようにしよう!
そう思って、今年は待ち構えていました。

そして先日、見つけたんですよ~

一つの枝に、雄花と雌花が咲くことを、これも図鑑で知っていました。

ほらね

枝先に咲いている白いのが雄花、真ん中の赤いのが雌花です。
下の方の雌花は、もう実になってしまっています。

枝の上半分には雄花が、下半分には雌花がつきます。
なので実が付くのは、下半分です。

これでは見えないので、花を大きくして見ましょう。
まず雄花です。とても小さいので、なかなかうまく写せず、やっと撮れたのがこれです

なかなかきれいでしょう?

次は雌花。

これもものすごく小さくて・・・

私が近くで見つけたのは背が低くて5センチあるかないかでしたが、大きいのは30センチくらいにも伸びるそうです。

葉の様子がオジギソウに似ていますし、休眠運動もしますがマメ科ではないのです。
図鑑にはトウダイグサ科コミカンソウ属と書いてありました。


初めて見たコミカンソウの花、うれしかったです



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