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そよ風つうしん

小さな自然の発見をご紹介してきましたが、転居で環境が激変。内容を一部変更し日々の雑感を綴ったりもしています

作曲家 新実徳英さんの言葉より

2022年01月29日 | 心に残っている言葉
朝日新聞 2013年4月19日朝刊 「人生の贈りもの」より
作曲家 新実徳英さんの言葉。

「降ってくる音 書きとめ作品に」
 (前略)都会で暮らしていた頃は、音楽は作曲家が作るものだと思っていた。
 山に暮らすと、人間は自然に生かされているもので、
 作曲家は来る音を聴いて書き留める存在だと実感します。
 木々のそよぎ、山の陰、星のまたたき、夜通し聞こえてくる鹿の遠音は
 神秘の響きです。
 山にいて降ってくるものを書きとめたものが、僕の音楽になる。
 (中略)
 大自然は恵みであると同時に、人を襲う存在でもある。
 そのことをもう一度確認し、
 僕らは人智の及ばぬところで暮らしているという、
 古代人と同じ視線を持つ時期に来ていると思う。

(今回も勝手な部分の引用、改行などをさせていただきました。
 新実さんに深くお詫びいたします)


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
写真は、空に現れる七色のうちの一つ「環天頂アーク」です。
この現象をじっと見上げていると、天からとても美しい音色が流れてくるのを感じます。
そして、生かされている幸せを感じるのです。      


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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (あおぞら)
2022-01-30 11:48:12
新実徳英氏の言葉、ご自身の暮らしから出て来たお言葉と感じます。
実際に山に近く暮らしておられると人智の及ばぬ場所というのを肌で感じられるのかと。
それがこの方の場合は言葉となって降り落ちて来る、それを書き留めたものだと。
そのお心自体が素晴らしいなと感じました。

環天頂アーク、出ていたようですね。
環水平アークは割と目にしますが天頂アークはまだありません。
一度目にしてみたいものです。
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森のどんぐり屋より (あおぞらさんへ)
2022-01-30 15:47:00
人知の及ばない・・・という感覚は、次第に我々から遠ざかっているように思いますが、自然をそういう感覚で捉えられると、心が深くなりますよね。

私は、今いるところへ転居してからは、水平アークも天頂環も、数回見ただけでなかなか出会えません。
色は天頂環アークが綺麗に感じますね?!
ご覧になれますように、お祈りしていますね
返信する

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