そよ風つうしん

小さな自然の発見をご紹介してきましたが、転居で環境が激変。内容を一部変更し日々の雑感を綴ったりもしています

秋待草(あきまつぐさ)

2018年08月18日 | 6~8月の草木
この言葉を初めて知ったのは、高橋健二さんの『空色通信』というとてもすてきな本の中でした。(京都の光琳社という書房から出た本ですが、もうこの出版社はありません。Amazonの中古などでは入手可能です)

秋待草というのは、夏の稲の異名なのだそうです。
秋の実りを心待ちにする人々の気持ちのこもった名前ですね。

上の写真をご覧になった農家の方が、「稲の姿に乱れがあるから、この田んぼはイノシシが入ったのかも?」とおっしゃっていました。
しっかりとお米が出来る前の柔らかい実は、イノシシの大好物なのだそうです。

今年は台風が多いので、心配です。
良いお米が実りますように・・・






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4 コメント

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素敵な名前 (あおぞら)
2018-08-19 11:31:42
秋待草、なんとも素敵な名前ですね。

秋が恋しい、古の人の想いが感じられる言葉です。

手前の田んぼ、確かに乱れてますね;。

この時期にイノシシは厳しいですね;農家の方のご苦労が思われます。

朝晩すっかり涼しくなりましたかれど台風がまた接近中、いい加減穏やかに過ぎてほしいのに、なんともはやな思いです;。

体調を崩されませんように。
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あおぞらさんへ (森のどんぐり屋より)
2018-08-19 16:52:44
やっぱりイノシシが・・・? 今の時期に人間が入るわけ無いですし、人の動きとは違った乱れ方ですものねえ。
イノシシも必死でしょうし、なかなか辛い風景です。

少し涼しくなりましたが、まだまだ暑い日もあるでしょうから、ほんとに要注意ですね、ありがとうございます。
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あきまつぐざ (マナティ)
2018-08-20 10:19:16
とっても素敵な名前です。
つくづく日本語って素晴らしいなあと思います。
言葉に想いがのって伝わります。微笑
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マナティさんへ (森のどんぐり屋より)
2018-08-20 16:38:13
この言葉は、なんと室町時代には使われていたらしいです。
日本人にとってはお米は生活に欠かせ無かったのですね~
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