
杉崎恒夫さんという歌人をご存知でしょうか?
「知るヒトぞ知る」というような存在なのですが、なかなか楽しい人なのです。
たとえば
<バゲットの長いふくろにえがかれしエッフェル塔を真っ直ぐに抱く>
<三月の雪ふる夜にだす手紙ポストの中は温かですか>
<蜂蜜の冬固いのは何万のはちのナミダが凍るからです>
などなど。(六花書林刊『パン屋のパンセ』に収録)
これが90歳の人の詠む歌だと思いますか?
不思議な感性に、ただただ感動します。

私が好きなのは、こんな歌。
<「愛」を強制終了します。データはすべて失われます。>
(この読点の使い方が、すごいなあと~~)
<どうしても消去できない悲しみの隠しファイルが一個あります>
そして写真は、今朝の月です。

だんだんに痩せてくる月見ているとウサギのおうちが心配になる・・・・
「知るヒトぞ知る」というような存在なのですが、なかなか楽しい人なのです。
たとえば
<バゲットの長いふくろにえがかれしエッフェル塔を真っ直ぐに抱く>
<三月の雪ふる夜にだす手紙ポストの中は温かですか>
<蜂蜜の冬固いのは何万のはちのナミダが凍るからです>
などなど。(六花書林刊『パン屋のパンセ』に収録)
これが90歳の人の詠む歌だと思いますか?
不思議な感性に、ただただ感動します。

私が好きなのは、こんな歌。
<「愛」を強制終了します。データはすべて失われます。>
(この読点の使い方が、すごいなあと~~)
<どうしても消去できない悲しみの隠しファイルが一個あります>
そして写真は、今朝の月です。

だんだんに痩せてくる月見ているとウサギのおうちが心配になる・・・・
(この読点の使い方が、すごいなあと~~)
<どうしても消去できない悲しみの隠しファイルが一個あります>
こんな詩がどうして浮かぶんでしょう。
今までどんな人生を歩まれてきたのか凄く気になります。
もう亡くなられているのですが、お若いころは気象台にお勤めだったようです。其の頃の気象台は、武蔵野の雑木林の中に有り、すごく環境が良かったそうです。
他にもすばらしい短歌がいっぱい有ります。
『パンヤのパンセ』はAmazonで今でも売っていますよ♪
中古だったら少しお安いです。
心落ち着く空の写真に導かれながら
読ませていただい記事の微笑ましい事。
並べてくださった 詩を読んでるだけで
変にむつかしく考えず素直に入ってくる
言葉たちに納得!です。
イイですね。
イイでしょう?! 最近知ったばかりですが・・・
中には難しい短歌も有るのですが、このようにわかりやすいものが多いので、気に入っています♪
短歌も俳句も、わかりやすいのがいいですよね