そよ風つうしん

小さな自然の発見をご紹介してきましたが、転居で環境が激変。内容を一部変更し日々の雑感を綴ったりもしています

秋の長雨

2018年09月12日 | どんぐり屋のつぶやき
毎年今頃は、秋雨前線の停滞で雨が続きます。

私の生まれ育った街の秋祭りが近いので、岸和田っ子は気をもみつつも「まあ、お祭りやからねえ~」と諦め顔。
毎年のこの天候なので、「和泉の名物下駄祭り」などと、からかわれていたくらいです。
ずっと昔からそうだったんですから、気象状況は変わりませんネ!

私がまだ子供だった頃、戦争が終わってすぐでした。
曳き手の若い衆や、屋根の上に乗る大工方(だいくがた)の人たちが戦争で帰ってきていなかったり、いかになんでも地車(だんじり)を引っ張る元気が無かった頃のこと。
それでも祭りの日には、地車を出さずにはいられない人もいたのでしょう。
国道の真ん中に、曳き手のいない地車が引っ張り出されて、折からの雨に濡れそぼっていた悲しい眺めが、今も目の奥に残っています

それから何年もせず、祭りを盛りたてようと考えたのでしょう。
小学校の子供向けに、地車を曳くときの歌がつくられました。
そして、なんと皆が講堂に集まって、練習に励みました!!

>岸和田の秋祭り 年に一度の大祭り 自慢のだんじり見においで 遠い近いはもう昔 今じゃ淡路もひとまたぎ あ、よいとさ-、よいとさ!>

>だんじりのその良さは 音に聞こえた彫り物と 凝った飾りや作り付け・・・>
と言うのが三番くらいまでありました。

いまでこそ、淡路はひとまたぎですが、まだ船で渡るしか無かった当時に誰が考えたんでしょうかね?

今でも覚えているのは、毎年唄いながら引っ張っていたからです。

結婚して子供が生れて、上の子の手を引いて、下の子はお腹にいるというときも、引っ張っていました。若かったんですね、しんどくありませんでした
 
昼間は危ないので曳きませんが、夜に灯りが入ると子供たちや親子連れの出番なのです。
楽しかったなあ~~

。。。。今日はここまで。次回は有名だった「喧嘩祭り」の様子などをご紹介しますね。

コメント (6)
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