そよ風つうしん

小さな自然の発見をご紹介してきましたが、転居で環境が激変。内容を一部変更し日々の雑感を綴ったりもしています

見て、見て、昔のモノたち!

2015年02月15日 | 本の紹介・その他いろいろ
これ何だかお分かりになりますか?

先日時代劇を見ていたら、同じようなものが登場したのでビックリ
煙草盆」です。たぶん、我が家では私のおじいさんかひいおじいさんが使っていたのだと思います。

この中に、小さな火鉢のような煙草に火をつけたり、キセルをトンと打ち付けて吸殻を捨てたりする入れ物(灰落し)・煙草入れ・キセルなどを一つにまとめて入れておくものです。

時代劇でよく見かけるのは、持ち運ぶための提げ手が付いて、蒔絵などが施された立派なものが多いですね。
この写真のは、庶民の普段の生活の中で使われていた質素なものです。

本家のお蔵の中で見つけて以来、もう何十年も前から、私は枕元でメモ帳やボールペン、シップ薬・龍角散・ハサミ・など何やかやと必要なものを入れて使って来ましたが、びくともしていません。
紫檀でしょうか? 硬い木をしっかりと組み立てて造られています。

裏側も木目がきれいです。

近くで写しすぎててゆがんでます、ごめんなさい。

角っこも張り合わせてるのではなく、ちゃんと組み込みになってるんです!

造られた当時では、アタリマエだったのでしょうけどね!

そしてそして、こんなふうに

一枚一枚の板も、たんなる平面ではなく、カーブをつけて厚みを微妙に変えてあります。
凝ってますよね~~!!
さっきの写真でも、底がペタンと下についてなかったでしょう?!
ちょっと白っぽいところが支えになっています。


長くなりましたが、もう一つ。
50センチ巾くらいの小机も、押入れの中で重宝しています。
こんなものです。


ひいおじいさんが子供の頃にはこの前に座って、お習字やソロバンの練習でもしていたのかもしれませんね?

母の時代には、夜になるとこの机の上で、粉薬を薬包紙に包む仕事を手伝っていたそうです。(母の実家は代々薬屋です。昔は薬種商といってたとか。)

とても丈夫で、重いです。

これも角っこは面取りをしてあったりします。
天板も、古いので汚くなってしまっていますが、

新しいころはきっとキレイだったでしょうね。

他にも昔をしのぶ家財道具はいろいろ有ったのですが、色々な事情があって手放してしまったので、今となってはとても残念です。
せめて写真を残してあったらなぁ・・・

今手元にあるもの、大切にしたいと思っています。


最後までお付き合い下さって、ありがとうございました

恒例の「お茶をどうぞ」です!
今日はお土産もありますよ~


コメント (8)
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