そよ風つうしん

小さな自然の発見をご紹介してきましたが、転居で環境が激変。内容を一部変更し日々の雑感を綴ったりもしています

空の虹色を集めて

2008年04月02日 | 虹・彩雲・アーク
ブログのお友達の<りおさん>が、フォト日和に載せておられた、空の集合写真に刺激されて、私も組み写真にしてみました。
りおさんのは、もっといっぱい集めていらして壮観なんですが、根気の無い私はこんなことでお茶をにごします

      

空のずっと高い所には、色んな形をした氷の粒が浮かんでいます。 
そこに光が当たると、角度によってきれいな虹色が現れます。
<気象光学現象>と呼ばれますが、難しいお話は置いといて、自然が空に奏でる音楽をお楽しみください。
今までに写した写真の中から、私のお気に入りを集めてみました。

      

さて、上の写真の説明です。

上の段は幻日(げんじつ)です。
私がよく見るのは夕方で、太陽から少し離れた真横に現れます。
左右に見えることもあって、どちらも太陽に近い側が赤色です。

真ん中の段は彩雲(さいうん)です。
太陽が雲に隠れた時に、その近に薄くて冷たい雲(巻雲など)があると、それの縁がきれいに色づきます。

下の段は環天頂アーク(かんてんちょうあーく)といいます。
季節によって、現れる時間は違いますが、朝夕の太陽の高度が低い時に、ちょうど都合の良い場所に巻雲などが出ていると、見られます。
頭の真上辺りに見えるので、じっと見上げていると首が痛くなるんですよ(笑)


もう一枚ご覧下さい。

上の段は(かさ)です。
空全体に薄い雲が出ているときに、太陽の周りに現れます。
夜に月が満月に近く明るい時は、月の回りにも見えるときもありますね。

真ん中の段はです。
普通の虹は、皆さんもおなじみと思いますので、イレギュラーなのを並べました。

左は、太陽の高度の関係でとても低い所に現れた虹で、いわば「虹のてっぺんだけ」みたいなものだそうです。
とても不思議な感じを受けました。

右は、夕立の後に見えた、ミニミニ虹です。
これもまさか虹とは思わなかったのですが、詳しい方に見ていただいたら虹とのことでした。
白い雲が、虹を吐き出しているみたいで、可愛いでしょう?

下の段は光冠(こうかん)です。
太陽が雲に隠れて、回りが虹色に輝いています。

空の虹色現象は、他にも沢山ありますが、なかなか見る機会がありません。
ちょっと気をつけていれば、見ることのできるものを集めてみました。


空を見上げる時は、決して太陽を直接見たり、長い時間太陽の近くを見続けたりしないで下さいね。目を傷めますから(網膜がヤケドするのです!)


他の色々な写真を見たかったり、詳しいことをお知りになりたい方は、天空博物館へどうぞ。




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コメント (20)
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