我慢

アメリカは北朝鮮懐柔方針です。それだけ核の抑止力とやらを維持したいんですね、自分だけが核持って、軍事力も世界一でありたい、そうすれば世界の警察でいられるというわけです。世界が自分の言うことを聞く。聞かせたい。とっても単純な意図です。どんな安物でも核は核、取り引きしようじゃないかというわけです。axis of evil なんて叫んでたのは誰なんだいブッシュさん。核計画申告なるものが正当になされればテロ指定を解除しようという取引です。日本はいかれてるようなもんです。拉致は？だから自分で解決せねばならぬ事なんでしょうに。石原慎太郎がよく言うように、安倍晋三がよく言っていたように、対話でどうこうできる国じゃないんですから。なんでも山崎「寝技」代議士と安倍さん、北朝鮮めぐってバトルの様相だそうです、山崎なんてのは利権利権で動くタマなんでしょう、北朝鮮やら中国に宝の山を見つけているんでしょう、この男だけは信用ならぬ感じです、それはさて措き。日本も核持って対等に交渉して行くべきなんじゃないんでしょうかね、この情勢見ていると本当にそう思います。情けない思いがします。すべてアメリカ頼り、周辺国の思惑に阿って。いい加減にしないと、国内事情も相俟って爆発するんじゃないんでしょうか。誰がって？もちろん私達です。そうじゃないんでしょうか、皆様。

がっかり

ＮＢＡセルティックスが優勝しました。コービーブライアントのワンマンチーム、レイカーズいいところなく敗退でした。セルティックスの大補強策が絵に描いたように当たりました、こんな事なんですね、巨人のやりかたもあながち間違いじゃないということですが。そのコービーにボストンのファンから「お前はジョーダンじゃない！」って野次が飛んで、それで最終戦コービーの得点が止まったって記事です。なるほど。強い時のブルズもジョーダンのワンマンチームでしたが、ジョーダンはここぞという時には必ず得点して（少々無理なシュート撃ってもそれが皆入ってました）チームを勝利に導きました、同じほどのすごい身体能力の持ち主なんですがコービー未だその域に達していません、そこを言うわけです。もちろん敵チームの主力を挫く為の野次ではあるのですが。お前はジョーダンじゃない。ううむ、改めて大きな壁が露わになったってことですね、稀代のスーパースターに違いないコービーであらばこその。
　原油高、どこまで行くんでしょうか。世界中の日常生活にこれだけ支障をきたして、しかしどの国も政策として手を出せない、金の自由な動きこそが資本主義の原則だからでしょう。どうなるんでしょう。どういうきっかけで値崩れするんでしょうか。誰が、何が風穴開けるんでしょうか。石油依存から脱却するためという大義でありましょうバイオエネルギー開発も何のことはない原油高と相乗効果を生じて食料危機を引き起こしてます。大儲けして高笑いしている奴らが必ずいるわけです。こういう構図がマルキスト達を蘇らせるわけです。こっちの方もどうなりますかね。面白いことは面白いんですが、世情不安定に傾いていくのは気味の悪いことではあります。
　首相作業服着て今次地震被災地を訪れます、体育館に避難している被災者に語りかけます。天皇さん皇后さんの定番ですが、こっちのお二人とは何たる格の違い、やはり巷間言われるように美智子皇后の立ち居振る舞い所作仕草に人は慰められるのですね、本当にそう思いました。この作業服の全く似合わない、視線をあっちこっちに飛ばしながらいやいや聞いている、やっつけ仕事丸出しのこのおっさんとはえらい違い。おまけに被災者の爺さんからひどく突っ込まれてました、対応が遅いじゃないか、重機が丸二日経っても来ない、こんなことじゃ何もできぬって。もごもご言ってましたがね。こんなことですわ。四川を中国を笑えないということです。川が堰き止められて決壊の危険が、なんてワーワー言うだけ。中国と一緒。遅い遅い。救助隊はどうしたの？ここには来ないわけかい？ボランティア達行ってるの？中国には息せき切って飛んでいった連中、ここにも行ってるんでしょうか。それとも日本は自衛隊だけに任せますって？地震先進国がこんなもんです。遅い。まこと遅い。
　杉並区の小学生、天窓から転落死事件。どうせ悪ふざけしていたんです、やめろやめろと周りが注意もし、囃し立てて、本人いい気になってジャンプでもしてたんでしょう。吹き抜けの天窓、明かり取り目的ならそのまま地べたです、そりゃぁ死ぬでしょうね。そして例によって校長が（見た目とってもへなちょこオヤジです）平謝り、教育委員会は「屋上使用を控えろ」なんてお達しを出す、ＰＴＡが集まって、よくいるおばさんが眉を顰めて学校の説明は納得できませんなんて言ってる、ＮＨＫは子供たちが一番安全に過ごせるはずの場である学校でこんなことになって・・と馬鹿言ってる。どうしてこんなに馬鹿になったんですかね。福田なんとかという評論家はそれを幼稚と表現しましたがまさに幼稚。そんなところに上がったら危険に違いないこと。６年生にもなってそんなことわからぬはずがないです。日本人特有といわれる、芝生にはいるな、危険だから近づくな、ここから先には入りなさんな、この柵を乗り越えてはいけません式の立て看板をそこら中に立てればいいですね。教員達、あんたらの仕事はなんなんだ？馬鹿言うのもいい加減にせねばなりますまい。こんな対応見る度にげんなりします、がっかりします。そうでしょう？

偽善

幼女連続殺人の宮崎勤、死刑執行だそうです。死刑確定から二年余と異例の早さ、鳩山法相はこの９カ月に１３人も刑執行していると、新聞は叱責非難調です。あの亀井「鬼瓦」静香は死刑廃止論者の先頭ですがこんなことやっても重罪はなくならないなんて相変わらず逆さまの論理振り回します。加藤「媚中左翼」紘一は無期懲役と死刑の間に終身刑を作れと言ってます。死刑の意味は法律学上は抑止力ですか。そして被害者の慰撫。殺されたんですから相手も殺せ。当然の感情です、そこを満足させる。そこが今までは無期懲役やら懲役十年やらと軽い量刑で済まされて、被害者達は憤る、更正の余地があるなんて理由で長々と食わせて挙げ句出所させる、そして必ず累犯する、殺人した奴はまた殺す。婦女暴行した奴はまた暴行する。何してんの？世間は呆れる。それが裁判官達の怠慢であることにはなかなか気づかないわけです。精神鑑定とやら更正の可能性とやら殺した人の数とか初犯かどうかとか、加害者の人権を最大限に優先させた判決をこれが文明国の証だなんて勘違いしてその個別の背景に何の考慮も加えずに平板に流してきた司法の怠慢なのです。曰く人権裁判官の跋扈、人権弁護士の跳梁。左翼思想の蔓延は個人主義の伸長に相俟っていいこと悪いことの区別をなくしてしまいました。法律上はああのこうのと講釈ばかり垂れて結果累犯を許してきました。社会の安全を破壊しました。やっと最近になって裁判官さすがに重刑を出し始めました、あの光の事件がきっかけでした。やっと世間の気持ちに沿ってきました。だからどんどん刑を執行すればいいんです。何のためにあんなに長い裁判やってるんです？やっと死刑になったんです、とっとと執行すればいいですね。そうでしょう？死刑囚を長々と食わせ生かしておく意味は何なんでしょう、そっちの方が理由つかないですよね。今回も決定から２年もかかってます、それでも異例に早いなんて言います。悔い改めろ？改まるような奴らじゃないんです。そういう普通の心を精神構造を持ってないからこんな犯罪するんですよ。心の闇？そんなもの解明する必要もないことです。社会背景？みんな同じ世界に生きているんですよ、こいつらだけが特別じゃないんですから。ううむ、段々腹が立ってきます。光の犯人も早く処刑されることを望みます。そしてまだあいつが残っています、松本智頭夫。ああ、こっちが先ですか。鳩山さん、どんどん判子押してくれ。

散漫

大阪茨木の妻が暴力夫を射殺した事件。ＤＶで入院して、早く帰ってこいと催促されて朝早く帰ってきたら当の夫は拳銃枕元に置いて高いびきかいていた、そこでズドン、という顛末のようです。枕元に拳銃置いて寝ているというシチュエイションが異様、その筋の男なんでしょうが逃げぬこの女も不思議。ＤＶはよく言われるように男が未成熟な性格異常者でこれが第一因ですが、女が逃げないことも同じだけの原因とされてます。逃げても追われる、逃げ切れないなんて事情もあるのでしょうが、逃げ場は色々あるでしょうにと思うわけです。言葉悪いですが、ノコノコ殴られに帰っていくという繰り返しです。となると「よその夫婦の秘め事」系の出来事です、他人の介入にはそぐわないです。警察が民事不介入と知らん顔しているのは相当に理由があるのですが、暴力沙汰（傷害事件）になれば刑事事件ですからしかたなしに仲裁する、司法も何キロ以内に近づくななんて子供が考えるような判決を平気で出す、つまり所詮は勝手に引っ付いてる男女のいざこざという扱いです。殴る男（女）と殴られる女（男）。相手がいるから成立する事件。どっちもどっちという風に捉えられると世間は冷たいです、すぐ知らん顔します、犬も食わぬ事ですから。なれば自分で殺るしかない。拳銃がどうしてそんなところにあるのか、これがまず不思議なことですが、そういう暮らしなのでしょう、人それぞれ。気持ちはわからぬでもないですが、それよりこんな爆発するならもっと早くからもっと違う逃げ方があったろうにと思うことです。でも性格異常者が一人消えました、これはこれで社会的には意味のあることですか。そして世間。なんて危ない事なんだ、拳銃がそこここに転がっているなんて。危なくて住んでいられない。暴力団は消えろ！って。これも皮肉に言えば、性格異常者でもレベルの差があって、本当に危ないのは秋葉原事件やら小学生集団殺人事件起こすようないきなり外に向かって見境のなくなる奴であって、この手のＤＶ馬鹿は外に向かうつもりもなければそんな勇気もないです、「普通の」暴力団員も素人威嚇してイキがっているだけで人を殺す勇気なんかありはしません。関わらなければ安全。恐いのは（潰すべきは）見境のなくなる奴らです。区別ですか。それがつけば世話のないことではありますが、よしんばついたところで今の公共の弱腰ではどうにも対応できませんでしょう。ううむ、結局は法が禁じている個人的報復（仇討ち、仕返し）に頼らねばならぬという皮肉です。問題のある奴は個人的に消してくれって。実は一番効果的に社会の安全を保てる手立てなのかもしれません。桃太郎侍出よ！
　地震報道にすっかり吹き飛ばされてしまいました、三重の整形外科点滴作り置き事件（院内感染事件）。院長が自宅に風呂がないとかわからぬ事を言い、野戦病院のような所なんだ、こんな病院が儲けに走るわけがないじゃないかと言いたいんでしょうＴＶカメラに泣き入れてましたね。元従業員から次々に「証言」が出ます。ＮＨＫは素手でマスクもせずに点滴調合していたなんて誹ります。国は清潔な手袋、マスク着用の上での調合を勧告していた、国の指針に反していたと。おいおい、そこまで言うかい？清潔操作というのはそう言う事じゃないはずです。どんな田舎の診療所でも点滴用意するには無菌室でやれっていいそうですね。大気中にどれだけ細菌やらビールスやらが漂っていると認識しているのでしょうか。清潔操作の要点をピシリと絞めるが先でしょうにね。手袋とかマスクの問題じゃないんです。もっともっと基本的な不潔操作があったんですこの医院の事例は。早くをそこを突き詰めてちゃんと公開すべきですね、大方の予想はついていますが。坊主憎けりゃ袈裟まで憎い式に範囲を拡げすぎると誰も言うこと聞きません。例によってのうやむや霧散。やりそうなことですがね。

監視

秋葉原事件、犯人のプロフィール暴きが進みます、原因解明なんて嘘に隠してます。この男のここまでの生活歴調べてもこういう犯罪の原因にはならないでしょうに。負け組の勝ち組のという、ライブドア華やかかりし頃によく使われた言葉の対置（女作家で有名になった負け犬もそうですね）、そういう単語を振りまいて勝手に拗ねている幼稚な奴なだけです。カッとしたら何をするかわからない奴っていうのは特に珍しい類型じゃないですね、あなたの周りにもいるでしょう？短気な奴、口より手の方が早い奴、いつも怒っている奴。怒りや行動惹起への閾値が低い、なんてわかったような学者好みの表現もできるのですが、単に幼稚な奴、精神病者ではなく性格異常者。もちろんそうでない人（あなたや私、問題起こさず普通に暮らしている人々）を正常と前提しての話ですが。青森という典型的な地方出身者、中学までは優等生、県下有数の進学校に入学して崩れる、大学行かずに職業を転々とする、東京の片隅で話し相手もいない暮らし、携帯にあれこれ書きつづる毎日、同僚達もよくは言いませんあんな事件の後です、そういえばおかしな奴だったって。挙げ句は親が悪い、社会が悪い。親は離婚したとか今からするとか。ああ、こんな境遇にいればああいう行動するんだ・・違うでしょう？そう言いたいんですか？そう決めたいんですかねマスコミやら何とか心理士とかの怪しげな肩書きぶら下げた専門家達。本当に社会の所為にしたいんでしょうか。つまり誰の所為でもないって事です、この加害者こそが被害者なんだって馬鹿言い出すんでしょうか。言いたいんでしょうねぇ。そうかと思えば殺された人達のプロフィールもこれでもかと暴きます。個人情報云々はいいんですかね、本人達の承諾があればいいんでしょうか、ということは皆さんＴＶに出たい？（そこまで皮肉嫌味言わんでもいいですか）どんな人でしたか？なんてこと聞く意味ないですのにね。尤もこの一連はマニュアル化されていますからどの放送局もやらねばならぬことなんではありましょう。誰が悪い？もちろん犯人の男。でも社会も悪い。社会の闇、都会の闇なんて抽象の中にすぐ放り込んで無毒化する。社会が悪いんなら仕方ないのうって。危ない奴らをどう監視するか。要はそこですが、国家による監視の強化とか密告社会の虞とかあれこれの反対も嵐のように湧き起こります。で、どちらが大切なんだ、個人の権利と社会の安全安寧と？という選択になる、私は断然後者。携帯やらからの書き込みに同じような事書く馬鹿がいて（必ずいます）逆探知されて怒られてますがみんなガキかと思えば３０面下げた馬鹿もいる。ううむ、雑多な構成であることを嫌がっても仕方のないこと、それをどう安全に保つかなのです。治安保安とは警察力に比例しましょうし国の管理能力という言い方もできるわけです。二言目には地域の力なんて言う、昔は怒られると恐いおじさんや世話好きのうるさいおばさんがいたなんて遠い目をしているそんな曖昧ではなくて、自治体が見張るべきなんです。しかしそれもできるとすれば田舎でしょうね、都会のように流れ入り流れ出るを大勢の人間が繰り返す地区ではそれこそ画餅。管理と監視の境、このバランスをちゃんととってくれる常識的な首長の存在でしょうかねポイントは。しかし東京（に限らないことなんでしょうが）にはあちこちにカメラが置いてあるんですねぇ。あれだけで十分に監視社会の様相ですわ。立ち小便も呑気にできませんか。田舎にずっと住んでいたいと思うことです。

閉塞

岩手の地震大変なことでした。私は（今さら断ることでもないですが）天の邪鬼なので、こういう時の報道に大惨事を捜す、つまり被害の小さいことを残念がっている現場のアナウンサー達の気配を感じてこの野郎と思う方なのですが、近々に四川大地震があってあちらがそれこそ美味しいところだらけでしたからその対比もあって仕方のないことなんでしょうが、何だかロートーンです。話や映像を見るだけの当地から思えば四川も岩手も（勝手な話ながら）同じことなんですが、一つ、緊急地震情報をリアルタイムで見ました、これは結構に緊迫感を醸してました。お気づきのように日祝日を除いてこのブログ朝８時４５分迄に書いています、その時ＴＶはＮＨＫニュースが流れてます、昨日アナウンサーが不意に地震の緊急通知します、東北地方の地図が出て岩手の内陸部に×印がつけて、地震が来ます、身の安全を確保してください、慌てずに避難してくださいなんて大まじめに言ってます、あれれこんな時に練習かい？と思っていましたが、果たして大地震。新聞には当地には何秒、あるいは０．何秒前に知らされたなんて事で役に立たないという評価もあるようですが、「緊急感」は伝わりました。注意を喚起するという目的は十分に果たされていたように思いました。うむ、たまには役に立つこともやるんだ国も、と思いました。
　北朝鮮、相変わらずの小出し、そしてお目出度いお人好し日本も同じ対応。あれだけのことで経済制裁を緩めるんだそうです。マンギョンボン号がまたやってくるんでしょう、安く買い取ったり、盗んできたりした自転車やバイク、車をドッサリ運ぶんでしょう。拉致被害者家族会の言い分が一番正しいんでしょうね。外交担当官の大まじめな顔、蓋を開けたらあの程度の甘言、過大評価する官邸（町村さん）。安倍さんが懐かしいことです。親中媚朝の筆頭が首相ですからね、ことが進むはずもないこと、国民の不満が解消されるはずもないことなのですが、それはわかっているつもりなんですが、どうして盗人の言いなりにこちらが息をひそめてないといけないんでしょうね。盗人猛々しいとはまさにこのことです。評論家によればこの「進展」はブッシュが強く促したからだそうです。ブッシュか・・もうすぐ退任ですよ、次にオバマが来てごらんなさい、日米ともに中朝寄りになっちゃってさっぱワヤ、おまけにやっと右に針が戻るか（反北）と期待された韓国も大統領窮地です。核の抑止力を過信するななんて言いながら安物でも持たれてしまえば脅迫されるがまま、中国がインドがパキスタンがイランが北朝鮮が。後進国って馬鹿にしてた国々が軍事的に経済的にどんどん日本を抜いていきます。広島長崎がどれだけ世界を抑止しているのか、それとも単に自分（日本）を拘束する足枷なのか。ビンラディンが言ってましたね、日本は広島長崎を忘れたのかと。つまりどうしてアメリカに復讐しないのかって。あの言葉はハッとしましたね。日本はこの６０何年そういう捉え方してないんです。そういう教育をしてきてないんです。原爆をアメリカさんが落としてくれたから戦争を終えることができたんですから。過ちは繰り返しませんから、ですから。こっちも閉塞感です。話題になる度に閉塞感が高まります。こうやって資源のない日本はアメリカに煽られて戦争を始めたのでした６６年前です。能無し政治屋どもは国を誤りそうです、資源がない国に資源が入らなくなってきます。平沼さんでも与謝野さんでもいいから、国民に向いて話のできる、日本はこうなんだと示せる背筋の一本通った人に舵を切って貰いたいことです。今表舞台でウダウダやってる奴らに任せられるタマはいませんから。情けないことですなぁ。

すり替え

秋葉原無差別殺人事件、この男が携帯に何度も殺人予告をしていたこと、また「誰かが見て止めてほしかった」なんて書いていること指して、何とかならなかったのかとか甘ったれるなとか新聞は書きます。中学までは優等生、高校から崩れて東京へ出てきた田舎者、話す相手もいなくて・・なんてストーリーです。青森出身なんてのは最高の背景です。都会の闇、ですか？都会の死角。田舎もんの集まりなんでしょう？東京は。青森県人がどうのこうのではなくて、田舎から出てきて潰れていくという図柄は読み物としての定番です。事件が大きくとんでもない分、背景暴きに熱心です。こうなっちゃうのよねぇ、都会は怖いのよ、負けちゃうのよ・・という結論。共感というか田舎にいる者からの皮肉。田舎もん（地方出身者）で括ってはならない、そうでないしっかり生きている人の方がうんと多いのだからと反論がありましょう、当たり前です、誰もそんなことわかってます。でもこの背景は人の興味をそそるわけです。人の転落物語はサクセスストーリーより面白いですから。田舎者が都会に負けた。うむ、確かに定番です。その実は単にこの男の精神異常ですがね。精神鑑定でなんとかかんとか難しい病名がついて罪一等減ぜられて何年か先に再び野に放たれる、そして累犯する、目に見えるようです。そこでまた同じようにマスコミが大騒ぎする。こういう世の中です。ここは諦めるしかないことです。雑多な集まりというのはこういうことですから。ほら、あなたの隣。大丈夫ですか？
　三重伊賀の整形外科院内感染事件。作り置きばかりがクローズアップされて、まさにマスコミの好餌。吉兆の使い回し、病院の作り置き。なんてキャッチーなタイミングのいい語呂のいい対置だこと。看護婦が次々に証言します。今は辞めてる看護婦も言います、８年前から作り置きは常態だった、私はびっくりしていた（いけないことだと思っていた）って。こんな事です。一旦堰が切れると次から次です。でも、間違ってはなりませぬ、作り置きが今回の感染の原因ではないはずですから。今回の原因は点滴用意した看護婦の手技が不潔操作であったか、使用した道具が汚染されていたかです。点滴の中に細菌（セラチア菌だって推測です）が入る経路はそれしかありません。ま、マスコミにとっては事の真実はどちらでもよろしい、より分かり易い所を剔って院長つるし上げればよろしい。それが集団暴力の掟ですから。こんな無体を、規則違反をそんな昔からやっていたのかって暴くことを事の糾弾にすり替えます。分かり易いですね。こんな事です。院長おまけに泣いてくれますから、こっちのもの。ですね。

綸言

国会、まこと子供の喧嘩です、大人のやることじゃないという様相です。大丈夫かなぁ。自分たちが提出した後期高齢者医療制度廃止法案を自らに審議しないなんて言ってます。どういう理屈？さすがの共産党党首も呆れています、野党共闘は早くも崩れます。普通の人なら皆そう思います、どうするのよ今から？問責決議ってのもよくわからないし、参院で何やっても衆院でひっくり返されるのに延々と繰り返している、与野党どちらにも経験のないことですから考えつくことをやってみるってのもわからぬではない事なんでしょうが、結果、そこらの政治屋どもが口癖のように言う山積み（これをさんせきなんて音読みする奴は頭悪いように感じます、人の真似しかようせん奴らでしょう）した急を要する問題は野ざらしのままです。どうしてどいつもこいつも国民の方を向いて喋らないですかね。文藝春秋で「頑張らない」鎌田さんが書いてますが、後期高齢者制度にしても、国民皆保険制度を守るためにどうか一つここは辛抱してくれとちゃんと語ればいいものを、この首相ときたら原稿読むばかりですし、鼻で笑ってまともに応えない。国民を馬鹿にしているんでしょう、自分だけが賢いと思っているんでしょう。衆院での信任決議についての感想も、頑張れということなんでしょうなんてまた人を食ったようなこと言ってる。こんなに魅力のない奴も珍しいですね。官僚以上に官僚臭プンプンさせた政治屋。これじゃぁ人（国民）がついてきませんわ。どこまで人を馬鹿にすれば気が済むんですかね。
　岩国市の職員がコンビニ強盗やって副市長が謝ってます。副市長にはお気の毒なことですが、驚くに値しません、こういう奴が職員していただけですから。こんな奴が公務員だなんて・・というのは当たらないのです、誰でも公務員になれるんですから。社会はそういう構成です。適材適所なわけが無いじゃないですか。制服着てる間はなんとか抑えていても脱いだら大虎野蛮人、なんてのはあなたの隣でニコニコしてるその人のことかも知れませんから。
　三重の整形外科、院長涙流して謝ってます、もう遅いです。馬鹿ですねぇ全く。それとも人はこういうもんなんでしょうか、最近だけでどれだけ同じ様な事件が起こってます？見てなかったんでしょうか。隠してろくな事にならぬと気づかなかったんでしょうか。保身の為の嘘は十倍になってしっぺ返しされるというのがわからなかったんでしょうか。一日に百人同じ点滴するってのも驚きます。この地域他に整形外科ないんでしょうか、それとも点滴好きの人を集めて繁盛している診療所だったんでしょうか。先にも書きましたが、ノイロトロピンやらビタミン剤やらは効いているやらいないやらわからない薬です、尤もだから点滴好きの人には適当だって逆説も成り立つんでしょうが、しかし一日百人同じ内容の点滴ってのは尋常じゃないでしょうに。それとも整形外科業界では常識的治療なんでしょうか。これも医療費の無駄遣いですよ、今回の事件の本点からずれますが。で、院長。セラチア菌が検出されたそうです、確か昔どこかの脳外科病院でこれも薬剤の作り置きが原因でこの菌による院内感染事件がありましたね。この菌がでたら素人（警察や法律家）には決定的でしょう、院長が悪い。看護婦が勝手にこんな事するはずがありません、院長の指示なり承諾があればこその処置です。もったいないから次の日に使い回せ、忙しいから事前に作っておけ。薬剤が腐ったんじゃないんですよ、きっと薬剤を点滴ボトル内に入れる（詰める）道具が汚染されていたんです。何日前に作ったものを点滴したのか、例えば５日も６日も後ならこれは言語道断ってことですが、一日百人ですわ、大概はその日のうちに捌けるんでしょう。朝作ったものですとか、昨日のモノですとかその程度ならやはり道具のひどい汚染です原因は。その道具を一回一回使い捨てにしておけば何の問題も起こらなかったことです、もったいなかったんでしょう。経費削減対策だったんでしょう。指示も承諾もしていないなんて言うなら、見て見ぬ振りしていたんです。いずれにせよ責任は院長にあります。綸言汗の如し。一言目に看護婦の所為にしたことで終わりです。肝に銘ぜねばなりませぬ。
　
　
　
　

肚

三重の整形外科での不祥事。ノイロトロピンという薬剤は整形外科では汎用されるものなのでしょう、セデスやバッファリンといった鎮痛剤とは作用機序の異なる痛み止めでその意味では（理屈の上では）使用価値のあるものなのですが、私は注射薬を使った経験はないのですが内服薬（飲み薬）は第二第三選択薬として使います、効果には個人差の大きい薬です、能書き通りに効かぬ薬の典型という印象です。もう一つはビタミン剤。これはご存知の方いらっしゃいましょう、赤い薬です（注射薬も飲み薬も）ビタミンＢ１２、あるいはビタミンＢ群合剤。この薬に問題があれば大変ですがそうであればロットを調べて確認はすぐにできます、また使っても何ともなかった人がいればこちらは原因として薄いです。で、報道によると作り置きが問題視されて、昨日の新聞記事に白血球の減少している人もいたなんてありましたから、ショック状態が惹起されていたことが推定されて（経過の早いこともそれを裏付けましょう）、なれば薬物ショック、何を入れた？という咎めです、でその内容はこれこれこういう薬剤、どんな薬剤でもショックの危険はあるのですが、今まで何度も同じ点滴を受けている人ばかりだったんでしょう、その日に限ってその薬に多くの人が一様に「当たる」というのも不自然です、薬剤が傷んでなかったのであれば、次は点滴を詰める（点滴の用意をする）手技上の問題です。作り置きとはどういう定義で使っている言葉なのかですが、ここでは細かいことは措いて、紙上も色々書いてあります、毎朝作るという記載もあり、何日前からのものかわからないと院長が言ったとの記載もありです、わかりませんが、清潔操作した分にはそんなに汚染されないでしょう、そういう推定はできます。なればノイロトロピンやビタミン剤を点滴に詰める（入れる）際の注射器の汚染です。おそらくこれが一番疑わしいと思います。これを何日も使い回していたという推測です。人に使うモノではないですから（本来の注射器としての使い方と違います）危険意識はうんと薄いでしょう。見た目汚れてなかったら、生理食塩水なんかで洗い流して翌日も使うということが日常行われていたとしても不思議じゃないことです。そして、なにより院長の対応です大問題は。看護婦の所為にしてどうするんですか？まったく情けない奴です。院内で起きたどんな事件事故も全ては院長の責任です、こういうときにこそ矢面に立って厳とした対応すべきです。従業員の所為にして保身を図る、こんな事やったらどんどん芋蔓式に告発されますよ、すぐに院長が指示したなんてことがばれます。看護婦達が院長に指示仰がないわけがないですから。患者さんが第一の被害者、哀れは看護婦達、加害者はもちろん院長。最悪のシナリオが今に進んでいきます。初期対応の大ミスという事例です。人ごとにしておきたいことです。

危険度

昨日水着のメーカー、ミズノ、アディダス、デサントと書きました、アディダスではなくアシックスでした、訂正します。予定通り、落ちるところに落ちましたこの騒動。水連が依頼してメーカーが承諾するという予定調和。どちらも損しない、言うところの win-win ですか。同じ条件でヨーイドンさせてやれ、それが公平な競争だと識者達は言い、コーチ達も眉を顰めて言うわけです。日本のメーカーからあれだけ金貰っておきながらどの口が言うのか？状態ですが、臆面もなく情に訴えるのは（訴えられるのは）日の丸を背負うという大義があるからです。日の丸挙げられなくていいのか？勝てるレースをみすみす負けろと言うのか？なんてね。北島もやるもんです、ああいう場で世界新ですからね。何だか皆計算ずくのような気もします。首尾よく日の丸挙げてガッポリ金儲けなんでしょう。陸連は金メダルに１０００万円報奨金出すんだそうです。アマチュア？わかんないですね。所詮金がぶら下がらないと動かぬのでしょう、都合のいいときだけ日の丸なんて言うのはいかがなものですかね。負けたら決まって、楽しみましたからよかったですなんてお気楽能天気をほざく。さてさて、仕事もせずに走って泳いでばかりいたらいい連中を動かしているのは何なんでしょうね。顕示欲？迎合するマスコミ？金？名誉？それともあるいは無いと思うんだけれど、愛国心？
　病院で暴力団員に間違えられて誤射射殺された事件、懲役２４年です。記事見てびっくりしました、示談が成立しているんだそうです。被害者の妻は受け取りを拒否しているそうですが、弁護士がそう言う以上は貰う側が判子押してるんでしょう、記事には実父の言葉しか出ません、暴力団が謝ってきているんだ、将来の子の養育などの問題もある、なんて。ああ、このオヤジが判子押したんですね。しかし早い解決だこと、まこと現金なことです。無期懲役を検察は（妻は）要求しているそうですが、示談受けたんならそりゃ裁判官も罪一等減じますわね。これが死刑にならないのは殺意が無いからでしょう、この人を殺そうという意志。望み通りに暴力団の組長殺していたら死刑までいったんでしょうがね、これが刑法です。おかしいことですが、誤って撃ったということなんでしょう形の上では。この厳罰化の傾向の中で無期懲役でなかったのはやはり示談の影響でしょうね。振り上げた拳をすぐに降ろした感です。へぇそんなもん？、という感想でした。
　一方の秋葉原の無差別殺人、こちらは紙上もＴＶもしつこいぐらいに殺意のあったことの事実を並べ立てます。これも刑法に沿った事に違いなく、あんな無体ですやろうと思わなければやれないことですが、そこを証明しなければならぬというわけです。すぐに精神鑑定なんてことになって、怪しい精神科医達がぞろぞろやってくる、闇に葬られるんです。でも、暴力団員の犯罪（先の長崎の事件もそうでしたが）は社会にとればそれほど危険じゃないです、今回のような誤射は怖ろしいことですが被害者には悪いですが運のいい悪いのレベル、同業間の抗争事件の流れ弾事件くらいのことです。でもこの危ない奴の犯罪は繰り返されます、この男を野に放つとまた必ず同じことをやります。ですから、またまた極論ですみませんが、こういう危ない民間人こそを消すべきなんです。ひとえに社会の安全安寧の為にです。暴力団員は助けろ、ではありません。そんなことはさすがに言いませんが、一見普通の危険人物こそを野に放ってはならぬと思うのです。いかがですか。