柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

誰の所為?

2008-06-02 08:43:41 | Weblog
案の定ハンドボール負けました、4チーム中3位。TVは模様を流していましたが、新聞はスポーツ欄の片隅です。大負け!五輪逃がす!と大見出しを打ったらどうなんですかね、あれだけ神風よ吹け~と祈祷しておきながら。ロシアに 44-31 ですって、大負け。サッカー、バレーボールを筆頭にバドミントンもそう、どうしてあんなに裸を見せねばならないのか理解に苦しむビーチバレーもそう、大したことないのに、向こうが大怪我するとか病気するとか不戦勝(に近い形)でしか勝てないのがわかっているのにあの大煽り。私もしつこいんですが、ええかげんにせぇ!です。
 首相が言ってるそうです、輸入米の備蓄を放出するって。機械や製品を売る国は穀物やらの農林水産物をその見返りに輸入せよ、大量に輸入するために自国の第一次産業を抑制せよなんてWTOの決まりに従ってしっかり溜まってるんでしょう輸入米やら古米やら。国内産ものより輸入物が高かったら売れないですから関税も低くしろとかの無茶を呑んで、経済発展の道を突っ走ってきた結果です。いわば現在の日本の豊かさの代償。投機マネーがどう働いてこれだけの価格高騰を生んでいるのかも一つ理屈がわからないのですが、軒並みの値上げラッシュの原因はいきなり原油やら穀物の生産量がガッタリ減るなんて事じゃないんでしょう?回るべきところに回らなくなって、どこかに溜まっているんです。バイオエタノールベンチャーにトウモロコシが原料で使われる、そこの分野に多くの金が投資される、一発大儲けを期して大金を投げ入れる(投機)、すればトウモロコシの需要が跳ね上がる、原料代を上げても掻き集める、農家とすれば今までのように食料市場に回すより儲かるからこっちを優先する、食料としてのトウモロコシが品薄になる、こっちに回すためには買い取り値を上げざるを得なくなる、この場合は単純で分かり易いです。原油はOPECが価格を恣意に釣り上げているんでしょう、どんどん上がっていくもんだから投資家は売り抜け(この言葉はホリエモン騒動のときに覚えました)の巨利を狙って大金を注ぎ込む、するとまた価格上昇に拍車がかかる。こういう理屈なんでしょうか、違うんでしょうか。金に鼻が利かないのでどこまでも想像です。資本主義社会の行き着く先なんだ現況は、なんて評論家は言ってます、つまり仕方のないことなんだと。金がこういう風に回るのが資本主義なんだからって。この前そういえば田原の日曜朝番組に共産党の委員長が呼ばれて今だからマルクス主義なんてことで講釈垂れてました。ま、今の日本共産党は天皇制も認めて資本主義に限りなく擦り寄っているんですから何を今さらの感ですが、嬉しそうに喋ってましたね。バブルが見事に日本で弾けたように、サブプライム云々でアメリカが失速したように、この狂乱物価は原油の値崩れで一気にしぼむんだろうとは思うのですが、たしかにうっとうしい状況ではあります。高くなってもガソリン入れなければ車走りませんからね。そういう諦めしながら暮らすしかないのも確かなことです。政治の所為ですか?資本主義の所為?どっちでもいい?
コメント
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